会計上の見積り

正確に測定することができないため、金額を概算することをいい、/見積りが要求される金額だけでなく、見積りの不確実性が存在する場合に公正価値によって測定される金額に対しても使用される。

会計上の見積りを要するものの例
・繰延税金資産の回収可能額
・金融商品の時価評価に用いる「合理的に算定された価額」

会計上の見積りは、既に発生している事象又は将来に発生すると見込まれる事象に対する仮定の設定などに関して主観的な判断を伴うことが多いため、一般に固有リスクと統制リスクを結合した重要な虚偽表示のリスクの程度が高いと判断される。

会計上の見積りは、不確実性を伴う。
経営者の主観的な判断に依存する程度が高いほど、経営者の偏向の影響を受ける可能性が増大する。経営者が内部統制を無効化し、恣意的な見積りを行うおそれもある。
会計上の見積りは重要な虚偽表示リスクが相対的に高く、監査上特段の検討が必要となる。

会計上の見積りに有効な手続が内部統制に含まれている場合、統制リスクの程度が相対的に低くなる。

1.
会計上の見積りに必要となる正確な情報を信頼し得る状況下において収集する。

2.
経験豊富な役職者又は専門家が会計上の見積りに関与する。

3.

4.
過年度の会計上の見積りと実績とを比較する。

5.

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