監査証拠
監査人が意見表明の基礎となる個々の結論を導くために利用する情報をいう。
監査証拠は、「財務諸表の基礎となる会計記録に含まれる情報」及び「その他の情報」からなる。
監査証拠は、証拠資料に対して監査技術が選択・適用されているので、証明力を備えている。
◆監査証拠の十分性
監査証拠の量に関する問題である。
監査要点の立証に必要な、十分な量の監査証拠の入手を求める。
監査証拠の適切性と関連し、監査証拠の質によって影響を受ける。質が高ければ少ない監査証拠で済む。
重要な虚偽表示リスクと関係し、虚偽表示のリスクの程度によって影響を受ける。評価したリスクの程度が高いほど多くの監査証拠が必要になる。
◆監査証拠の適切性
監査証拠の質の問題である。
質とは、適合性と証明力を意味する。
◆会計記録
企業が作成した取引や会計事象の記録とその裏付けとなる記録をいう。
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