一般基準目次
努力目標
・専門能力の向上と知識の蓄積
立場
・独立性
姿勢
・正当な注意
・懐疑心
・守秘義務
業務規範
・品質管理
・監査調書の作成と保持
1 専門的能力の向上と知識の蓄積
監査人は、職業的専門家として、「その専門能力の向上」と「実務経験等から得られる知識の蓄積」に常に努めなければならない。
2 公正不偏の態度と独立性の保持
監査人は、監査を行うに当たって、常に公正不偏の態度を保持し、「独立の立場を損なう利害」や「独立の立場に疑いを招く外観」を有してはならない。
3 正当な注意と職業的懐疑心
監査人は、職業的専門家としての正当な注意を払い、懐疑心を保持して監査を行わなければならない。
4 不正等に起因する虚偽の表示への対応
5 監査調書の意義と役割
監査人は、監査計画及びこれに基づき実施した監査の内容並びに判断の過程及び結果を記録し、監査調書として保存しなければならない。
6 監査業務全般に係る監査事務所としての品質管理
7 個々の監査業務に係る品質管理
8 守秘義務
■監査基準の改訂2002
近年の監査を巡る環境の変化は、従来の一般基準により監査人に求められていた専門的能力や実務経験、独立性、公正不偏性、注意義務などの要件を一層徹底させ、また、監査人の自主的かつ道義的な判断や行動に任せていた点を制度的に担保する方向へと動かすものとなっていることも事実である。それらの現代的な動向は従来の監査基準では必ずしも十分に反映されていな かった。
四半期レビューと財務諸表監査では保証の水準が異なるが、
・ 監査人が備えるべき要件、監査に対する姿勢について定めている監査基準の一般基準
・ 監査に関する品質管理基準
は、四半期レビューにおいても適用される。(2009短答)