セルフライナーノーツNo.12「ハレルヤ」
アルバムラストスパートの軽快なPOPナンバー!
作曲って意味ではこの曲が1番最後に生まれた曲で、
この曲が浮かんだ時にアルバムの最後の1ピースがカチっとハマる感覚がした。
アルバムの完成が見えた事もあって、
とてもフレッシュな気持ちで制作に臨む事ができたんだ。
歌メロがこれでもか!ってくらいわかりやすい分、
アレンジや曲展開で実験的な事をして、
攻めと守りのバランスを取った曲。
イントロで流れてる「ンタッタッタッタ」のリズムで鳴ってるメロディーは俺の声を加工したもので、
ピッチシフトで音階を上げて不思議な響きにしてる。
ド頭のサビとAメロとを繋ぐ間奏では転調をしているから、
予想出来ない感じがいいスパイスになってると思う。
あとは中盤の間奏部分。
ピアノが入ってくるところは拍子が変わって8分の6拍子になるから不思議な空気感が面白い。
子供の頃って、
何かを「やってみたい!」って思った時、
それができるかできないかじゃなくて、
単純に「やりたい!」って気持ちが全てだと思うんだ。
それが大人になるにつれて頭でっかちになると言うか、
やる前からできるかできないかを考えるようになったり、
お金がかかるとか、時間がかかるとか、
やらない理由を見つけてしまったり。
きっとそれは沢山いろんな経験をする事によって、
失敗した記憶とかが自分の身の丈ってものを形成していって、
自分にはこれができる、これはできないって判断を事前にするようになるからだと思うんだよね。
防衛本能みたいなものだと思うんだけど。
この曲ではそう言うものを取っ払って、
子供の頃の感覚に戻ろうよ!って歌。
その気になれば人はなんだってできるんだよって事が歌いたかったんだ。
・・・そんな真面目な想いとは裏腹に、
歌詞の言葉選びはちょっとふざけてると言うか、
歌詞で普通こんな言葉は使わないよね?ってものをあえてセレクトしてみたり。
さっきの歌メロとアレンジのバランスもそうだけど、
この曲はバランス感覚って意味では1番冒険をしていて、好きな楽曲かもしれない。
お気に入りのセクションは、
「空中飛行で〜」から始まる浮遊感のあるDメロ。
あそこはまさに空を飛んでるイメージで作ったんだけど、
ラストのサビに向けて転調したり、
フワフワしてる雰囲気が特に気に入ってる。
すごくシンプルに見えて、
すごくこだわりが詰まったこの曲も、
俺にとってお気に入りのナンバーです!
ライナーノーツも残すところあと2曲・・・
まだまだお楽しみに!!
2022.08.22 Release
1st Album
「ALIVE」
全14曲収録
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