アメリカは内戦状態なのかもしれない
すごすぎる。アメリカでは2021年の第1四半期で、銃乱射事件が147件発生しているという。年間にすると600件。ほぼ1日2件の銃乱射が発生している。
アメリカ以外の先進国で銃乱射事件など発生したら、死亡者はなくても全国ネットワーク特番が組まれるであろう。しかしアメリカでそんなことをしたらドラマの放送枠など一切が毎日消え去るのだ。したがって、よほどヤバい乱射じゃないかぎり報道はされず、アメリカ国民は自分たちのヤバさを理解していないのかもしれない。
さらに恐ろしいことは、銃乱射はまさに乱射なので、人を狙って撃った銃殺人が含まれていないようなのだ。2021年第1四半期で銃による死亡者は12000人。うち自殺者は7000人とのことなので、5000人がたった3ヶ月で銃で殺されているということだ。年間2万人が射殺されている。被害者の実名報道か否かどころではない。殺人をいちいち報道していたらTV局は24時間殺人メディアになってしまう。
もちろんいわゆるヤバい連中同士の殺し合いが多いのだろうが、それにしても殺人件数が多すぎる。アメリカ白人警察官の肩を持つつもりなど毛頭ないが、このカオスの中での仕事は命がけだろうと思う。銃殺人のかげにはさらに大量の銃負傷が含まれているのだ。われわれ外国人としてはBLM運動もある意味で冷静に見たほうがいいのかもしれない。
ところで3月5日付けのBBCニュースで、テネシー州で150人の行方不明の子どもたちが発見されたというニュースがあった。誘拐・人身売買もものすごいことになっているのだ。
アメリカとはそういう国だ。昭和の感覚で憧れるべきではない。
https://www.businessinsider.jp/post-233316