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警察からの電話
「もうダメだ、諦めるしかない…」
かれこれ30年くらい前の話である。自分にとって忘れられない事態が起こった。
「財布がない…」
どこで落としたんだろうか、長野県の親戚の家に行ったから、その時に落としたとは思うが、思い出せない。
外食に行った時?山へピクニックへ行ったとき?親戚の家に忘れた?
と、何回も考えたけど、思い出せない。
あの財布はお気に入りだった…
現金はいくら入っていたっけ…
と色々考えてしまった。
そんなことがあり、落ち込みながら過ごした1週間後、警察から電話があった。
「長野○○警察のものですが、」
???
「財布が届けられていますが、ご本人の確認をさせて下さい」
(多分、こんな感じだったと思います)
よくよく聞くと、ピクニックへ行ったときに休憩した小屋の机の上に、置かれていたようである。なんで置いたのかは覚えていない。そして、警察に届けられた。届けてくれた人は名前を名乗らなかったということ。自宅に電話がかかってきたのは、中に診察券が入っていたこと、で連絡できた。
と、名前、住所、財布の中身などを答えて、本人確認ができたところで、届け先をどうしようか、となった。
さすがに、自宅から取りに行くことはできないから、財布の中身の現金から送ってもらうことにしました。(お手数かけてすみませんでした。)
届いてからは、もうウキウキ。
財布が戻ってきたことで、安心して、ちょっと高めの買い物をしてしまった。
警察に届けてくれた人、ありがとう!!
連絡してくれた警察の人、ありがとう!!
ただ、落し物、忘れ物はこれだけではなく、もっと大切なものをもっと遠くに忘れてしまったことがあります。
それは、かれこれ10年前くらいに、法人の利用者と共に行く研修旅行(一応)で沖縄に3泊4日行った時でした。支援者として行くので、手がかかるというか、声掛けが必要な利用者と同室でした。それと、プラスして日中は、他の利用者の支援・見守りもしている。
なんだかんだで楽しく過ごせた沖縄での観光地見学や研修を終えて、地元へ戻る。
もちろん、飛行機。
帰ってきてから、気が付いた。
利用者から預かって金庫に入れた「カギ」がない?
財布は忘れずに、取り出したけれど、何故か知らないけれど、そのままにしてしまったらしい。
それに気づいたときには、同室だった利用者をほんの少し責めてしまう。
「何で早く言ってくれなかったの?」と言ってしまう。悪いクセです。
さて、どうする?
さて、どうする?
まずは、ホテルに電話。
「〇月〇日に、△△△号室に泊まっていたものですが、部屋の金庫にカギを忘れていませんでしたか?」
「ありましたか。そのカギですが、取りに行くことは難しいので、送ってもらえませんか?送料は着払いでいいので・・・・・・・・・・・・・。」
と、なんとかなんとか送ってもらえました。
ふーーーーーーーーーーーーーっ。
一安心なのか?
こんな忘れ物をしてしまった自分です。忘れないように気をつけているはずなのに、ふとした瞬間に忘れている。
だから、再々確認は当然。念には念を入れて見るようにはしているんだけど・・・。
この「忘れ物病」は時々起こってしまうようです。
以後、気をつけます。