「ペドフィリア差別に反対します」なるタグに反論してみる
「X」を見て驚いた。「ペドフィリア差別に反対します」なるタグがあるらしい。
このタグを作った人によると、「チャイルドマレスターとペドフィリアは違うし、行動に移さなければ内心の自由だー、だから差別するなー」ということらしい。
そもそも、SNSで声を大にして叫び、タグを広めている時点で内心の自由ではないだろう、というツッコミをしたくなるが、それに加えて複数の理由から問題があると思うので、このクソタグに反証する理由を挙げていく。
被害にあった児童が混乱する、傷つく、声を上げにくくなる
「小児性愛者は悪ではない」という考えがおおっぴらに肯定されると、性被害にあった児童が「相手に悪意がなかったのにこうなったのは、自分が断らなかったのが悪いのでは」と考えるようになり、自罰的な考えに囚われてしまう。結果、声を上げにくくなり、さらに被害が拡大する懸念がある。
これを依り代として先鋭化する者が出てくる可能性
本多平直もと議員が、「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」で中学生との性行為を肯定する発言をしたことで話題になり、「14歳性交おじさん」などと揶揄されたが、日本にはこのように子供を性搾取することに罪悪感を感じず、「恋愛なんだから性行為だって当然」と考える成人が一定数存在する。「小児性愛者は悪ではない」という考えがおおっぴらに肯定されると、彼らに動機や正当性を与えてしまうことになる。
そもそも他人に害成す性癖、性指向を大声で叫んで認めろということに無理がある
性行為は成人同士が同意のもとに行うものであり(あるいは相手が無機物とか誰かを傷つけないものである場合も含む)、他者を傷つける行為は犯罪である。その妄想について声を大にして叫んで「思っているだけだ、認めろ、平等に扱え」という考えにそもそも無理がある。
例えば「いやがる君を押し倒して下着を脱がせて性器に触ってみたいけど、思っているだけで実行はしないから安心してね」と他人に大声で言ったらどうだろう?
りっぱなセクハラだ。声に出した時点で、それは加害だ。
加筆します宣言をしていて放置状態だったけど、きちんとまとめられた良記事見つけたので貼っておきます。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2281097/
「Statutory Rape」って初めて聞いた言葉だけど(スターチュトリィ・レイプと読むらしい)、日本でこの言葉と概念がもっと広まった方がいい。
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