市場(いちば)の活気と保育
8月27日、深川えんみち予定地の旧富岡斎場にて、無事に「暮らしの市場」を終えることができました。
前日まで雨の予報も出ていて心配でしたが、逆に暑さ対策が必要なほどのカンカン照りに。そんな暑さの中でご来場のみなさま、ご出店のみなさま、まことにありがとうございます!
深川えんみちの工事に入る前の隙間を狙っての今回の開催。
マルシェは初の試みでどうなることかと思いましたが、みなさまのお力添えのおかげでいろいろな人が集まる「市場」が出現していました。
私たちにとっても、地域に開かれた形で行うイベントは久しぶりのこと。
私(渡邉)は午後から家族・友人と参加して、かき氷やお弁当などを買い込みつつ、YUKKIYさんのライブも堪能することができました。
マルシェはえんみちメンバーの竹内が企画して進めていて、彼女らしい空間が生まれていたと思います。こういうふうに「やりたい」と思うことができる「場所」があるというのは、弊法人の強みかもしれません(手前味噌ですが)。
市場と書いて「しじょう」と読むか、「いちば」と読むか。よく言われていることですが、シビアなビジネスの場としての「しじょう」からは人情はあまり感じられません。「いちば」であってこそ、心の通った交流が生まれます。
今回の暮らしの市場は小さなマルシェでありますが、確かな「いちば」であって、さまざな世代の人がいました。マスク越しであっても、話し声や笑い声が聞こえてきました。街に流れるにおいを感じられました。
聖救主福祉会では、バザーやもちつきなど、特定の大きな行事で地域のみなさんと交流しています。
いっぽう深川えんみちは「常時」地域へ開かれた場になります。デイサービス・学童・子育て支援といった基幹業務のほかに、さまざまな利用目的の方が集まり思い思いに過ごすスペースもあるので、そこは「いちば」のような場所になることでしょう。
そこで過ごす人が、地域社会の一員であると実感できる場所になるはずです。
私が旧富岡斎場の建物に入ったのは、前日準備のときが初めて。深川えんみちメンバーから建物のポテンシャルについて聞かされてはいましたが、図面やイラストから想像していた以上の可能性を感じました。
入ってみると、意外と広い! L字の形状がついておもしろい! 屋上が気持ちいい! などなど、改めて改装後が待ち遠しくなった次第です。
(諸々制約があり、みなさんに見ていただけないのが残念でした)
深川えんみちは、私たち(聖救主福祉会と地域で育つ元気な子)にとって、初めてづくしの新しい試みです。工事が始まると何かとご不便・ご迷惑をかけるかと思いますが、ぜひ当施設の完成を楽しみにしていただければと存じます。
もちろん、まこと保育園にとっては「えんみち」も保育を深める場。
園の保育方針「いろいろな人の中で育つ保育」につなげていきたいと思っています。
(文・まこと保育園 渡邉)
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