He and I
彼と僕(仮)
4月に迎える僕の誕生日に爬虫類をお迎えしたい。
そんな気持ちが誕生日前にはピークを達していた
誕生日前の某日、大阪の布施の爬虫類ショップ行くチャンスがあり
その時は、お迎えするのではない
一度見に行きたいという気持ちでお店を訪ねました。
そのショップの方はYouTubeで知っていて、爬虫類への愛情
優しい眼差しなどを観ていたので
いつか、そのお店を訪ねたいという気持ちは日々大きくなり続けていたのです
そんな時に、家の近くの爬虫類カフェへ行った時に
お店にいたカメレオンが可愛くて興味を示したら
お店の方からカメレオンの飼育は難しいと聞かされて
いつか、挑戦してみたいという思いは次第に大きくなっていくのでした
大阪の爬虫類ショップの店長さんは、カメレオン飼育の情報などを
発信されていたのとカメレオンへの愛情をYouTubeで観ていたので
気がつけば店長さんの情報を見続けていたのです
Twitterでエボシカメレオンのヤング個体のツイートがあり
思わず我慢できずにコメントをしてしまったのです
今、考えれば恥ずかしい内容のコメントで
内容をしっかりと読めば分かることをコメントしていたのですが
店長さんは、そんなコメントにも分かりやすく返事を頂き
僕の中の気持ちが最高潮へと向かうのです
僕の誕生日にお迎えすると、誕生日を迎えとると1年、2年と一緒に時間を過ごせる
そんな思いで、誕生日がいい!と思う気持ちで自分をコントロールするつもりで
店長さんのお店へ行くのでした
そして、2匹のエボシカメレオンを目の前にした時に
自分の感情をコントロールする!そんな気持ちは一瞬で消えてしまい
YouTubeで観たことのある優しい笑顔でカメレオンのことを教えて頂きました
もう、店長さんならどちらの子を選びますか?と無意識で質問していて
エボシカメレオンをお迎えしていたのです
そして、急いで帰路に着く時の気持ちはまるでフワフワした気分と
ワクワクする気持ちが複雑に混ざり合って、恋愛の気持ちにも似たような気分で
エボシカメレオンを入れた袋を丁寧に持ち電車に乗っている僕は
エボシカメレオンとの生活がどのような日々になるのかな?と
希望でいっぱいな気分でした
京橋の駅で電車が到着するのに少し時間があったので
我慢できずに袋からエボシカメレオンが入った
夜店などで焼きそばなどが入っているようなプラスチックの入れ物に
キッチンペーパーを棒状にした掴む物と緑色のエボシカメレオンが
入っていたので思わず大きさを確認したのです
大きさは自分の人差し指ほどの大きさしかなく
不安そうな感じのエボシカメレオンがそこにいました。
当然、エボシカメレオンからすれば恐怖でしかないことを理解するのは
それほど時間が必要ではなく
すぐに、袋の中へ戻してあげたのです
そして、家に帰って店長さんから頂いたネットの簡易的なケージへ
エボシカメレオンを移してあげたのですが
今思い出してもその時のことは覚えていないのです
それだけ、気持ちが高揚していたのでしょう
帰り道100円ショップで購入したフェイク植物を入れて
隠れられるようにとセッティングしたのですが
電車の中で思い描いたエボシカメレオンとの日々とは
全く違った日々になることを
この時の僕は全く想像することはなかったのでした
そしてエボシカメレオンとの日々が始まるのです
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