【バッティングの秘訣を全て公開!】長打力が爆上がりする方法を徹底解説!
はじめに
野球ブログ『まこと兄やんの野球通信』を運営しているまこと兄やんです。
みなさんはバッティングは得意ですか?
一般的に野球の試合において3割の打率を残すことができれば一流と言われます。
しかしバッティングが苦手な人にとっては3割はとても大きな壁です。
そこで今回はバッティングが苦手で諦めた人、何かを掴んで今後飛躍したい人に向けてバッティングについてのお話をしたいと思います。
簡単に言うとヒットや長打を打つ方法です。
野球ブログを運営していると、ありがたいことにバッティングを教えてほしいと言ったメッセージをもらったりすることが多々あります。
実際に会って教えるようなことはよくありますが、なかなか簡単にはいきませんよね。
そういった人に向けて自分の思っているバッティングに関する技術や知識の全てを詰め込み、間接的に指導できるような記事を作りたいと思っていました。
(ブログでは書きにくい表現もnoteならできます。)
筆者はA級や1部と言われる草野球では高い方のレベルの現役プレーヤーとして、毎年打率3割以上の成績を残しており、通算本塁打も学生時代も含めると100本を超えていますので、バッティングに関しては得意な方かと自負しております。
現在も県大会等でも優勝したり天皇杯に出場するようなチームで主軸を打たせてもらっております。
とはいえ筆者は名門高校や大学の野球部出身というわけではなく、地方の公立高校の野球部で少し打撃が得意だった程度です。
草野球を始めたころは正直打撃成績はそこまで良くもありませんでした。
本記事では打撃が得意でなかった私がそこから這い上がるきっかけとなったバッティングの考え方、打率はもちろん柵越えホームランをはじめ長打率が格段に上がった打撃方法も紹介します。
最近ではプロ野球選手やトッププレーヤーの技術的な発信も多く、色んな技術を知ることは簡単になりました。
しかしその反面、トッププレーヤーは基礎や当たり前の事を省いて説明していることが多く、野球経験の少ない人やバッティングが苦手な人がそういったものを見てもわかりにくかったり再現しにくいという声もあります。
同じ目線で話せるほうがわかりやすい場合もあるわけですね。
という事で今回の記事は野球初心者、中級者や学生野球等でバッティングが得意ではない選手、これから打撃を伸ばしたい選手に向けて打撃方法や考え方を紹介するような内容で書きたいと思います。
本記事はまるまる私が本当に良いと思い、実際に使用している技術やバッティングの正解を見つけるための考え方を詳しく紹介します。
教えてほしいという人に向けた記事なので、自分が人にバッティングを教える時に伝えたいことを全て詰め込んでいます。
だからあえてブログではなくnoteでの有料記事にしました。
理由は中途半端なクオリティではなく読んでよかったと思ってもらえるものを作りたかったのと、もし読んでくれるなら是非実際に試してみてほしいからです。
バッティングの価値観が変わってくれれば幸いです。
内容は3つにわけてます。
・バッティングが得意になるための考え方
・長打率が上がるバッティングフォームの解説
・実戦で高いパフォーマンスを発揮するための方法
と言ったもので、3つ合わせて18000文字、画像40枚を使用して解説しております。
(普段書いているブログ記事の20倍以上の時間がかかりましたw)
これを読んでバッティングが得意になった、バッティングが好きになったという方が増えてくれれば嬉しいです。
バッティングの価値とは?
野球におけるバッティングとは何でしょうか?
ボールにバットを当てて遠くに飛ばす。
すごく簡単に言うとこれだけです。
しかし野球と言うスポーツは3つのアウトを取られる前にランナーを4つ先の塁、ホームベースまで進塁させて初めて点数の入るスポーツです。
一つでも先の塁に進める長打が打てる選手の価値は大きいです。
『いや、ぼくは体が小さいから長打は諦めている。』
なんて思っている人、多いと思いますがはっきり言ってそれは間違いです。
体が小さくても長打やホームランは打てます。
もちろん体の大きい選手の方が鋭い打球を打てる選手は多いかもしれません。
しかし実際に体が小さくても長打をバンバン打てる選手はたくさんいます。
(逆に体が大きくても長打が打てない人もいます。)
要は体の使い方が上手かどうか?これが重要です。
遠くにボールを飛ばす技術や打ち方はあります。
それを知ることができれば野球はもっと楽しくなります。
もう一度言いますが、長打が打てる、バッティングが得意になる条件は体が大きいではなく体の使い方が上手という事です。
理想のバッティングを探そう!
バッティングに正解はありません。
なぜならバッティング理論は人によって合う・合わないがあるからです。
ある人には打ちやすい打ち方でも、他の人には打ちにくいという事があるわけです。
骨格や筋肉量、体のバランスによって体の使い方に得手不得手があるので、確実に誰にでも合うバッティングフォームみたいなのはないんですね。
プロ野球選手やメジャーリーグの選手でも一人一人打ち方が違うのはそのためです。
誰でも打てるフォームがあれば全員同じフォームになりますからね。
しかし共通しているようなことも多いです。
意識や体の動かし方は違っても物理法則は同じなので、結局はスイングスピードを高めたり、インパクトにボールへいかにパワーを加えるか、打球に角度をつけることができるかと言うところに収束してきます。
とはいえバッティングには色んな価値観があるにもかかわらず、それらを細かく丁寧にお話してくれる人なんてなかなかいません。
感覚的に打つ人も多いので、人に教えるために言語化するのはかなりの労力でもありますからね。
バッティングが得意な選手になりたいのであれば色んな選手のフォームや考え方を取り入れて自分なりの、自分に合うバッティング理論や感覚を作り上げる必要があります。
バッティングが得意になるための考え方
まず最初に、自分が思うバッティングの考え方について少しお話します。
理想とするバッティングは
『逆方向にも長打の打てるバッティング』
これを目指す事が良いかと思います。
長打を打つためには何も外野の頭を越えるだけではありません。
間を抜くのも一つの手で、そのためには逆方向に打てる方が確率が上がります。
引っ張って長打を打てるだけではなくもう一つ上のレベルを目指しましょう。
シンプルに、最速に
野球だけに限らず、実は極められたものはシンプルになっていく傾向があります。
言い方が悪いですがかっこよさを求めたフォームには無駄があったりします。
この余計な動作が結構邪魔です。
バッティングで大切なのはしっかりボールをバットの芯に当てる事と、インパクトで自分の持てる最速のスイングスピードが出るようにすること。
これが両立していればいいわけです。
インパクトに最速を出せるように動作するためにはどうすればいいか?
まずこれを念頭に置いて逆算して考えてみましょう。
それらに無関係なものは全部無駄です。
削ぎ落してしまいましょう。
かっこつけていた無駄な動作がなくなったらシンプルになります。
それでいいんです。それがかっこいいんです。
トップを決めるとスイングが安定する
無駄なものを削ぎ落したバッティングフォームは非常にシンプルなものになります。
一連の流れの中でまず一番大事にしてほしいのがトップです。
ちなみにトップと言うのはグリップを後ろに引いた状態。
弓の弦を引っ張っているような状態ですね。
トップが深すぎると振り遅れるし、浅すぎると出力が弱くなります。
トップの位置は非常に大事です。
自分のしっくりくる位置を探して、必ずそのトップの位置からスイングを始めるようにしてください。
多くの人は肩付近に落ち着くかと思います。
そこがスイングのスタート位置です。
毎回スタート位置が変わるとどうでしょう?
ちょっと高かったり
引きすぎてたり
スタート位置が変わると同じスイングなんてできません。
トップが定まらないのであれば構えの時点でトップを作ってしまっても構いません。
どんな構えをしてもスイングが始める時はトップに入ります。
つまり構えは何でも良くて、重要なのはトップという事になります。
構えの中でヒッチやコックと言った動作を取り入れる人も多いですが、もし仮にそのせいでトップが定まらないのであればそれらは無駄な動作という事になります。
トップが定まらないのならスイングが定まるはずがありません。
トップが定まればスイングが安定する。
それだけトップは重要という事を覚えておいてください。
インパクトで最大パワーを引き出すための体の使い方
インパクトでスイングスピードが最大になるためにはどうすればいいでしょうか?
まず間違った考え方を伝えます。
それは腕を使ったスイングです。
いわゆる手打ちというものです。
バッティングにおいて腕から先はほぼ使いません。
腕でバットを操作しようと思ってしまうと、その時点で力みが生じパワーロスになってしまいます。
腕から先は常に脱力の状態をキープし、グリップは体の中心からできるだけ離れないようにしましょう。
パワーの源は腕ではない。
ではどこからパワーを生み出せばいいのでしょうか?
正解は下半身です。
人間の身体は上半身より下半身の方がより強力なパワーを生み出せるようにできています。
筋肉量を比べても明らかですよね。
二の腕より太ももの方が何倍も大きいでしょう?
この下半身の力を上手く利用するために下半身始動でスイングが始まります。
下半身→骨盤→胸→肩→バット
というような順番で下から絞り上げるようなイメージでスイングをします。
そうするとパワーは連動していき、インパクトの瞬間に最大スピードを出せるようなスイングとなります。
この力の伝わり方は覚えておいた方がいいと思います。
パワーは腕ではなく下半身で作る!
回転は小さく速く
一見大きくて豪快なスイングの方が遠くへ飛ばせると思いますが、必ずしもそうとは限りません。
何度か言いましたが、バッティングで重要なのはインパクトでのスイングスピードが最速という事です。
スイングスピードを速めるには体を素早く回転させる必要があります。
そこで重要になってくるのが回転幅です。
回転幅と言うのはあまり聞いたことのない人も多いかと思いますが、回転する中心から一番外になる部分までの幅です。
一番外はスイングで言うところのバットの先端ですね。
回転幅が広いと回転は遅くなり、回転幅が短いと回転は速くなります。
例としてイメージしてほしいのが、フィギュアスケートで手を広げて回るのと縮めて回るのでは回転スピードが変わるという事です。
もしくは回転するデスクチェアで足を伸ばして回るのと縮めて回るのどっちが速いか?という事を考えるとわかりやすいでしょうか。
回転幅が小さい方が回転スピードが速くなることはなんとなくイメージできましたか?
バットスイングでも同じで、大きくスイングしようとしてバットの先端が体から離れるとスイングスピードは落ちます。
逆に回転軸からグリップが離れないようなコンパクトなスイングをすると思っているより断然飛距離が出ます。
インコースのボールをクルッと回転するようにホームランを打つ選手はこの回転幅が小さいため最速でバットが出ているんです。
腕が折りたたまれてバットが体の近くを巻きつくように通過するようなスイングです。
回転幅が小さくヘッドスピードが出るため飛距離は断然こちらの方が飛びます。
力は入れなくて全然OKです。
ちょっとしたテクニックですが、グリップをお腹に突き刺すようなイメージでスイングすると、回転幅の小さい鋭いスイングができます。
最初は窮屈に感じるかもしれませんが慣れると大丈夫ですし、驚くほど打球が飛びます。
フォロースルーを取る意味
コンパクトなスイングとは逆にフォロースルーはできるだけ大きく取ってください。
遠くに飛ばすことができない選手の共通点の一つとして挙げられるのが、フォロースルーの小ささです。
オリックス・バファローズの吉田選手やソフトバンク・ホークスの柳田選手のように大きなフォロースルーを意識してください。
ではなぜフォロースルーを大きく取る必要があるのか?
人間は終点を決めてしまうと無意識に逆算して行動してしまいます。
つまりスイングの終点を決めてしまうと、そこで終われるように早い段階でスイングを減速してしまいます。
インパクトの瞬間にスイングは最速になる必要があるのに、無意識に減速した結果インパクトでピークを迎えられない、自分の持っているマックススピードを出せない可能性が高くなります。
そういう意味でもスイングは意識的に最後まで回転しきるように振るようにしてください。
下半身も上半身も回転しきった状態でバットは背中や地面まで回ってくるまで振り切ります。
フォロースルーは片手でも両手でもやりやすい方でいいです。
ちなみにぼくは空振りした後によく自分の背中をどつきますが、それだけ振り切れていると言うことなんでOKです。
途中でピタッと止まる必要はなく、スイングの後はグラグラしてもOKです。
特に練習では連ティーのような練習をするのではなく、一球一球最後までスイングするように心がけてください。
連ティーを否定しているわけではありませんが、スイングが完結する前に次のスイングに移ると回転しきることができなくなります。
バッティングが苦手でスイングを改善したいなら、短期間でスイングの量を意識する連ティーより、ゆっくりでいいので一球一球フォームを確認しながら質を重視したティーを行う方が効果は高いと考えられます。
脱力の意図
人間の身体はたくさんの関節があります。
バッティングで言うと、関節のさらにその先に繋がっているバットの先端を最大に加速する必要があります。
そのためにはどうすればいいでしょうか?
イメージは鞭のような柔らかい状態。
肩から、バットの先端まで鞭のようなイメージをしてください。
すごく速く振れそうですよね。
もしこれが一本の棒なら、肩から先が棒なら速く振れますか?
脱力した状態が鞭、力んだ状態が棒という事です。
先端を加速するためには、各関節を二重振り子のように使って順番に加速していく必要があります。
力んでいる状態では筋肉は硬直し、柔らかく動いてくれません。
つまり連動せずに順番に加速できません。
脱力とよく言われるのはこういった体の動かし方を使うためで、かなり重要です。
とはいえ脱力も一つの技術です。
脱力する練習をする必要があります。
やっぱり試合で打席に立つと無意識に力んでしまうものですからね。
練習や素振りでは全力でスイングするのも大切ですが、力まず脱力を上手く使える練習を取り入れてください。
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