卒業と言う概念
「ご卒業おめでとうございます」
コロナウイルスのせいで卒業式がどうなるか分からない状況でも昨日、今日と小学校、中学校で卒業式のピークだったようです。自分が卒業式を最後に経験したのは大学の卒業式以来ないからもう遠い過去のように思えてしまいます。
働くことに卒業の概念はない。
今日天気が良かったので外を車で走っていたら羽織袴の女子大学生や花束を持った小学生や中学生を見かけました。ふと遠い日の記憶になってしまった卒業式の思い出を振り返ってみると卒業なんて概念は学校の時しかないだなと感じてしまいました。社会には六年なり、三年なり、四年の括りなんてなく働くこと、仕事を続けるか、続けないかは自分で決めることだからです。
終わることを祝えるか、祝えないか・・
今年卒業を迎えた方で社会に出られる方がいれば言いたいことはこれからは自分で終わりを決める事をしなければならない時代だと言う事ですね。学校は三年なり、四年なり、六年の括りがありますが、働くことに括りはありません。それは自分で決める事です。ましてや今終身雇用なんて言葉は死語になりつつありますし、転職も当たり前の時代です。社会に出て生活していくうえで働くことは必要不可欠です。卒業して来月からは社会人なら会社には入社式はあっても卒業式はありません。その会社を出る時は人それぞれです。めでたく六十歳まで定年で働けるか、それとも途中で転職するか、それともリストラされるか・・終わり方にもいろいろあります。社会にでたら卒業は自分で決める事なんだろうと思います。終わることに納得できるか、出来ないか、今は納得できなくてもあの時終わっていて、辞めていてよかったと思えるかそれを決めるのも自分次第です。自分も何度か辞めて、転職したのと同じですが働くことに卒業の概念はありません。もしあるとするなら自分で意味づけをすることなのだろうと思います。自分で納得のいく、後悔のない人生を歩んでほしいですね。