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世界はこのまま終りへ向かうのか 16

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ロシアは何故、陸戦隊を投入してしまったのか

戦争にはセオリーというものがあります。戦争に限らず、物事にはセオリーと言うものがあるのです。私は音楽屋ですが、音楽にもセオリーというものがあり、セオリー通りにきちんと作られた曲、セオリー通りにきちんと演奏された曲、セオリー通りにきちんと録音されミキシングされた曲は、美しい音楽に聴こえます。

ところがこのセオリーを無視して、傍若無人に振る舞った様な曲を作って、傍若無人に演奏して、傍若無人に録音された音楽など、再生をしてみても、きちんとした音楽には聴こえないと思います。もっとも、今、世の中にあふれている音楽の90%程は、このセオリーを無視した、聴くに堪えない音楽となり果ててしまっていますが💦(笑)(泣)💦

戦争もこれと同じで、戦争のセオリー・・・つまりは「勝つための方程式」のようなものがありまして、これは私のような戦争の素人でもある程度は知っている事です。とにかく大切なのは順番です、順番。最初にやるべきことは何かってことです。

最初にやるべきこと、それは「制空権の確保」です。空を自由に飛べるようにならないと、何をしても上手くいかないんです。空を自由に飛ぶのは大変です。敵機が飛んでこない事が重要なんです。敵機が飛んでくる心配がない状態、これが制空権の確保です。

敵機さえ飛んでこなければ、ほぼ何でも、やりたい放題にできます。この状態を作れば、敵地の飛行場を制圧して、自軍の飛行機で一気に大量輸送ができますし、それができれば、陸路で長い車列を組むなどと言う、愚かな進軍をせずに済みます。

自軍の飛行機が、撃墜される心配なく、悠々と戦地に乗り込むことができれば、何でもできるようになり、それが勝利へ繋がる確率が高いのですが、だからこそ制空権の確保は、戦争の初期段階において、最優先事項なのです。

ところがロシア軍のとった進軍方法は、全く理解に苦しみます。最初期には飛行機を飛ばしていたようですが、何故かこれが、量的にも質的にも劣るはずのウクライナ軍の戦闘機によってかなりの数が撃墜されてしまいました。もしも指揮官が優秀であれば、この時点できちんと自軍の劣勢を認め、これを優勢に転ずるにはどうしなければならないかを分析して、改めて進軍方法を考え直したはずです。

ところがロシア軍の指揮官は、自軍の飛行機が撃墜されまくっている最中に、地上部隊を長い車列を組んで進軍させたんです。これ、セオリーを無視した進軍です。空が制圧できてもいないのに、陸戦隊を投入するなど、敵の陸戦隊に、速度の遅い、狙いやすい標的を提供したようなものです。実際、車列の戦車、装甲車は、相当数、ウクライナ陸戦隊のジャベリンで撃破されています。

こうなると残りのの戦車たちも、危険に晒されますから、乗員が戦車を降りて、徒歩で逃げだすような事になるんです。そしてカラになった戦車は、ウクライナ軍に接収されてしまっているんです。

セオリーは大事なんです。セオリー通りの行動ができないと、こういう事になってしまうんです。優秀な指揮官ならば、そういうことがちゃんと判っているはずなんですけどね(笑)。

そもそも陸戦隊などは、制空権が確保できて、制海権も確保できて、最後のトドメというか、戦争の最後の仕上げの為に、具体的にはまだ抵抗している敵陸戦隊を掃討するために、最終的に投入する部隊のはずです。これを初期に投入している時点で、ロシア軍の劣勢は確実になってしまったんですね。

なんか、ウクライナ戦争をしているロシア軍を見ていると、言っちゃ悪いんですが、あ、本当に言っちゃ悪いと感じてしまうんですが、「絶対に負けるワケない」と思って進軍してきたはずの日露戦争で、当時世界最強と言われた「バルチック艦隊」が、文明で劣り、国力でも劣る極東の小国の日本艦隊に、あっけなく敗れ去った歴史を思い出します。

今日の「憂鬱のアダージョ」再生回数

私の作品です。YouTubeに動画を投稿し始めたのが昨年末ですが、第2回目の投稿の1月半ばにこの曲をアップしました。この曲は2011年の2月、Chicagoprojectのライヴのオープニングを飾った曲です。本当は6パートの弦楽オーケストラ曲でして、これをキーボード二人で演奏してくれてます。

弦楽6部は私の大好きなシェーンベルクの「浄夜」と同編成です。「浄夜」とは似ても似つかない曲ですが、基本、弦楽オーケストラの響きは好きなんです。好きが昂じて大学のオーケストラではチェロを担当して、数年間は、チェロ弾きをしていました。あまり上手くなりませんでしたが(笑)

作曲当時の自分の憂鬱な心境がそのまま表れた曲だと自分では思っていますが、聴いてくれる人には「憂鬱を感じない」とか言われたりしています(笑)ともあれ、美しく仕上がったなあと、自分では気に入っている曲です。

1stアルバム「天照」に収録されています。なので、tuneCOREから配信販売もしています。このnoteでも、音楽記事にしてあります。YouTubeにも演奏動画を載せていますので、ご興味のある方はご視聴してみてくださいませ。

今日の再生回数は26回、「春よ来い」が2841回ですから、その100分の1くらいしか再生されていませんが、美しく、きちんと作ってある曲ですから、是非多くの方々に聴いていただければ嬉しいです(^_-)-☆


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