経理として数字を作るとは

自己紹介後に何を書こうかな〜と思ったんですが、税務マニア以前に経理マンなので、数字の作り方について書いてみたいと思います。
経理マンの最終目標は「会社の決算書をタイムリーに作って開示したり経営判断に使ってもらうこと」だったりします。ということはミスは許されず、数字を作ることについては重みと責任があります…。
なので通常の経理部であれば、内部統制といって、組織的にミスを防ぐ体制を作ってるんですが、自分がミスを犯さないというのがまぁ一番の対策ですよね。
ミスしないためにできることって色々あると思うんですけど。下の3プロセスを踏めば間違わないと思います。逆に言うとミスるのはどれかが出来てないからですね〜。

①その数字は何のために作る必要があり、どのように集計してどのように使われるか?を正しく理解する。
②数字を比較して差分を分析する。
③出す前に心を落ち着けてもう1回見直す。

①についてはこれは多いですねー。機械的に作業するというのがよくある例ですが、機械的に作業すると機械的に間違えますよね〜という感じ。
遠回りかもしれませんが、先ずは理解に努めましょう。集計で一番大事なのは作業自体ではなく事前準備です。理解していればミスりません。
極論ですが、「1+1=2」はどんな精神状態でも、どんな焦る状況でも間違え無いですよね。理解してると間違わない。間違えるのは理解してないからです!
あと理解に努めると引き継ぎの時に楽です。どうせやるなら早めに理解しておきましょう。
また理解できてると多面的なチェックができます。会社の状況と合わないな〜とか、明らかに数字大きすぎだろこれーとか。また重要性の判断もできて、ここは重要性少ないから直さなくてもいいかーとか。良いこと尽くしなのでw

②は数字の分析です。前期比とか前回比とか色々数字って比べることができちゃいます。そこには必ず差分が出てきますが、ここはなぜその差分がでるかを必ず把握しましょう。
把握して納得できるものならその数字が正しい可能性が高いです。また上司から質問されることもあり、すぐに答えることができます。
(この手の質問をされるというのは上司からするとしっかり数字分析したのか?みたいな思いがあると思いますが…)
あと、差分に重要性がない場合は間違っててもスルーされる可能性が高いですw 
分析で差分の原因を把握するためには、会社のビジネスを知っていることが大事です。この製品やビジネスは最近伸びているとか、会社はこんなことに力入れてるからここら辺の経費が増えるはずとか。
経理部にいるのであれば会社のニュースや決算書は必ず把握しましょうねー。全体朝礼とかでぼーっとしてたらダメですよw 偉い人の話はビジネス把握の大チャンスです。
③は提出する前にもう1回。どうせ経理部での仕事は1分1秒を争うのはそんなにないし、出す前に見直しましょ!という話です。これができてない人めちゃくちゃ多いですw ミスが見つかると評価が下がるだけではなく同じ部署内での信用が下がります。
こっちの方が怖いw 念には念を。自分なりにもう1回見直した上で出しましょー。
心を落ち着けてというのも重要。さっき「1+1=2」はどんな精神状態でも、どんな焦る状況でも間違え無いですよね〜と言いましたが、経理の仕事はそんな簡単じゃねーよという話ですよ。
難しいことをやっているのでなおさら精神状態が良いときにやらないとダメで、見直しのタイミングをちょっと落ち着いた時にやりましょうw

以上ですかねー。こんなプロセスを踏んでると「数字?間違ってるわけねーよ!」という精神状態でいられるので、仕事的に不安定と思われるメンタルを保つことができるのでオススメですw





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