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オタクが正気を失いながら一泊二日の徳島旅に出た実録
はじめに
2023年3月、私は、本当に疲れていた。
同僚が一人引き継ぎせずに退職し、その仕事が半分くらいおっかぶさってきたのもあったし、上司が家庭の事情でこちらに仕事をお願いしてきたということもあって都合2.5人分くらいの仕事を回していた。
そんな中、推しが、徳島のライブをするよ、と告知があった。
推しの地元が徳島なのだ。凱旋だ。
今まで何度か凱旋ライブをしているけれど、私が仕事を休めなかったり、阿波踊りと重なって宿が取れなくて断念したりと今まで徳島の地を踏めていなかった。
行こう、徳島。
半年先のチケットの手はずを整えて、8月にはきっと、仕事は普通になっているだろうという一縷の望みと、初めて行く場所嬉しいな、という久々の高揚感を胸にチケットを買った。
成功条件は土曜日の17時からのライブと日曜日の15時から(19時45分終演)からの2035の便に飛び乗っての羽田帰還。翌日の8時からの出勤。
仕事に穴を開けない!までが(限界)遠征です。
あとから、昔の自分に呪詛を吐く羽目に陥るなど全く思わないまま、年度末の私は希望いっぱい夢いっぱいでチケットを手配したのだった。
(今回は実録なので無闇矢鱈と長いです)
旅程 1日目
結果から言おう。8月の私も結局忙しかった。
全然暇になんかなってない。
しかも金曜日の夜22時まで仕事が確定している。家に帰ったら日が変わる。
ねぇ、誰?土曜日の朝7時発羽田の便取ったの。
――私だよ!
正気を失っていたとしか思えない容赦のなさに過去の自分を恨むしかない。
恨んだってチケットは変わらない。
キャンセル代はお金がかかる!やってやれないことはない!昔の私ができると言ったのなら理論上はできるのだ!!!(たぶん)
仕事帰り23時に無言でファミマのヨーグレットフラッペを啜って正気ブーストしたりしたがなんとか日が変わる前に家に帰り着く。
これで朝4時起きとか正気じゃねぇよ、と内心思いながらベッドにたどり着くも、興奮して寝られないのは世の常。
明日、旅先でマジ寝して路線バス乗り過ごしたらどーしよーーーー、と正直遠い目をしつつ、1時に寝る。
3時間寝てれば正気!!(昔の職場の上司の名言)(合言葉)
朝4時に起きてなんだったら起床後即朝食まで取って余裕で始発に乗る。
いや、心配は杞憂だったね!(フラグ)
7:05羽田→8:15徳島阿波おどり空港着の空路に乗って、いざ徳島へ。
本来なら1回ホテルで荷物を預けたいものの、空港から目的地に行ったほうが近いので機動力重視のリュック1個の手荷物にした。
頑張れ、ワタシ、根性!!!!
路線バスが来るまで30分ほど時間があって事前に
徳島バススマホ一日乗車券まで購入してあった私にぬかりはない。
空港でご当地バーガーのところが朝7時からやっていると書いてあったので見てみたけど案の定ご当地バーガーは10時からでモーニングしかやっていなかったので食べるのは保留。
一階のセブンイレブンで飲み物だけ購入。
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このサービスいいなぁと思ったんですけど20時だとライブ前のお着替えやライブグッズ間に合わないんだよなぁ…となって見送り。
ここで、ほぼ、リュックを背負っての行軍が確定した。
徳島空港 8:52発 鳴門行きのバスに乗って開館直後の大塚国際美術館へ。
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9:30開場の大塚国際美術館に開場と同時にin。
始発できたのはこれが目的と言ってもいい。
え、なにここ脳がバグる。
彩度はあれれれれ?こんなんやったっけ?と思うこともあったんですけど、西洋絵画史を思い出しながら巡ると……一部錆びついてましたね……
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ていうかね、名画ばっかりなもんだからこれ誰のなんだったっけ?って知識をフル動員するのでマジで私にとっては情報量多かったです。
私の傍を通り過ぎていった若者が
「あっちもこっちもキリストばっか!!!」
って言っていて思わず吹き出してしまうなど。
そら、中世のフロアだったからな!!!!
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ホントはこういった池を見ながら優雅にお昼を…と思っていたんですが、館内全部見て回ったら次に行かねばならない時間になってしまっていたわけです。
(うず潮が綺麗に見える時間帯は満潮、干潮で決まっている)
ええい、メシはいつでも食べられるけど観光は今しかできないんじゃい!!!!
お土産もいろいろ買いたいのあったのですが!重くなると!!たぶん私が途中でダウンする!!(自戒)のでだいぶ減らしました……友だちへのお土産。
本当はバスに乗って移動も考えたんですが、大塚国際美術館から徒歩5分(田舎の徒歩5分は疑ってかかることも多いけど)との触れ込みもあって、亀浦口のうずしお汽船まで景色を見ながらぶらり散歩。
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いやーーーー、夏って感じ!!!
潮の香りもするし、ピーヒョロロっていいながらトンビも舞ってるし。
ってニコニコしながら本当に徒歩5分にあったうずしお汽船へ。
30分毎の運行。
ちょうど前の船が出たばっかりだったので30分ほど渦潮の写真を見たり、渦の道への行き方を聞いて過ごす。
12時30分のうずしお汽船に乗ってうずしお鑑賞へ。
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うず潮の出やすい時間に行っただけあっていろんなところで渦を巻いてて圧巻でした。
小型の船で近くまで行けたのも良かったけども、私20分で少しムカムカしてきたので短くて良かったかもと思いました……(船酔いしやすい人)
次は渦の道…ここから歩けるのよね…でも、渦を橋から見る…????ここ漁港だが????海抜ゼロメートルだが?????
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やっぱりデスヨネーーーーーーー!
観光案内、等高線だしてくれー!!!と思う瞬間である。いや、渦の道の説明みた瞬間からわかってたんだけどさ。
ここでだんだん効いてくる背中の荷物。
ジリジリと照りつける真夏の午後1時の太陽!
人がいない!せやな!!!レンタカーの人多いな!!!!だろうね!
階段の傍をえっちらおっちら登るカニに勇気をもらい、その小さな身体で登るんだからこのデッカイ身体でできんわけないよな!!!!と気合を入れ直して日傘もさしつつ登ること15分。
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えっちらおっちら上り……
そらさぁ、瀬戸内海海賊が強かったいうけど、こんだけ特徴ある潮の流れでかつ、攻められても速攻山に逃げられて上から狙い打てるならそら攻めるも守るも地元の人いないと無理ぽよだよなーーーーーとか考えつつ……
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登ったどーーーーー!
お茶園展望台まで登りきりました。
意識が遠のいていたせいか、景色キレイだったんですけど写真が1枚しかありません……
そこからは少し上ったり下りたりはありますが総じて緩やかに下るので(要するに高いとこまで一気に登りましたねということですね)
渦の道までで1番キツかったのはここがほぼ最後でした。
山のお茶屋さんでうどんが売っているのを横目に、休みもせずにひたすら渦の道に急ぐ私。
そう、バスの時間というデッドラインがあるのです。レンタカーじゃないので時間は不自由。
ここから徳島駅にそのまんま直通で行くバス、1時間に1本。
時間、14時15分発なの。
その次だとビミョーにライブの開場時間に間に合わない可能性が出てくるの。
このデカイ荷物持ってライブハウス特攻は流石にできないの……
そう、私は、推しのライブに来たんです!!!
自分でも忘れそうになるけども。
渦の道は大変人が多かったです。
でも海風が吹き渡る感じで思ったより涼しい。
日光が遮られているところもあるからでしょうか。とても気持ちの良い場所でした。
入口にロッカーがありまして荷物が預けられたことも大きかったです。
手ぶらはデカいぞ!!!!
ええ、直射日光と階段上りでどんどんゲージが減っていた私のゲージが回復しましたよー。
ワンちゃんとか抱えてる人もいました。
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観潮船がいるところにうず潮あり(笑)
真横の迫力と俯瞰してこんなに渦があるんだーって見るのは全然違って全然いいですね……
先程からわかるようにだんだんバスの時間が迫って参りました。
すでに渦の道を出たあたりで13時40分。
バス停まではまだ行ったことない道を行かねばならない……
ここらへんで残りの時間を計算し直しエスカヒルに上るのはまず諦めました。
お盆過ぎたとはいえ渦の道も人が多かったので、ちょっと所要時間が短時間というわけにはいかんやろ、ということで。
14時15分鳴門公園発のバスに、私は乗らねばならぬのだ!!!!絶対にだ!!!!
バス停近くに売店があったのでそこでなんか食べ物買えたらいいなー、とか思っていたんですがそこは土産物売っているだけの感じだったので諦めました。
そう、完全に昼食チャンスを逃しました。
バス停から上って大鳴門橋架橋記念館エディでなんか買うか?!とも考えたんですけど、照りつける太陽に完全にやる気をなくし、自動販売機のスポーツドリンクで誤魔化したのでした。
一緒にバスを待つ保育園の遠足らしき一行を見ながらバスに乗る。ここから1時間、徳島駅まで路線バスの旅だ。始発なので座席に座ってボーッと外を眺めているとどんどん人が乗ってくる。
鳴門観光港はちょうど観光船乗り終わった人なのかどんどこ人が溢れる。
ええ、ステップに乗らないでください、閉まりません?!
大塚国際美術館のあたりでは
「満員です、乗れません。次のバスをお待ち下さい」
い、いやいや、1時間に1本のバスですよね?!(内心絶叫)
徳島駅までいかないバスならもう少しあるっぽいけども……
し、始発に乗って良かった…と心底思いました。
小鳴門橋が高速バス乗換えの発着点になっていたらしくそこら辺でだいぶ人が減りましたが、
都会もかくや、という混雑にここで出会うとは思いませんでした。
そういう混雑もあって、30分近く遅れて15時45分徳島駅到着。これは鳴門駅で降りて電車で来たのとあまり到着時間は変わんなかったぞぉ、と思います。
(でも空港→鳴門、鳴門→徳島駅の分だけですでに1日乗車券の元がとれている)
徳島駅でみどりの窓口でいろいろ明日のこと確認してそこからホテルにチェックイン。
荷物の整理とライブに持っていく荷物を仕分けして、シャワーを浴びて汗を流して再び徳島駅に行き1640のバスに乗って大道二丁目へ。
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17時の開場に間に合ったなぁ…思ったより人多いなぁと思いつつライブハウスへ。
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アフターパーティーまでの間、近くのスーパーを見に行ってそこで買ったシフォンケーキを夕食代わりにムシャムシャしたり、海苔を買ったりしたのですが、それが明日の私の不調を救うことになるとはわからないものですね……
アフターパーティー終演後物販やらチェキやらで外に出たらすでにもう22時20分。
少し歩いたら幸運なことにタクシーを拾えたので、20分歩いてホテルに戻るという荒行をこなさなくて助かりました。
スタンディング5時間超えは確実に私の足と腰が限界でした……と、思ったんですけど……
よく考えたら、朝からすでにライブまでに2万5000歩歩いてたんよ!!!!!(ライブとか終わってホテルで最終2万8000歩)
ライブのせいだけじゃない、確実に。
結局、夜ご飯は店が盛大に閉まっていて、スーパーで買ってムシャムシャしたシフォンケーキと、唐揚げになりました。
と、徳島らしいもの食べたいーーーー!!!
ホテルは温泉が併設されていたので入念に足の筋肉のストレッチやマッサージをして入眠。
旅程 2日目
前日も早かったので、念のため目覚ましをかけていたのですが、普通に5時に目が覚めました。
起き上がった瞬間足が時間差で攣る。
筋肉痛じゃなくて両足攣るなんて!!!!と必死で昨日までの旅程を考える……
水分は取ってたけど電解質が足りなかったのでは?!と慌てて梅干しを摂りながら起床。
2日目は、ライブの開始時間が早いので、観光には朝から動かなければいけないのです。(意味不明)
足の状態は筋肉痛などはないけれども今日は場合によっては山登りがあるため、足が攣ってもなんとかなるように足のサポートを考える。
モンベルの登山用サポートレギンスとガッツマンの靴下どちらにしようか迷って悩んだ挙げ句どちらも装着。
レギンスの上に着る丈の長めの上着持ってきてなかったので仕方なくその上に登山用のクールパンツを履いて準備完了。
ホテルのコンビニで売っていたパスタサラダをかきこんで、今日の旅程に必要なさそうなものを全部バッグにつめこんで軽くなったリュック1つで旅に出る。
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少し前の話になるけれども、JR東日本のみどりの窓口で、このJR四国の割引切符を購入しようとしたときであった。
(もう少し早く動けばよかったのですが、いかんせん仕事に忙殺されていた)
お盆の新幹線のチケットなどでみどりの窓口がごった返す中、2時間半行列に並んで待って、リアルにわかったことは
「JR四国の割引きっぷは四国でしか買えない」
ということのみであった。
(しかも今あるかどうかもよくわからないと言われた)
国鉄が分割されてしまった欠点が……と遠い目をした瞬間友人にはおまえはいったい何歳だ!とツッコまれましたが。
前日に徳島駅のみどりの窓口に立ち寄った理由は結局そこです。
Sきっぷの利用なども相談し、しかし1番安かったのはスマえき利用でのチケット購入だったのでみどりの窓口では相談のみになってしまったのでした。
ともあれ、スマえきというアプリでチケットを購入し、いざ出発!
6:48 徳島駅 特急剣山(つるぎやま)1号で阿波池田まで出かけます。
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いいですね!指定席1両、自由席1両の2両編成。
潔い。
もちろん自由席も朝早いこともあってどこでも座り放題。
そこで塩分補給とばかりに昨日スーパーで購入して土産にするつもりだった徳島名産の海苔をバリバリ食べて食べきりました。
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そのまま阿波池田まで行って、そこから特急南風1号に乗り換えて大歩危に向かいます。
車内アナウンスで
「土讃線で1番風光明媚な場所」とのアナウンスが流れましたが、本当にその通りで
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しかしトンネルに次ぐトンネルでスピードも早いので写真が本当にうまく撮れなかった。
8時47分に大歩危到着。
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とりあえず、今日のライブは15時開場なので、それまでに徳島に帰らなければならない……
ということは11時4分の特急に乗らなければ行けないわけで、正味2時間の観光時間。
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駅員の児啼爺に見送られつつ、駅の札を見ると
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いや、わかってたのよ。
先週まで台風が来てて、昨日今日晴天でも遊覧船乗れるかわからないって!!!!
(聞くと早明浦ダムが放流してる間はダメなんだそう)
というわけで、本当なら観光遊覧船に乗るはずの時間も含めて、観光タクシーにお願いすることにしました。
(今回は大歩危タクシーに少し前に観光タクシーの予約をしていた)
いや、バスと歩きだとマジで2時間では観光し終わらないんだわ。
観光遊覧船に乗れたら、それを中心にそのあたりだけですべて済ますつもりだったんですけどね……
観光タクシーのお姉さんに案内してもらいながら、細い山道をクネクネ上る。
タクシーは中型だけど、正直ワタシ、この道普通に運転できる気がしない。
レンタカーで初見で巡るには危険たっぷりの細い道(の割に観光地だからか交通量はそれなりにある)。
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マジで人がいなくて、絶景。
その後大歩危を回って
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かづら橋へ。
平家の落人が作ったというかづら橋だけど結局観光地と化してだいぶ頑丈にかけかえているそう。
観光の最盛期にはかづら橋に渡る人の列で1時間以上待つと聞いてひっくりかえりました。
(その場合観光タクシーさんだと奥祖谷二重のかずら橋の方に案内したりするそう)
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近くには琵琶の滝というものもあって
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目にも涼しい!!
かづら橋と琵琶の滝の間に売店がありまして
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思わずでこまわしを頼んで食べてしまう(昼食)
そこからまたタクシーのお姉さんに案内されながら
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絶景を堪能しました。
もっと山や坂を上らなければならないと用意してきたぶんちょっと拍子抜けしましたが、マジでここ、ベテランじゃないと運転しちゃいかんとこやぞ……ほんとに………。
先ほどのダムの話やら、徳島の名産が鱧だって話(それで山のようにスーパーに鱧が並んでいたのを思い出して納得)やらを聞いてめちゃめちゃ興味深かったです。
私が、四国なんでこんなにタクシー観光盛んなんですか???他のところもないわけじゃないけどここまでではないような…??と聞いたところ
「だってお遍路さんあるから…タクシー遍路」
と明快な答えが帰ってきて私もアッ、と思いました。
タクシー遍路は1人じゃなくて2人以上がいいことや、納経なども運転手さんが面倒を見てくださることや、しかも予算や日程などを提示したらタクシーの運転手さんが予定組みまでしてくれると聞いてそうなんだ!!!!ってなりました。
(しかも、何回か分けるというならそれに合わせてプラン組みするらしい)
高齢の人でもそれだったら回れるっていうの超納得。しかも、予定によっては四国の観光も一緒にできるように予定組みするって聞いてうわー、至れり尽くせりと思いました。
まぁ、お遍路の目的をどこに置くかということですし、年齢重ねてから発心しても体力的にやりようがない…というよりはちょっとイージーモードにしてその人のペースでできるプランがあるというのは素敵なことだと思うんですよ。個人的には。
そんな感じで2時間で観光して再び大歩危駅まで送って頂き、運転手のお姉さんは駅前にいた観光客を再び観光に連れ出したのでした。
マジで働き者……
ちなみに駅で10分くらい余裕があったので
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駅から少し降りたところの景色もとてもキレイ。
それも堪能して駅にある
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かずら橋のモニュメントを撮って、
11:04 大歩危 →阿波池田 11:30→ 徳島 12:45という先程とは逆の経路で徳島へ戻る。
本当はトロッコ列車使うのもありだな!と思ったんですけどライブの時間に間に合わないのでやめました……
思ったよりも、大歩危の吉野川の景色がとてもキレイだったので、ここからホントは2時間徳島市の観光に費やすつもりだったのですが、少しペースダウン。
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和田乃屋の焼餅を食べ、すだちのかき氷を食べてちょっとゆっくりしました。
これからひょうたん島クルーズ、とも考えたんですけど、ちょっと時間がたりなさそうだったので、阿波おどり会館を見て、土産を買って、ホテルで荷物を取ってロッカーに入れ替えてライブに行くぞ、と。
ちなみにすでに13時30分です。
ライブの開場時間は、15時です。
これは眉山ロープウェイで登る暇ないわー、阿波踊りの体験とかもする時間ないわーってことで本当に駆け足で阿波踊り会館を見て(駆け足過ぎて写真すら撮ってない)
再びホテルに戻り荷物を詰め直してからそれを駅のロッカーに入れ込みライブへ。
ホントは実は迷っていたんです。
その日のライブ、やっぱり終演後アフターパーティーがついていて1945まで…
飛行機の時間は20時35分
空港まで30分、と考えても流石にちょっとアフターパーティー途中退場しかやりようがない。
アフターパーティー途中退場か、それともアフターパーティー出ないか、どっちでもできるように荷物を駅のロッカーに固めて会場まで行って。
その日1番暑かったの、正直そのライブの並びの時間(ガラス張りのビルの中で蒸されながら階段整列)だったんですけど……
マジで吸湿速乾の高い下着着てて良かったって思った………山じゃなくてここで役立つと思わなかった
と、思ったらかなり人が多くて通路まで椅子ぎっちりで、これ、アフターパーティーこの人数の3分の2参加だとしても途中退席は至難の技だぞ!!!!と思って早々に諦めました。
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名産のフィッシュカツ、試してみたくてもでかい3枚入りとかで諦めてたので、ここで食べきりやすいセット売りしてくれるのマジでありがたかったです。
美味しかった。
ライブが18時には終了し、物販を買い……空港のリムジンまで少しあるな…ということで
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うどんと悩んで徳島ラーメン(小盛り)を食べる。
徳島ラーメン味が濃い。
ちょっとすき焼き風のこってり。
これはお米合わせる人も多いのわかるわー、と思いつつ、完食。
空港でもなんか食べるかもしれないし(フラグ)
18時45分のバスで空港へ。
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リムジンバスから徳島城などを見ながら次こそは徳島城やひょうたん島クルーズとかの市内観光と大歩危の観光遊覧船はリベンジしたいな……と思いながら帰路についたのでした。
おまけ話
ちなみに空港についたら機材到着遅れで30分遅れ、羽田の上でも待機で結局家に帰り着いたのは日が変わる頃でした。
機材到着遅れを聞いたときには一瞬、アフターも出られたのでは?!と後悔しかけましたけど、無茶はしない旅程なので……
あまりに時間があまったので空港で徳島ご当地バーガーでも食べようか、と思ったら19時30分ラストオーダーで終わっていて、かと言って再び徳島ラーメン食べる気にもならず、お土産を買ってじっと席に座っていたのでした。
まぁ家に帰ってその週の仕事を穴あけずにやってこその遠征だと思ってるんですが、水曜日に提出だと思っていた書類が月曜日提出で泣き泣き火曜日の夜中にやったりする羽目になりましたけど、道中パソコン持っていってたら更に体力削られてたんで結果オーライってことで……
今回の旅のMVPグッズ
2つありましてね…
1 amazonで購入した自動開閉の折りたたみ日傘
なにも考えず軽いし遮熱だしいいか、と持っていった日傘だったんですが、疲れがマックスになると広げるのも億劫になるみたいで、ちゃんと自動で開くし畳まれるのありがたくて意外と重宝しました
多分また旅で使うと思います
↑多分ここらへんのどれか。安いやつ。
2 モンベルのポケッタブルライトショルダーS
1度でも折りたたみバッグで折りたたみ方が分からなくなったことがある人は全部これにすればいいのよ……と思うくらいのショルダーバッグ。
ポケットに入れ込んだらそれだけで収納形になるので本当に気楽。
ちなみにSなのにペットボトルと折りたたみ傘と、扇子とタオルとモバイルバッテリーと携帯と財布入れてもまったく問題ない収納力なのもポイント。
丈夫で軽くて雨にも強い。
旅行のサブバックとして本当に優秀でした。
以上、お付き合いありがとう御座いました。
次の限界遠征は10月の笹貫チキチキ限界レース(実録)になると思います。