囲碁棋士はアスリート
一流の囲碁棋士は、アスリートなのだと思う。
精神性や思考力ばかりが注目されがちだが、
スポーツ選手も一流になると、精神性や思考力が問われる。
囲碁棋士も、それは変わらない。
碁石を持つ。手を伸ばして打つ。
限られた時間の中で、それを繰り返していく。
精神性や思考力だけでは間に合わない。
無意識のうちに動いてしまうような、身体知が注がれている。
そもそも身体知こそ、究極の叡智ではないかと思う。
それは、一流と目される人々の業績や振る舞いを観察していれば
自ずとわかることだろう。
脳科学もスポーツ科学も、最先端の領域では境界が無くなっている。
そもそも区別する必要がないのだ。