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【ヒトコト読書】思考の整理学/外山滋比古


【ヒトコト読書】は、年収400万円くんの読書モットー、「ワンフレーズ話せるだけで十分!」をテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本

①この本を読んだ理由


資格試験に挑戦していた時期、勉強法のヒントになりそうだったから。

②“忘れる”ためにメモをとる。


何を“覚える”かではなく、何を“忘れる”か。

メモの取り方に一喝。「メモ取るのは、忘れてもいいこと!」。

つまらないことはメモして忘れればOK。必要な時に見返せばいいだけ。忘れてはいけない重要なことは、頭に叩き込む!

個人的に一番刺激を受けた内容でした。

ヒトコト読書も、大事な“ヒトコト”を話せればそれでOK。細かい内容は本に書いてあるんだから、必要な時に読み返したらいいよねって感じで進めていきます!

③書く、話すことで思考の淀みが見つかる。


頭で理解した物事は、”言語化”してみる。書き詰まる、話し詰まる部分が、理解できていないところ。スラスラ話せたらそれは、思考の整理が進んだ証拠。

④アレコレ手出しすればいい。


一つのことだけに集中し過ぎるのは非効率。興味が向くままにアレコレ手出ししてOK。

確かに、考えていることとは全く別ジャンルの発送が浮かぶこと、よくあります。

料理中に仕事のアイデアが浮かんだり、勉強中に誰かの誕生日を思い出したり。

こういうのを“セレンディピティ”と呼ぶみたいです。

⑤思考を発酵させよう。


アイデアが行き詰まった時は、一度“寝かせれば”良い。思考を“発酵”させていると、ある時ふと、答えが見つかる瞬間がある。

“セレンディピティ”と少し重なる部分があるかもしれません。考えすぎない勇気が、後々の自分を助ける!

⑥読み終えた感想。


名著ですがまず何より、「読みやすい!」ことが一番の驚きでした。

著者の外山滋比古さん、生まれは1923年。おおよそ100年前です。

にも関わらず、ネットの文章に囲まれた現代の、28歳のボクにも、スラスラと内容が入ってくるような文体でした。

この本は中日ドラゴンズ 根尾昴選手の入団時、“愛読書”として注目されていましたね。

当時は「高校生でこんな難しい本を!」というニュアンスの報道が多かった気がします。ボクも今回読むまでは、“ムズカシイ本”だと思い込んでいましたが、覆されました。

年代を越えて、誰にでも読みやすい文章。

“思考の整理”を極限まで高め、体現した一冊だと思います。

今回紹介した以外にも、“グライダー人間”、“朝飯前”、“スクラップ”など興味をそそられるワードがたくさん。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか?

ちなみにボクが読んだのは、資格試験の勉強中でしたが、「わからない部分は一旦とばして次に進もう!」と、背中を押してくれる一冊となりました。勉強に限らず、何かを一生懸命“考える”方にもおススメです。


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