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【ヒトコト読書】大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法/棚田健大郎

【ヒトコト読書】はワンフレーズだけでもアウトプットすることをテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本


①この本を読んだ理由。


昨年2021年に中小企業診断士の資格を取得しました。


この資格には約2年半、計2000時間の勉強を働きながら捻出し、何とか合格することが出来ました。


学んだ内容ももちろんですが、それ以上に資格試験を通して勉強の楽しさ・大切さを改めて実感しています。


これから先の人生でも、「勉強とは長く向き合っていくだろう」と思ったので、色んな勉強法を知っておきたいと考え手に取りました。


②覚えるのではない、「忘れない」のだ。


これがこの本の最大のポイントだとボクは思います。


人は「覚えられない」のではなく、「忘れてしまう」生き物。


今日のランチに何を食べたか、その日の夜まで覚えておくことは多くの人にとって造作もないことでしょう。


しかし、3日後にはどうでしょう。1週間後、さらに1ヶ月後には、ほとんどの人が全く思い出せないはずです。


つまり、今日のランチに何を食べたのか、「覚えられない」訳ではなく「忘れてしまう」


この部分にフォーカスを当てた勉強法が本書の特徴であり、再現性の高い方法です。


受験や資格試験に当てはめるならば、今日覚えた単語の意味や問題の解法を、「試験当日までいかに忘れずにいられるか」が勝負です。


「絶対に忘れないための勉強計画」
を、著者の棚田さんは「紙1枚」に落とし込みます。


これがタイトルにもある「紙1枚」勉強法です。


詳しい方法は本書の真髄部分ですのでここで紹介することは避けますが、「これはやってみたい!」と思える手軽に取り入れられそうな方法でした。


一読の価値大アリですのでぜひ読んでみてくださいね。


③モチベーションは「下げない」ことが最重要。


勉強を進めるのに重要な要素が「モチベーション」です。


こと「勉強」に至っては、「勉強しよう!と決意した瞬間がモチベーションの最大到達点」であることが多いです。


これはもう人間であれば、仕方のないこと。


重要なことは「いかにモチベーションを下げないか」です。


例えば、「計画に忠実に勉強を進める」こと。


やる気がある日でも、その日の分が終わったならばスパッと勉強を切り上げます。


モチベーションが上がっているからといって安易に頑張ってしまい、次の日にガタが来て勉強できなかった…なんてことになったら元も子もありません。


勉強を「習慣化」したり、「家族以外には勉強していることを伝えない」などもモチベーションを下げないための有効な手段です。


④「家族への感謝」を忘れない。


無意識の内に陥ってしまいがちな思考に「勉強している=偉いこと」という思い違いがあります。


学生時代に「勉強していると家族や学校の先生が協力してくれる」経験をした人は、特にこの思考に陥りがちです。


「勉強させてくれる環境に感謝の気持ちを持つこと」


これが受験生にとって一番大切なことです。


なぜ勉強するのか、資格取得をめざすのか。


勉強する理由を突き詰めて考えると、自分も含めた「家族と幸せな人生を送ること」ではないでしょうか?


確かに勉強には、辛い瞬間も多々訪れるかもしれません。


そんな時こそ「勉強させてもらえる環境に感謝の気持ちを持つ」ことが、成功を引き寄せる秘訣です。


⑤ボクの個人的な感想。


宅建や行政書士など「働きながら3年間で9つの資格試験に合格」した著者の棚田さん。


「会社でいくら大きな成果を出しても、社外に出ると全く評価されない」


そんな悔しい経験から資格取得に臨み、自ら試行錯誤を重ねて編み出した勉強法がまとめられていました。


「勉強できる環境、家族への感謝を忘れないこと」


この部分がボクはすごく好きでした。


今回紹介した他にもおすすめの参考書や「覚え歌」「ワンブースト」など試験に役立つ面白い方法がたくさんまとめられています。


「勉強」
にのぞむ全ての人におすすめの一冊でしたので、ぜひ手に取ってみてくださいね。


最後までお読み頂きありがとうございました!次回の記事もぜひご覧ください。

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