わたしがマーケターの大先輩に取材にいく理由と、そこで得たものについて。
こんにちは、LIGのマーケターのまこりーぬ(@makosaito214)です。
2020年は月に一度ありのままの言葉でnoteを書こうと思っていたのに、うっかりすっかりサボっておりました。今日は熱が冷めないうちに書き残しておきたいことがあり、久しぶりにnoteを開いています。
・・・ここ最近、マーケターの大先輩への取材記事を立て続けに公開しました。2020年5月末現在、3記事合わせて約3.8万PVほどありまして、本当にたくさんの方に読んでいただいてます。ものすごくものすごくありがとうございます!
(あ……↑もしまだ読まれていない記事があれば、わたしのnoteなんてさておき、ぜひ取材記事を読んでくださいね!10,000倍有益です!笑)
・・・これらの取材記事をキッカケにわたしのことを知ってくださった方が多く、「まこりーぬさんってマーケティング系の記事を書く人ですよね?(それが本業ですよね?)」とご認識いただいている方もいらっしゃるのですが……すみません、本業はあくまでLIGのマーケティング業務であり、取材記事を書くことは本業どころか1業務でもなく、完全に好きでやらせてもらってます。
※語弊のないよう補足しますと、LIGには「社員は月に一度ブログを書く」というルールがあるため、このルール範囲内で好き勝手書かせてもらっています。
普段はTHE・中小企業のマーケターという感じで、広く浅くなんでもやっています。広告もSEOもセミナーもWeb担も。一部クライアントの広告運用やバナー制作ディレクションも担当しています。
幸いにも文章を書くことは好きなほうだったんですが、まさか「記事を書く人」として認知されたり、それで仕事をもらえたりするとは思っておらず、2020年上半期はいろんな意味で怒涛だったなぁとしみじみ感じています。
今日は自分の振り返りのためにも、なぜ取材記事を書いているのか、それによって自分にどんな変化が起きたのかを残しておこうと思います。ぜひゆるりと気軽に読み進めていただけると嬉しいです!
キッカケはホットリンクの飯髙さんでした
実は「マーケターの大先輩に取材にいく」シリーズは2019年3月からスタートしておりまして、最初に取材させていただいたのはホットリンクの飯髙さん(@yutaiitaka)でした。
(取材相手が毎回豪華すぎて、自分で書いている記事なのに何度読み返しても「こりゃ勉強になるなぁ」と唸っています。笑)
キッカケは当時ホットリンクへ転職したてだった飯髙さんが「メディアの取材お待ちしてます」とツイートされていたこと、そしてそれを見た元上司のよすけさん(@ajinomoto_umasu)が「勉強のために取材させてもらおう!」とプッシュしてきたことでした。どちらかが欠けていたら、きっと今のわたしはないんだろうなぁと思います。
ドキドキしながら飯髙さんにTwitterでDMを送り、取材OKの返信をいただいたときのわたしはそれはもう喜びと不安でいっぱいでした。「え、わたし素人ですけどこんなすごい人の取材執筆を担当して大丈夫ですか!?!?」ぐらいの戸惑いがありました。今も取材前は同じように緊張してますが、やはり初回は特に思い出深いです。
……みなさんお気づきのとおり、キッカケは完全に周りから与えられたものだったんですが、素人なりにも取材にチャレンジしてみて本当によかったなぁと思っています。
また、取材記事の目的は最初から「マーケターの大先輩のお話を聞いて自社のマーケティング活動に活かしたい」という一点であり、これは今も変わりません。
そしてWACULの垣内さんに出会います
飯髙さんの取材が有意義すぎて味を占めたわたしは「もっと別の方にも取材にいきたい!」と発起し、当時からめちゃめちゃ衝撃的なツイートを連発していたWACULの垣内さん(@yuikakiuchi)に「LPの必勝法について取材させていただけないでしょうか……!」とコンタクトさせていただきました。
「まこりーぬという得体の知れない人から突然TwitterでDMがきて驚きました」と後日垣内さんからコメントいただき恐縮でしたが(笑)こちらもありがたいことに了承いただき、取材の機会をいただきました。
(いや〜この記事もいつ読んでも勉強になるなぁ……)
2つの取材記事を出し、たくさんの方に感想をもらえるという嬉しい経験も得て、「もっと取材にいきたい!」という気持ちはめちゃめちゃあったんですが……本業ではないためここで半年ほど活動をサボることになります。なんだかんだ依頼するのにも取材するのにも執筆するのにもかなり労力かかりますからね。うん、これがリアルです(笑)
活動休止中、垣内さんとは元上司ともども何度か飲みにいかせてもらい、山手線ゲームなどで交流を深め、「また取材させてください!」という話になり、満を持して生まれた久々の取材記事がこちらでした。
この記事は爆速で多くの方に読んでいただき、わたしも本当に驚きました。それもこれも垣内さんが「車輪の再発明を撲滅する」という明確なビジョンと、毒舌かつ誠実な口調(「垣内節」と呼んでいます笑 )をお持ちだったからこそ企画できたテーマでした。
ちなみにこの記事以降、研究レポートの執筆者としてWACULさんで副業させてもらっています。贅沢過ぎる機会をいただき垣内大先生には本当に頭が上がりません。いつもありがとうございます。
※WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LABの研究レポートはどれも読まないと損なのでぜひみなさんご一読くださいね!
垣内さんとお仕事させてもらうなかで学ぶことはめちゃくちゃ多いのですが、なかでも記事内で触れている「ユーザー調査」については自分の意識がものすごく改まりました。お客様の理解がこんなに曖昧なままマーケティングの仕事をしていたのか……と猛省することばかりです。
2020年は顧客アンケートの実施はもちろんのこと、事例インタビューに積極的に出かけてたくさんのお客様に会おうと諸々進行中です。もちろん営業現場にも果敢に攻め入る所存です。
あとは、マインドマップを使った週1の振り返りも強化するようになりました。自分が関わっているプロジェクトやタスクを常に棚卸しして「今優先度が高いものはどれだっけ?」「この仕事はマニュアル化して誰かに渡せないかな?」と考えるようにしています。今のところ業務を捨てるのはまだまだ下手くそです(笑)
念願叶ってベイジの枌谷さんのもとへ
「誰か取材したい人がいればご紹介しますよ!」という垣内大先生のご厚意に甘え一番にご紹介いただいたのは、ベイジの枌谷さん(@sogitani_baigie)でした。ベイジさんのマーケティング活動には一同業者として本当にいつも圧倒されており、いつか……いつか取材に……と長らく思っていたので夢のような機会でした……!
記事のまとめにも書いているのですが、個人的に最も印象的だったのはこれだけの戦略をカタチにされている実行力の部分でした。「……こんな貴重な取材をさせてもらっておいて何も実行できてなかったらわたししぬほどダサいな……」と、改めて気を引き締める機会にもなりました。
そこでまず取り組んだのはTwitterの強化です。テーマは全然絞りきれてないんですが(汗)1日10ツイートほど、日頃の業務を通じて学んだことや感じたことをつぶやくようにしました。情報を発信するとよりよい情報が舞い込むようになり、嬉しい繋がりも増え、今ではすっかりTwitterライフを楽しんでいます。
また、各商材の責任者とそれぞれ話をして「強みの言語化」もおこないました。まだまだ成果は未知数ですが、あとは愚直に強みにしていくのみ。最近はやりたいことが増えすぎて若干オーバーヒートしている感があります。あぁ、どこからともなく「業務を断捨離しろ」という声が聞こえてくる……。。。
・・・そういえば、こちらの記事の公開日に枌谷さんから「編集者のまこりーぬさん」とご紹介いただき「あれ、今までわたしがやってきたことって編集だったの……!?」とめちゃめちゃ衝撃を受けました。これを機に「編集」という仕事にも興味をもちまして、今ではすっかり伸ばしていきたいスキルの一つです。
時は満ちた!才流の栗原さんのもとへ
ありがたいことに枌谷さんの取材記事に対して「これが噂のまこりーぬさんの記事か……」と才流の栗原さん( @kotakurihara)にツイートいただきまして(涙)「いつやるの?今でしょ!!!」と心の中の林修先生に背中を押され、勢いよく取材依頼させていただいた結果、生まれたのがこちらの記事です。
栗原さんも昔からいつか……いつか取材に……と思っていたお一人だったんですが、営業・マーケティングのスタイルがガラリと変わり、コンテンツマーケティングへの関心が高まっている今、取材の機会をいただけたのは本当に最高のタイミングだったと思っています。
「メソッド開発カンパニー」という才流さんのビジョンのとおり、栗原さんは常に「この施策は再現性があるのか?」という視点をめちゃめちゃ重視されていたのがものすごく印象的でした。話が進むにつれてモヤモヤとしていた施策の全体像がスッキリ整理されていくような取材でした。
ここから一番に自社に持ち帰ったのは「時流にあった商品プラン・マーケティングメッセージの見直し」です。正直なところオンラインセミナーなどコンテンツ作りにすっかり目を奪われていたんですが(汗)そうじゃなくて根本から見直すべき……という当たり前のことに気づかされました。
通常よりお買い得なプランを用意したり、今のニーズにあった新パッケージを開発したりと、商品の見直しから入るマーケティング活動はたまらなくワクワクします。ほんの少しだけ理想とするマーケター像に近づけている気がしました、本当に、ほんの少しですが。
……ちなみに栗原さんにはまだ直接ご挨拶できていないので、いつかBtoBマーケティングの三大天のみなさまと飲みにいくのがわたしの密かな野望です(笑)
いま、考えていること
これまでの取材をこうして振り返ってみましたが、やっぱりこれからも本業の合間に取材にいきたいと思っています。だいすきな人たちに直接お話を聞ける、それを記事として広めることができる。最高かつ贅沢過ぎる経験です。
すばらしい先輩方から間近にお話を聞けることによって、マーケティングの思考は着実に本質的なものに近づけている気がしています。ですがもちろん大事なのは成果なので、これからも愚直に、健康一番に、本業に向き合っていきたいと思っています。
また、大変ありがたいことにわたしが書いてきた取材記事に「いいインタビュー!」「わかりやすい!」といったコメントをくださったみなさまへ。仮にわたしなりの取材記事の秘訣があるのだとすれば、それは
「だいすきなマーケターの先輩方に、その方だからこそ聞きたい話を聞いて、自分のようなマーケターに広く届けたい」という強い想いで作っていること
だと思っています。これだけは自信をもって言えますし、逆にこれ以外は本当になにも自信がありません(笑)
自分の専門外の領域や、自分がペルソナでない記事でもこのぐらい熱量をもって記事を作れるようになれば少しだけ編集者に近づけるのかもしれないなぁ……なんて思っています。
実は次の取材が今のところまだ未定なんですが、今度はサボらず1ヶ月以内にネクストアクションを起こそうと思います!(笑)
さいごに
さいごに、貴重な取材の機会をいただいたみなさまへ、改めて心より感謝申し上げます。
また、毎度ドタバタな企画にも関わらず快く対応してくれるLIGブログ編集部のたびちんさん(@takiyoro)、丹精込めてアイキャッチを作ってくれるデザイナーおまめさん(@omame_creator)、好き勝手やらせてくれるLIGという会社へ。ものすごくありがとうございます!どうかこれからもお付き合いください!!!