見出し画像

【型紙無料】横長フェイスぬいの作り方(10cm級)


▼はじめに

当ページをご覧いただき、ありがとうございます!
こちらのノートでは、下図の推しぬい(身長約10cm)の素体の型紙と、その作り方を載せています。

上2枚は新宿オカダヤさんで撮影しました。

▼このぬいの特徴

1.横長フェイス
一般的な丸顔のぬい素体に比べ、さらにデフォルメの効いた、横に長いお顔です。かわいらしさが強調されるはず♪

2.オーソドックスな10cm級
市販のぬい服、1/12スケールのミニチュアなどが流用しやすい10cm級の大きさです。※
ぬいフェイスワッペンS(清原株式会社さん)もジャストサイズ。
小ぶりだから、連れ歩くのにもピッタリ!縫製する部分も比較的少ないです。
※すべてのぬい商品との互換性を保証するものではありません💦

3.ぷりっとしたお尻
小さいながら、ぷりっとしたお尻のラインにこだわりました♡
お尻が出っ張っていることで、ボトムスが脱げにくいという利点もあります。

4.無料!!!
無料です!←
ぬい本体だけでなく、服の基礎型紙も無料です。推しの衣装を作ったり、色々なお着替えをさせて楽しんでみてください♪
作ったぬいぐるみや服の販売、型紙の改変もご自由にどうぞ!
※この型紙をそのまま販売する、「自分が作った」と嘘をついて二次配布する、無断転載などはお控えください…!


▼材料

【ぬい素体用】
・生地(髪&肌用)

ナイレックス、トイクロス、ソフトボアなどの種類がオススメです。
清原株式会社さんの「ぬいクロス」「ぬいクロスボア」という商品は、手芸店の店頭で扱っているところも多いです。
また、下記リンク先では、ぬいに使える様々な種類の布が購入可能です。

・綿
・接着剤
(布が接着できるものなら何でもOK)
・その他、針や糸、布切りハサミなどの基本的な裁縫セット

・【任意】お顔を作るための材料
(フェイスワッペン、刺繍用の糸、目玉ボタンなど)

※ミシンがあると作業が速いですが、手縫いでも作れます。
手縫いの場合は、目の細かい半返し縫いか、本返し縫いで縫っていくのがおすすめです。綿をたくさん詰めても耐えられる頑丈さがあり、見た目も綺麗になりますよ(^^)

▼作り方

1.初めの準備

①型紙を印刷し、切り出す
→下図をダウンロードし、A4ピッタリサイズで印刷してください。
→点線で囲った部分は、服の型紙となります。後述の「▼服の作り方」をご参照ください。

※この型紙のまま作ると、坊主頭の素体ができます。
後ろ髪や前髪などの型紙は、作りたいキャラクターに合わせて適宜ご用意ください。
髪の型紙を起こすにあたって、下記リンク先の動画が大変参考になりました…!(T∀T)

型紙を写し、生地を裁断する
→型紙の線は実際に縫うラインを示しており、縫い代がついていません。周囲に7mm程度の縫い代分をつけて裁断してください。
→毛足のある生地を使用する場合は、毛の流れ(向き)に注意して裁断しましょう。
→「おでこ」「頭」パーツは髪の毛の色の生地、その他のパーツは肌の色の生地になります。


2.頭を作る

※顔に刺繍がある場合は、縫製を始める前に済ませておきましょう。

※以降の図では、下記のように色分けをしています

①「耳」を貼り合わせる

→「耳」が収まるくらいの生地片に、布の裏面同士が重なるようにして置き、「耳」を接着します。その後、余分な部分をカットして、耳の形にします。
こうすることで、両面の布の形がピッタリと揃います!

②「顔」と「おでこ」を中表に縫い合わせる
→カーブ同士を縫い合わせる際はズレやすいので、待ち針を打つ、しつけ縫いをしておくなどの対策をするとよいでしょう。

③「頭」「顔」「おでこ」のダーツを縫う
→図の⇔同士を縫い合わせます。縫い代が布の裏側に来るように、生地を中表に折りながら縫ってください。

④「顔」に「耳」を仮止めする
→「顔」のダーツが、「耳」の下端の位置の目安となります。
顔の内側に耳が向くように配置してください。
→縫製ラインより外側、縫い代2~3mmで縫い止めます。
後から解くわけではないので、ミシンでガッツリ縫っても問題ありません。

※後ろ髪パーツがある場合は、このタイミングで頭に仮止めをしておきます。
「頭」と後ろ髪パーツは、中表にはなりません。2枚とも表が上になるように重ねて、縫い止めます。

⑤顔と「頭」を中表に縫い合わせる
→下(顎)側は綿詰め口になるため、3cm程開けておきましょう。
→後ろ髪パーツがある場合、巻き込んで一緒に縫ってしまわないよう注意してください。
→4か所のダーツがそれぞれ揃っていると、綺麗な仕上がりになります。

⑥縫い代に切り込みを入れ、表に返す
→縫い代に切り込みを入れることで、表に返したときに布が突っ張らなくなり、形が綺麗に出ます。

⑦綿を詰め、綿詰め口をコの字縫いで閉じる
→ギチギチパンパンになるまで、しっかりと詰めることで、綺麗な丸い形になります。


3.体を作る

①「背中」を中表に重ね、背中中心を縫い合わせる

②「腹」と背中を中表に重ね、周囲をぐるりと縫い合わせる。
→上(首の付け根)側は綿詰め口になるため、4cm程開けておきましょう。
→股の部分を縫う際、「背中」の縫い代は割っておきましょう。

③縫い代に切り込みを入れ、表に返す
→手先・足先のカーブと、脇の下・股の部分に切り込みを入れます。
これにより、表に返したとき布が突っ張らなくなり、カーブの形がしっかりと出ます。

④綿を詰め、綿詰め口をコの字縫いで閉じる。
→ギチギチパンパンになるまで詰めて、形をしっかりと出しましょう。

⑤頭と体をコの字縫いでつなぎ合わせる

→待ち針を打って固定し、まず配置を決めるつもりで一周縫いましょう。
何周か縫うことで、ぐらつかずしっかりとつなぎ合わされます。
→横から見たとき、縦半分の縫い目がそろっていると綺麗な仕上がりになります。

→これにて完成です!お疲れさまでした✨


▼(おまけ)服の作り方

※サイズが小さいので、1~2mm狂うだけで手足が通らなくなったり、逆にゆるくなったり…💦ミシンでダァッと縫うのが怖かったので、私は手縫い(半返し縫い)で進めました💦

※材料の生地は、ブロードやシーチングなど薄手のものがオススメです。

初めに、型紙を印刷し、切り出してください。
本体の型紙の下部に、服の型紙が付いています。

1.シャツの作り方

後ろ開きにすればシンプルかつお着換え可能なTシャツに、前開きにして襟をつければワイシャツに。ぜひ、様々にアレンジして使ってみてください♪

①ほつれ止め処理をする

→ピケなどほつれ止め専用の商品もありますが、そこそこお値段がするので…私はいつも百均の透明マニキュアを使っています。
乾くとごわついて着心地が悪くなる&洗濯に耐えうる耐久性がないので、人間の服には使えませんが、ぬいの服を作る際はとても便利です♪

②肩口で中表に折り、脇を縫う

③接着剤で縫い代を処理する

→縫い代を仕上がり線で折り、接着剤で貼ります。
→カーブになっている部分には切り込みを入れておくと、布が突っ張らず、形が綺麗に出ます。

④脇の下の縫い代に切れ込みを入れ、表に返す

→これでシャツの完成です!


2.ズボンの作り方

①股下を縫い合わせ、筒状にする

→上図赤線で示した部分が股下です(脚が短い…)。また、“前”はお腹側、“後”は背中(お尻)側になる部分です。
→左右1つずつ、計2本の筒を作ってください。

②左右の脚を縫い合わせる

→2本の筒のうち1つを表に返し、裏返ったままの方の筒に差し込んで重ねます。
→その後、上図赤線で2本の筒を縫い合わせます。左右の脚がつながり、ズボンの形になります。

③縫い代を処理して、表に返す

→縫い代を仕上がり線で折り、接着剤で貼ります。
→カーブになっている部分には切り込みを入れておくと、布が突っ張らず、形が綺麗に出ます。
→表に返して、ズボンの完成です!


▼さいごに

シルバニアファミリーの家に侵入し茶菓子を嗜む推し

どこへでも連れていけるサイズのため、どこへでも連れて歩き続けたところ、今ではこのちびぬいのいない生活が考えられなくなってしまいました…。
皆様も、是非一緒にこの沼に浸かりましょう…!

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!!m(_ _)m

いいなと思ったら応援しよう!