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会社設立のお知らせ

Colorful Bosai Creation設立

2024年2月21日。
ずっと想いを暖めていた「防災の会社を設立する」を実現しました。
社名はColorfulBosaiCreation (カラフルボウサイクリエイション)。
株式会社です。


限られた人生の中で、
自分の【時間】・【エネルギー】・【パッション】をどこに割くか。
2年位前からこれを軸にあらゆる選択をするようにしていますが
折に触れて、見直し見直し。
今また、大きく舵取りをする時期を迎えています。


「自然災害をきっかけに命を落とす人が1人もいない社会を創る」
この壮大な目標に向けて、私の時間とエネルギーとパッションを大きく割きたい。昨年後半から強まり始めたこの想いを形にしていくための、はじめの一歩を踏み出すことにしました。

実現させたい社会

例えばお洋服だったら、
・誰もが当たり前に毎日何らかの服を着ている
・自分の好み/体型/TPOなどに合わせて、楽しみながらオシャレをしている人が多い
・自分のスタイルを持ってオシャレをしている人が素敵、という風に見られている

これを防災に置き換えた場合に、
・誰もが当たり前に最低限の防災はやっている
・自分の好み/家族構成/ライフスタイルなどに合わせて、楽しみながらさらなる防災力アップに取り組んでいる人が多い
 (→企業であれば、社員の数や働き方・社屋立地や建物構造・サプライチェーンなど企業ごとの特性に置き換え)
・自分のスタイルを持って防災力を高めている人が素敵、という風に見られている

こんな風に防災が当たり前に日常に溶け込み、
防災に取り組んでいる人や企業や自治体が素敵!かっこいい!イケてる!
と防災が一種のステータスになるようなポジショニングに変換された、新しい社会への変革を目指しています。

これを私のイベントなどではよく、
「防災を、陰キャ → モテキャラに変えたい」
と表現したりしています。
野ぶたをプロデュース的な感じですね。
私は山Pと亀梨君の役割を果たしたい。

事業内容

主に、以下の防災関連サービスを提供します。

■企業・行政向け
・企業向け防災研修
・防災イベント企画/監修
・防災をテーマにしたチームビルディング研修
・BCP及び備蓄品の適正活用アドバイザリー

■学校向け
・防災学習授業
・防災学習をテーマにしたツアー開催
・学校防災マニュアル策定/見直しアドバイザリー
・教職員向け防災学習ツール作成サポート

■一般向け
・SNSを通じた防災情報発信
・パーソナル防災

一般向けは既存の内容を継続しつつ、
これまでの活動で培ってきたハッピー&カラフルな防災の在り方を企業・学校向けにもアップデートし、防災を自分事化したうえで楽しくポジティブな気持ちで取り組みたくなる、かつ本質的な防災の在り方を日本社会に広めていきます。

ColorfulBosaiCreationが担いたい役割①
<防災に関するお困りごと解決のサポーター>

Colorful Bosai Creationは、防災事業を通じて防災に関するお困りごと解決のサポーターという役割を担いたいと考えています。
これまで様々な企業様とお話しさせて頂いたり、BCP策定のベンチャー企業などで勤めていた時の経験から感じる共通する課題感をまとめます。

<よくあるお悩み:企業編>
◉一定の備蓄品を購入したが、自社にとって内容・量・保管方法が適切なのか不安

◉3.11を契機に複数社内ルールを策定したが、内容がその後まったくアップデートされていない

◉毎年消防立会いの元で避難訓練や安否確認ツールの使用訓練を行っているが、形骸化しており意味があるのかわからない

◉コンサルなどに依頼し多額のお金をかけてBCPを策定したが、複雑すぎてごく一部の担当者しか内容を理解できていない


<よくあるお悩み:学校編>
◉子どもの命を預かる場所で、いざという時に全員を守りきれるかが不安

◉災害対応マニュアルはあるが教師間や保護者に対して浸透していないし、マニュアルが十分な内容になっているか不安

◉有事の際に校長先生などトップが不在だった場合に、代理で指揮を取る人のルールが決まっていない

◉防災訓練や授業に本当は力を入れたいが、日々の授業準備や部活など本来の業務が忙しすぎて時間を割けない

<よくあるお悩み:一般編>
◉漠然と不安だが、どこから手をつけたら良いのかわからない

◉防災やらなきゃと思っているが、常に後回しにしてしまう

◉防災セットを購入したが、一度も開封しておらず何が入っているのか把握していない

◉家庭内で自分なりに防災対策を進めてみたものの、家族に興味を持ってもらえずモチベーションがわかない

尽きないこんなお悩みを解決していく伴走者として、頼りにして頂けたら嬉しいです。


ColorfulBosaiCreationが担いたい役割②
<架け橋>

もう1つ、このColorful Bosai Creationが防災事業を通じて担いたい役割は、【架け橋】です。

日本全国、様々な立場から防災を伝えようと尽力されているたくさんの素晴らしい方々がいます。ですが、
「一部の意識高い人のみがやっていて、周りがついてきていない」となってしまいがちなのが防災界あるあるで、本当に大きな課題だと思います。

私がこれまで個人で活動してきた中での最大の強みは、
「ギャルと防災について話せること」

行政や会社総務の方など、各組織の防災担当者がどんなに頑張ってもおそらく絶対にリーチできなかった層に対して伝えるきっかけを持ち、そして必要性と楽しさを実感し関心を持ち続けてもらえている点は誰にも負けない自信があります。

そんな、防災を伝えようとしている人と伝えたい相手を繋ぐ架け橋的な役割を担い、防災力アップに向けて取り組みをしている人の裾野を大きく広げていく一助となりたいと考えています。


株式会社にした理由

これまでの個人事業主から法人化をした理由は明確で、
「信用力の獲得」「活動の加速」「影響力の拡大」です。

一方で、法人形態をどうするかは、最後の最後まで迷いました。
私の場合は、株式会社もしくは営利型の一般社団法人の2択でしたが、どちらにするかで、見る人によっては見え方や仕事の振りやすさが変わってきます。

「行政とやるなら、一般社団法人の方が仕事ふられやすいよ」
「防災なら、お金儲けと見られる株式会社は微妙じゃない?」
「一般社団法人だと、防災系の補助金きっと色々あるよ」

たくさんの先輩方にお話を聞いてもらって、それぞれの経験からくるとても貴重なアドバイスを頂きました。

そして、迷いに迷った結果、株式会社にしました。
確かに目先の補助金など取れるものは選択肢が減るかもしれない。
防災=無料サービスという意識が多い中、防災でお金儲けをしようとするな!不謹慎だ!などといったクレームがくるかもしれない。

だけど、その中で株式会社を選んだのには大きく3つ理由があります。

♦︎甘んじず、成長し続けるため
素晴らしいサービス・技術・プロダクトを提供する競合他社と切磋琢磨しながら常に高みを目指し続けていかないと本当に必要とされるサービスは提供できないし、「自然災害をきっかけに命を落とす人が1人もいない社会を創る」という壮大な目標を達成することなんて絶対に出来ないと思います。

契約や対価を頂ける=必要なサービスだと認めて頂けているということ。
評価され続け、常に向上心を持ち続けて進化していけるよう、敢えて厳しい方を選ぼうと思いました。

♦︎防災を伝えることは、対価を頂く価値がある
前述の通り、防災=無料サービスという意識が日本社会ではとても強いと思います。私もそうでした。

でも、自分が学び伝えていく中で「これって本当にいつかの誰かの命を守るための行為だ」と気づいた時、怖くもあり、同時にとてつもなく重要なことだと感じました。私が防災を上手く届けられなかったらその方はいつか起きる自然災害で命を落としたり、もしくは大きな被害を受けてしまうかもしれない。反対に、私が防災を上手く届けられれば、その方の命を救うことができるかもしれない。

そういった意味では、「防災」というのは予防医学的な観点でお医者さんと同じくらい重要な任務を担っていると言えると考えています。
(というと怒るお医者さんもいらっしゃるかもしれませんが・・・)

また、私がこうして防災を伝え促進するという活動の裏には、机上の勉強に加えて10年以上陸前高田へ通い続けて見聞きした3.11の経験、自身の身体をはった体験、様々な防災施設訪問や先駆者達のお話から学び続けていること、そして「いかに伝わるように伝えるか」を試行錯誤した経験の蓄積があります。

「対価を頂く価値がある」と、自信を持って言える自分で在り続けたいし、
「対価を支払う価値がある」と、多くの方に感じてもらえる会社にしたいです。

♦︎志ある若者達に、未来を見せる
防災に限らず、環境などの社会的な活動をしている人や組織は皆、資金不足により活動が継続できなくなるというジレンマに陥りがちです。地球や社会課題解決型の活動をしている人ほど収入が低い。そんな現状の構造変化にもチャレンジしたいと考えています。

本格的に防災活動を始めてから初めて知って驚いたんですが、高校や大学に防災のサークルや学生団体があったりするんですね。

で、彼ら彼女らと色々雑談などしていく中で必ずと言っていいほど言われるのは
「防災やりたいんですけど、お金にならないので就職は全然ちがう業界いきます」

これって、社会にとって、地球にとって、全人類にとって、めちゃめちゃ損失だなーーーと。
志も行動力もある優秀な人が、業界を志望してくれない。
これじゃ、昭和から防災って変わってないよねと言われててもしょうがないと思うんです。新しい風が入って来なくて活性化しないから。

私もまだ若いんですけど(笑)、
でも、もっと若くて未来を動かしていく人々に、防災だって稼げるんだよ!やり甲斐と収入の両方を実現できるんだよ!死んだ魚の目をして興味ない業界で働くんじゃなくて、一緒に防災やろうよ!!!

と大口たたけるようになるのが、中長期的な目標です。

防災へのパッションを持っている若者達に未来と希望を見せ、そして時代に合わせて防災を共に進化・深化させていきたい。

願いと誓い

つらつらと書いてしまいましたが、会社を設立すること自体は誰だってできること。その先に存続させ、利益を生み出し続けることが重要かつ非常に難しいし、前提として「意義のある会社であらねばならぬ」というのが一番の願いと誓いです。

ここからがスタート、まだまだ未熟な会社です。
皆様、様々な視点からご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
また、防災に関するお困りごとに対するサポートや何か協業ができそうなことがありましたら、いつでもご相談頂けますと幸いです。

何十年か後に、「Colorful Bosai Creationがあって良かった」と思ってもらえる会社でありますように。
新しく生まれたこの会社を、これから何卒宜しくお願い致します。


株式会社 Colorful Bosai Creation 代表取締役 古島 真子

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