【朗読】カギカッコ【ひとり声劇】

☆所要時間:2〜3分
☆人数 :1人用

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キミの紡ぐ言葉から
キミの世界を垣間見て
キミをもっと知りたくなった

まだボクと知り合う前のキミのこと

キミが大切にしているものは何?

キミが守っているものは何?

キミが怖いものは何?

知りたいけれど
聞くのは怖い

そこにボクがいないことよりも
ボクではない誰かがいることが怖いんだ

だけど

もしも時を遡(さかのぼ)れるなら

キミの辛さに寄り添いたい

キミの怖さを拭いたい

キミに笑顔になってほしい

それなのに
ボクでない誰かを大切に抱きしめるキミのこと
ボクは笑顔で応援できる自信が無いんだ


もしかしてボクは

キミの笑顔の隣に居たいのかな

泣きそうなキミに触れられる場所に居たいのかな

時は遡れないけれど

これからのキミと過ごせたら

なんて

淡くて楽観的なことを考えて

キミが書いた「カギカッコ」が
ボクに当ててだったらいいなって

今日もキミの言葉に声を乗せるんだ


End


〜マコのひとりごと〜

言葉の言い回しや、選び方、語尾のクセとか、そういう所を見てその作家さんのことが好きになる。

ここでこういう言葉を選ぶとは!天才か!
みたいに頭を抱える瞬間が結構すき。

好きな作品を書かれる作家さんのバックボーンは、いくらでも聞いていたい。

因みに、私が大好きな絵本作家さんは、内田麟太郎さん。
ユーモアたっぷりなお人柄から生まれる作品は、面白くて、可愛くて、優しくて、泣けるのだ。

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