【短文朗読】あなたが芽吹く頃
☆所要時間:2分
☆人数 :1人用
疲れた
って、言っていいよ
大丈夫
って、言わなくていいよ
誰かのために
がんばらなくていいよ
真っ直ぐで
いなくてもいいよ
崩れているように見えても
倒れているように見えても
今は
あなたが
新しく芽吹く前なんだ
何も見えなくても
何も聞きたくなくても
それは今が
冬芽(ふゆめ)のように
固く自分を守り
新しい世界に
新しい自分に
出会う前なんだ
あなたは
どんなあなたであっても
この世界で
たったひとりだけの
大切な人
私にとって
代わりのいない
かけがえのない人なんだ
何度だって咲けるよ
無限の心の種が
私には見えているよ
だから
今は
自分の声にだけ
耳をすまして
自分が本当にやりたいことだけに
力を注いでみてほしい
あなたがもう一度
芽吹く頃
私も一緒に陽の光を浴びられるよう
同じ空を見上げられるよう
ゆっくり
待っているからね
End
〜マコのひとりごと〜
起き上がれない日があってもいい
無理して立ち上がらなくてもいい
そんな日に
せめてこの言葉が届き
あたたかく染み込みますように