【短文朗読】冬の陽射し
☆所要時間:1分
☆人数 :1人用
雲ひとつない澄み切った空
冬の空気に切り替わって
もう幾日
木々たちの枝からは
葉が落ちた代わりに
青空がよく映えていた
枝葉の隙間から射し込む陽射しは
包み込むような あたたかさと共に
凛とした強さを主張している
目を細めた私の足元には
木の葉たちが風にカラカラと転がって
かわいらしい列をなしている
おだやかに
ゆったりと
急くことなく過ごせればと
ひだまりの中で願う
師走の昼下がり
End
〜マコのひとりごと〜
某配信アプリに投稿していたもので、少し季節は早いけれど移行しました。
季節の情景を文章に残したくて書いたところ、いろんな方が読んでくださって感激した思い出のある台本です。
「日差し」と「陽射し」で迷いましたが、
木の枝葉から射し込む、鋭く力強い光を見て、陽射しを選びました。