50代でアニメ『ゴールデンカムイ』を観た結末
ずっと気になりながら、後回しにしていたアニメ『ゴールデンカムイ』をやっと観た。大きな勘違いをしたまま…。
今年はできるだけ多くのアニメを堪能しようと、観たいものリストを作っていたが、作品を選ぶ際、〈完結しているもの〉を絶対条件にしていた。
年のせいか、続きが出るまで半年でも開くと、ほとんど忘れてしまうからだ。
主人公とそれ以外の登場人物との関係性や、背景、伏線など、思い出せないまま進むわけにもいかず、結局一話から再度見直すという、莫大な二度手間がかかってしまう。
それに関して言えば、今一番恐れているのは『キングダム』だ。
二年前に、何も考えず一気見し、続きが気になり過ぎて身悶えした。
そして今、五期が始まったものの、登場人物もうろ覚え。かと言って、またあの長編を一から見直す気力もなく、放置状態。
そんな経験から、これから観るものは完結作品のみと心に決めていたので、『ゴールデンカムイ』を観る前にもきちんと検索した。
つもりだったが…、
「完結」と書かれていたのを確認したのは原作のことであって、アニメではなかったのだ。
しかも、四期である放送最終話まで観て初めて気づいた、というポンコツぶり。
「五期はいつ始まるんだ!?」
観終わって再度検索したがまだ未定のようで、それよりも今ネットでは実写化の話題で持ち切りだ。
は~~。これでは半年以上先は確定で、ストーリーを忘れてしまう。
そして、何よりも、結末が気になって仕方がない。
「〇〇はどこに△△を隠したの?!本当に・・・の人たちを××したの??!!」
加齢と共に、記憶力と共に忍耐力も低下。さらに別の心配も浮かぶ。
続きが始まる数年後(?)に生きている保証もないではないか!
このモヤモヤと焦燥感を一度に解決するには、もう原作を読むしかない。
原作が完結していたことが救いだ。
しかし残念ながら、全31巻セットを大人買いする経済的余裕がない(泣)。なので、最終手段の、コミックカフェへ…。
55歳にして生まれて初めてのコミックカフェ体験。
緊張しながら受付に行くと、若い女性スタッフさんが親切丁寧に利用法を教えてくれた。
そしていざ、コミックコーナーにに案内されると、大量の漫画がぎっしりと詰まった棚が並んでいて大興奮。
他にもたくさん読みたい漫画が目に飛び込んでくる。
が、今日ここに来たのは『金カム』の結末を見届けるのが目的だ。グッと堪えて、金カムの棚へ。
本当は1巻から読みたかったが、それも我慢。
アニメ放送の続きである26巻から読み始めたが、結局、3時間パックで残り6冊を読み終えることができず、その二日後に再度訪れ、ようやく完読。
結末への怒涛の展開に息を呑み、飲み放題のオレンジジュースをお替りしながら、物語に没頭、満喫できた。
いや、面白かったな~『ゴールデンカムイ』。
今年観たアニメで、今のところ一番良かったかもしれない。
そして、やはり原作を1巻から読みたくなった。
大人買いするか、コミックカフェに通うか、迷い中。。。