水戸黄門3時間スペシャル〜弥七大活躍〜③
「とりあえず中に入って色々聞いてきて。
内容はなんでもいい。いいも悪いもない。
全部ありのままを聞いてきて。
リアルを知るのが大事だから」
はっ!!
なんてことは言ってないけど、気持ちはそんな感じ。
すっかり任務をもらった忍び気分。
とはいえ、私がいきなり中に入って片っ端から声かけるのは不審すぎる。
なんせ私は、入社の時はめっちゃ毎日話してたけど、研修終わったら滅多に話すこともない。時々出会ったら、
「あれ?珍しい」
「久しぶりですね!」
と言った感じのかなりのレアキャラだ。
研修時は生まれたてのひよこが初めてみたものを親と思うように、皆慕い倒してくれるが、
「え?何急に。。」
「そんなこと聞かれても・・」
みたいな反応されたらどうしよう。。
と、とととととりあえず。
皆の中に入ってみよう。
と、皆が仕事してる中に入って、空いてる席に座った。
皆私をチラチラみてくる。
ですよね、お前なんでここにいる?ですよね。。
話しかけるタイミングも掴めず、一回出直そうと思ってたら、
スタッフ「あれ、マコさん!ここにいるんですか!珍しい!」
休憩から戻ってきた3年前入社のスタッフが話しかけてくれた。
私「そうなんよーちょっと色々皆に話を聞きたくてねー!」
スタッフ「そうなんですか、なんでまた?」
『なんでまた・・・えーとえーと。。やばい、なんていうか考えてなかった』
私「えっとね、、あのー、、、私、この度弥七になりまして。」
スタッフ「ん?え?弥七?」
私「そう弥七。」
半笑いの彼女に自分の任務を話し、
私「だからね、私はリーダーの代わりに色々聞いて回る忍びなんよwだから困ってること、悩んでること、なんかして欲しいこと、なんでもいい。どーーんな些細なことでもなんでもいいから教えて」
スタッフ「わかりましたw
ってかマコさん、忍んでないですよ」
私「・・・確かに!ダメよ!そこ気づいちゃw」
スタッフ「ウケるww完全に丸見えの忍びじゃないですか!服が黒じゃなくてピンクじゃないですか」
私「そうなったらもう『くノ一(女忍者)』じゃないのよ」
スタッフ「というか、リーダーなんで弥七なんでしょうね。お銀でもいいわけですよね」
私「言わないでよww私もなんで性別越えるんだよって思ったのよ(半泣)」
結果、1人目から予想外の大盛り上がりw
1人目で勢いづいた弥七は4日で58人にヒアリング完了。
弥七に手応えを感じつつも、一つの疑問。
弥七のゴールはどこだろうか。
何ができたら弥七は成果を上げたことになるのだろうか。
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