女の子に待ち受ける社会の洗礼と教育
今日は、出産してから今までずーっと
モヤモヤしてきたことで、
タイトルにもある通り、
学生から社会に出るときに待ち受ける
男女の格差について書きたいと思います。
これを書く目的は、
女の子には、特に、
若いうちからキャリアを考えることの大切さを
親が伝えて欲しいからです。
なぜか?
社会に出ると、少なくとも今の日本においては、
女性は圧倒的に『子育て』という、
ワークライフバランスを理由に、
キャリアを後回しにされるからです。
良いタイミングで
出産するまでは、会社に入り、
年齢やスキルを重ねていくなかで、
昇進やキャリアアップしていくことを普通に
考えていたときもありました。
ただ、会社に入り、人生キャリアを考えたとき、
初めて男女差を自分の中でも、会社の中でも、
意識せざる終えなくなりました。
・女性は子育てするから仕事しながらは無理だ。
・いつ休むかわからないから大きい仕事は
任せられない
・無理して働かなくても生活困らないでしょ
周りは、男性は働く、子どもをもつ女性は家庭中心を前提として、その人のキャリアを周りが決めてしまう。
特にその男女差の意識が強いのが日本だと思います。
実際、子育てしながらフルタイムで働くことは、
めちゃくちゃ大変です。
仕事が終わって、家に帰って、
保育園に子どもを迎えに行き、
食事、お風呂、子どもの寝かしつけまでしていると、あっという間の就寝時間。
家に帰ってから、社内のパソコンを触って、
仕事をやりきる時間はないのです。
時間外労働が当たり前の働き方はやっぱりできない。
また、子育て、ひいては、
子どもの教育をもっと大切にしよう、
子どもと向き合う時間を大切にしようとすると、
家庭では、仕事より子どもとの時間を大切にするべきだとも私は思っています。
そういう意味では、前述の
『大きい仕事は子育て世代には任せられない』と
言われても、
仕方ないのかもしれません。
それでも、子育てを頑張りながら、
キャリアアップを考えるお母さんもお父さんも
もちろんいます。
子育てが親のキャリアのチャンスを潰すものではあってはいけないと思っています。
子育て世代が働きやすい環境は、
男性にとっても働きやすい環境です。
産後、何人ものキャリアカウンセラーさんと
ママのキャリアについて、
話をしたことがあるのですが、
ほぼすべての方が、
日本企業の多くが、
表向きは年齢制限や性別の制限は出していなくても、実はリクルーターには、
年齢や働ける時間(時短ではないか等)
志願者を振り分けるとのこと。
日本の女性の平均年齢は50歳前後だと言う日本で、
悲報でしかない。。。。
日本の企業の9割近くの管理職は男性です。
先進国の日本でも、
女性は、大学から一歩社会に出ると、途端にいろいろなイロメガネで人から評価されたり、
チャンスを得にくくなるときがあるのです。
女性が企業就職を考える際に、
数年後から20年後以内のキャリアプランを描かないと、もう会社を辞めるにも辞められない、
フリーランス?起業?!という道を選ぶか、
みたいなことになるわけです。
子育て中、特に、学生さんを育てている方々は、
キャリアプランの描くことの必要性や、
働きやすさやスキルの獲得という視点で、
会社を観てみるということの大切さも、
是非、親子で話し合って欲しいと思います。
残念ながら、
男女平等が当たり前の教育と、
育児における男女差、管理職率の男女差等がありありと見える男女差が明確な社会、
このギャップは、女性にとって、悩みの種となるときが必ずあります。
もちろん、そんな会社ばかりではないし、
働き方は間違いなくこれからもより柔軟に変わっていくはず。
その中で、男の子も女の子も自分のキャリアと、
ライフワークを実現する道をずっと考え続けて欲しいなぁと思いました。