【JBUG岡山#6 イベントレポート】Backlogの勉強会 「#JBUG」に参加してきました!
こんにちは!ヌーラボのマコリーヌこと、藤本です。
Backlogのユーザーコミュニティ「JBUG」とCacooのユーザーコミュニティ「Cacoo Connect」のコミュニティマネージャーを務めています。
2024年7月20日に岡山県でBacklogユーザーイベント「JBUG」が開催されました。当日の様子は、Twitterまとめ(togetter)からもご覧いただけます。
本ブログでは、イベントの様子やセッション内容をお届けします。
JBUGに興味がある方や今回参加できなかった方の参考になれば幸いです。
「JBUG」について
JBUG(Japan Backlog User Group)は、プロジェクト・タスク管理ツールBacklogのユーザーコミュニティです。
JBUGでは、Backlogを活用した効果的な仕事の進め方やタスク管理、チームのコミュニケーションに関する課題や悩みについて語り合い、解決のヒントやノウハウを学び合う場となっています。
ユーザーの事例を通じてプロダクトの知識を深めるだけでなく、ユーザー同士の交流や共通理解を促進することを目的として、全国各地でオフラインイベントを開催しています。
Backlogユーザーコミュニティ「JBUG」の公式ウェブサイトがオープンしました!イベントの最新情報や日々の活動の様子を紹介していますので、ぜひご覧ください!
BacklogのWebhook全部叩く
最初に登壇されたのは株式会社フィネットのSumida Yukiさん!フィネットさんは、モバイルアプリケーションから企業の基幹システムまで、さまざまなソフトウェアの設計や開発を手がけています。今回は、あらゆるBacklogのWebhookをご紹介いただきました。
BacklogのすべてのWebhookについて解説し、JSONデータ解析を説明してくださいました。詳しい内容については、以下の登壇資料をご覧ください⇩
Backlogをフル活用するために提案力と実装力を鍛えた話
次に登壇されたのはnabe-yuさん。普段はプログラマーとして活躍されているnabe-yuさんですが、今回はBacklogの活用事例を紹介しつつ、周りとの仕事の進め方について、体系的なノウハウではなく、個人の体験談としてお話しいただきました。
nabe-yuさんのチームでは、Bakclogを導入後、基本的なタスク管理ができる「定着フェーズ」を経て、さらにBacklogを活用したい「発展フェーズ」に入る段階です。
どうすればチームとして働きやすくなるか真剣に向き合い、改善には3つのパワー「問題を見つける」「提案する」「実装する」が必要であることに気づき、それぞれを解説していただきました。
改善のモチベーションとして「プロジェクトがうまく回ってチームの力が発揮されること」を掲げ、引き続き試行錯誤してより良い仕事の仕方を模索していると発表を締めくくりました。詳しくはこちらからご覧くださいね!
WordCamp男木島の チームビルディング
続いて登壇いただいたのは、株式会社DIGITALJETの古里武士さん。非公式めんツナかんかんエバンジェリストとしても活躍されています。
今回は、2018年に開催されたWordPressのお祭り「WordCamp男木島」のチームビルディングについてお話しいただきました。WordCampの様子はこちら⇩
WordCamp男木島の運営ツールとして、Backlogが課題管理と情報集約に採用されました。チーム全員が全体を把握、情報格差を作らないチームビルディングのノウハウを共有されました。詳しくは以下の資料をご覧ください。
初中級者用如何使用backlog -VALE TUDOEDITION-
次にご登壇いただいたのは、株式会社ドリーム・アーツの井上拓也さんです。Backlogの「初級編」・「初中級編」・「成為上級編」の活用事例とともに、チームで働く際に大切にしているコミュニケーションについてお話しいただきました。
小売店向けSaaSサービス「Shopらん」の開発リーダーである井上さんは、リーダーシップを発揮し、製品とチームを良い状態に保つ役割を担っています。
「初級編」・「初中級編」・「成為上級編」の活用事例
まず、「Backlog初級向け」の運用のコツとして、Backlogヘルプセンターを紹介しました。「種別」「カテゴリー」「発生バージョン・マイルストーン」「親子課題」などの機能と特徴が詳しく書かれているので、「どの属性を設定するべきか」と悩んだときには、ぜひご覧いただければと思います。
参考:Backlogヘルプセンター「Backlog運用のコツ」
次に、「Backlog初中級向け」として井上さんの推し機能「新ガントチャート」を朝会での活用方法についてお話しいただきました。タスクやプロジェクトの進捗の見える化、朝会の集中力向上などの効果が得られたとのことです。ここで一句:
また、上級者になる為のステップとして「#朝Backlog」も紹介いただきました。
やらないと決めたコミュニケーションと実践するファシリテーション
井上さんは、最も人にダメージを与えるコミュニケーションは「無視」であり、何気ないコミュニケーションコストカットが他人に大きなダメージを与えると話します。だからこそ、オンライン会議ではカメラ・マイクはオンにして、相手に聞いている姿勢を見せる、内職はしないなど徹底しているとのことです。
また、会議ではファシリテーションする機会があると思います。聞き手(ファシリテーター)は、話を聞く相手(当事者)との信頼関係を構築しながら、当事者が問題や解決方法に気づくように会話を組み立てる必要があります。
そこで井上さんは、「なぜ」を使わないようにしています。「なぜ」を使ってしまうと、聞かれた本人は無意識に言い訳をしてしまいます。例えば、「なんでここまでしかできてないの?」という代わりに「いつここまで出来たの?」「ここまで作るのにどれくらいかかったの?」「何が原因で作業を中断したの?」などを使います。詳しくは以下の資料をご覧ください。
最後に、「楽しくするには愛と技術が必要」と話を締めていました。
Backlogと業務プロセスのちょっといい関係
最後に登壇されたのは、株式会社ヌーラボの河内一弘さんです。2021年にヌーラボに入社し、社内データ基盤の整備や業務効率化を推進するチームのマネージャーを務めています。今回は、Backlogの課題をうまく使いこなすための責任範囲の透明化の重要性についてお話しいただきました。
責任範囲を透明化する手法としてRACIチャートを紹介。実は、ヌーラボの過去のブログでもRACIチャートについて取り上げられています。
責任範囲をうまく定義できれば、部署を跨ぐ業務プロセスが見えやすくなり、その結果、業務プロセスを見える化できれば、システム化がしやすくなるそうです。プロセスの見える化の具体例として、Backlog APIを用いた業務の自動化やWebhookで業務フローを動かす事例が紹介されました。詳しくはこちらをご覧ください⇩
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