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【イベントレポート】Vietnam Backlog User Group ~オフショア開発編~「#VBUG」東京開催!

こんにちは!ヌーラボのマコリーヌこと、藤本です。

Backlogのユーザーコミュニティ「JBUG」とCacooのユーザーコミュニティ「Cacoo Connect」のコミュニティマーケティングマネージャーを務めています。

2024年9月18日に東京都でBacklog Meetup ~オフショア開発編「VBUG」が開催されました。当日の様子は、Twitterまとめ(togetter)からもご覧いただけます。

⭐️ VBUGのツイートまとめはこちら⭐️

VBUGは、「Vietnam Backlog User Group」の略称で、今年3月にベトナム・ハノイでキックオフイベントが行われたのがきっかけに、今回はベトナムの企業の皆さまをお招きし、東京でVBUG を開催することになりました。

今回のVBUGでは、オフショア開発に焦点を当て、多くの参加者が共通の課題を抱える中、活発な知見交換が行われました。特に、Backlogを活用した国を超えたチームワークマネジメントやコミュニケーションについて、多くの学びが得られる内容となりました。

本ブログでは、イベントの様子やセッション内容をお届けします。

「#JBUG」について

VBUGの姉妹コミュニティ「JBUG」は、プロジェクト・タスク管理ツールBacklogの日本国内ユーザーコミュニティです。

JBUGでは、Backlogを活用した効果的な仕事の進め方やタスク管理、チームのコミュニケーションに関する課題や悩みについて語り合い、解決のヒントやノウハウを学び合う場となっています。

ユーザーの事例を通じてプロダクトの知識を深めるだけでなく、ユーザー同士の交流や共通理解を促進することを目的として、全国各地でオフラインイベントを開催しています。

公式ウェブサイトでは、イベントの最新情報や日々の活動の様子を紹介していますので、ぜひご覧ください!

PIRAGOでのBacklog利用事例

最初に登壇されたのは、ベトナムから来日されたピラゴーベトナム株式会社のロンさんです。ロンさんの導入事例は、こちらの記事でも紹介されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

ピラゴーでは、マイルストーンにスプリントを登録し、ガントチャートを活用して各スプリントの進捗を視覚化しています。また、スクラムを展開する際には、プロダクトバックログとスプリントバックログを分けて管理しています。

さらに、Backlogの活用はアジャイル開発にとどまらず、会社全体の経営にも利用されています。

ロンさんは、Backlogを使うことで業務プロセスを可視化し、作業管理が容易になるため、ソフトウェア開発以外のさまざまな業務にも導入できると話されていました。

認識相違を防ぐ、ベトナムオフショアとのコミュニケーションルール

次に登壇いただいたのは、株式会社デザインワン・ジャパンの小島さんです。今回の登壇では、Backlog上で課題を管理する際に気をつけている6つのルールを紹介いただきました。

コミュニケーション6ルール

  1. 全体像を伝える

  2. ゴールを記載する

  3. マイルストーンを設定する

  4. ステータス変更ルールを決める

  5. テンプレートを利用する

  6. 視覚的にやり取りをする

課題の粒度を揃えるためにテンプレートを利用し、記載漏れ・検討漏れを防ぐとともに、課題起票の時間を削減しているとのことです。

また、言語が異なるため、テキストコミュニケーションだけでは意思疎通に時間がかかる場合があります。それらを防ぐためにも、イメージ図や表を課題に添付することで、視覚的に情報を共有し、認識の齟齬を防止しているとお話されました。

スリランカオフショアでのBacklog活用~視覚的な情報共有の強み

続いて登壇いただいたのは、株式会社SLiCの松田です。SLiCでは、スリランカとのオフショア開発においてBacklogをご活用いただいてます。SLiCさんの導入事例は以下の記事でも紹介されています!

Backlogを導入する前は、チャットやSkypeを使ったコミュニケーションが主だったそうです。しかし、これらでは情報が蓄積されず、プロジェクト全体の理解が不足するという課題がありました。そこで、コミュニケーションツールの重要性と、適切な情報管理の必要性に気づかれたとのことです。

Backlogを導入してからは、課題の内容が一目でわかるようになり、進捗状況や担当者も明確になるなど、多くのメリットを感じていただけたそうです。

さらに、Backlogはプロジェクト管理に不慣れな方や、ITにあまり詳しくない方でも視覚的に理解しやすいため、営業や通訳者もBacklogを使って課題管理するようになったとお話しいただきました。

最後に、「コロナ禍でもいつもどおり業務を遂行できたのはBacklogを使ってプロジェクトを管理していたから。」と嬉しいお言葉もいただきました。ありがとうございます!

VNアジャイル体制でのBacklog活用

最後にご登壇いただいたのは、株式会社Sun Asteriskの斎藤さんです。同社は2013年に創業し、現在はグローバルで2000名以上の社員が在籍しており、ベトナムでエンジニアを中心とした人材育成に取り組んでいます。

Sun Asteriskではエンジニアから非エンジニアまで幅広くBacklogをご活用いただいています。

今回は、アジャイル開発におけるPBI(プロジェクトバックログ)をBacklogの課題で登録し、管理方法をお話しいただきました。

まとめ

今回のVBUGでは、オフショア開発に焦点を当てたイベントでしたが、参加者同士が共通の課題を抱えていることもあり、活発な知見交換が行われました。

さらに、Backlogユーザーによる国を超えたチームワークマネジメントやコミュニケーションについても、多くの学びが得られる貴重な機会となりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!


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