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推進波チャネルと〝フィボナッチ波動“

これまでの推進波チャネルの記事では、上昇方向の波に対して右下がりの支配角度を当てる見方だったが、今回は下落方向の動きに上下両方のフィボナッチラインを当てて見る。

この見方は、同じ値幅が出ながら5波まで行く〝ルート“を2波目の時点であらかじめイメージできる、チャート上の真理の1つであると思っている。

過去記事にあるように、1波目を取りに行く見方に加えて、3波〜5波目の波形をリアルタイムでまとめて予測するやり方というイメージ。

※なお、1つ目の記事で「チャートを見る時の前提」として書いているように、出来高が一定量あって安定している銘柄ならチャートを上下反転させても同じ動きである。

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下記チャートの赤丸の所、下向きにひと波出てからいったん反発し、右に流れつつ上に返すのか太線のサポート(右下がりの支配角度)を下抜けするのか、、、というところから下抜けし、E値達成から反発した流れ。※MA=EMA

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とここまでなら〝事後的に″チャネルを当ててある程度反発すると見たら三尊・逆三尊の右肩で入る、、、というチャネルトレーダーにとってはお馴染みの2段チャネルであるが、

ただ、赤丸からの揉み合い=ヘソの部分の動きによって、上下どちらに行くのか、どこまで行くのか、どれくらい反発するのか、もっと言えば最終的にエリオット波動的な5波がどう出るのかが決まっている、、、と言ったらあまりにオカルトが過ぎるだろうか。。。


もうひとつ例を。

右下がりチャネルのE値は、右上がりフィボナッチラインの0.786 or 0.886 or 1.0とのクロスポイントになる。

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上記のサンプル2つは、この記事を書いている週の「ひと波目が出てから落ちる前まで」の値動きに合わせて実際に引いていたものであって、過去チャートの中から必死で該当する所を探して無理矢理引っ張り出してきたものではない。




上部リンクの過去記事で書いた、右上がり支配角度を基準に値動きを追う見方、これに上下方向のフィボナッチラインを当てているのだが、

注目すべきは「1波目が止まってからのロウソクとEMAの軌道&返し率」である。 

返し率(押し目の深さ)は毎回どの波に対しても厳密にフィボナッチ数に従っている。※フィボナッチ数ではない0.5=半値も加えている。

その返し率と向きは一定の数パターンの組み合わせしかなく、同じ軌道・同じ抜け方なら以降も同じ値動きになってしまうというシンプルな話。(実際は落ちるまでの動きに違いがあり、下落以降の細かい動きにも違いが出るが、反発するところまでは変わらない。)

例えて言うなら、パチンコの玉を完全に同じ質量・同じ位置から同じポイントに落とすとして、落ちるルートや行き着く先は同じになるというか、、、

チャートは釘が沢山あるパチンコ台よりももっと単純で、決まった間隔のフィボナッチラインにぶつかりながら動いていると言えば良いか。


今回は右下がりパターンで提示したが、前置きで言ったとおりチャートを上下反転させて上昇方向で見たほうが見やすければそれでも良い。

基本的に値幅は1か0.5かで見るが、角度は水平ではなく上下どちらかの支配角度で見ていて、ひと波目を基準値幅としてE値や0.5で反発しつつ、一定の勢いがあればフィボナッチラインの上限1.0まで行き、反転する、、、というイメージ。

右上がりのラインに合わせたE値が効く時や、1波目から上に返してしまう時なども、1波目の後の動きを見れば分かるということであって、各々検証する時のポイントとしてもらえればと思う。

今回はこの辺で。

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