米ISM製造業指数、5カ月連続で活動縮小-受注と生産が低迷
日本時間9/3(火)23:00に発表されました、ISM製造業景気指数が発表になりました。
■結果
8月のISM製造業総合景況指数は47.2-市場予想47.5
生産指数は2020年5月以来の低水準、新規受注は15カ月ぶり低水準
■内容
米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は、5カ月連続で活動縮小となった。受注と生産が一段と低下した。
*ISM製造業景気指数(8月)23:00
結果 47.2
予想 47.5 前回 46.8
新規受注 44.6(47.4)
生産 44.8(45.9)
雇用 46.0(43.4)
入荷遅延 50.5(52.6)
在庫 50.3(44.5)
仕入価格 54.0(52.9)
輸出 48.6(49.0)
()は前回
Bloombergの記事
ブルームバーグ・エコノミクスのスチュアート・ポール氏は「8月の指数上昇が在庫の大幅増や入荷遅延の改善に支えられていたことを踏まえれば、今回の統計はさらなる財のディスインフレの可能性を示唆している。意図せざる在庫の積み上がりは、今後数カ月の生産減速につながり得る」と指摘した。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は記者団との電話会見で、「9月に実施されるとみられる金利引き下げが助けになるのは間違いないが、短期的に支えとなるかは定かでない」と指摘。「状況が実際に変わり始めるのは12月か来年1月になってからだろう」と話した。
マーケットの反応
同日発表のPMI(製造業担当者景気指数)も予想48.1 結果47.9(前回48.0)とイマイチの結果だったこともあったのか、株価は大幅下落で終えている。
為替はドル高/円安に振れた。米債権も低下、特に2年債の低下が著しいので、これによる為替への影響も大きかったものと思われる。
特にNASDAQの下げが激しい。これは、NVIDIAを初めとした、半導体株の急落によるもの。
その証拠に、SOX指数やヒートマップを確認すると一目瞭然。
さらに、ラッセル2000も-3.3%とこちらも23時から急落。
これらにより、日経平均先物も-2.73% -1056円と大幅下落。
景気後退懸念から、原油先物も下げ。金は下げたものの終わりまでに戻した形。
特にNVIDIAの下げが激しい。ほかも大型株が全般に下げ。
最後に
いかがでしたでしょうか?自分なりにざっくりまとめてみました。
・前月同様にISM製造業から下落開始か?
・製造業PMIも弱い
これで半導体関連株の下げが顕著です。特にNVIDIA。
そして引きずられる日経平均。
来週はメジャーSQということで、しばらく乱高下を免れなそうです。しっかりシートベルトを締めていきましょう。
誤りやご指摘などありましたら、ぜひコメントに書き込みをお願いします。
それでは。