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河合達憲の当面のストラテジー:2024/6/4(サンリオとIDOMの分析も)

毎週楽しみに拝聴している、auカブコム証券の河合達憲さんの講義です。
今週も簡単に要点をまとめてみました。

下記よりYouTubeでご覧になれます。

概況


6月は決算材料がなくなり、材料株(仕手株)相場となるのが通例。
日銀会合、メジャーSQが来週にあるので、来週はこれが材料になるだろう。

今日はインド株が-5%超の急落。選挙によるものとの事。
その影響で、為替がドル円で155円台と円高に振れている。ドルインデックス以上に、対円通過どれも円高に振れている。メキシコペソ円が-3.5%超。
日経先物も-1.2%下げている。

物色の変化を捉える

金融政策の修正で物色される銘柄が様変わりした。
インフレ抑止の為、日銀がマイナス金利を解除の可能性が高まった2月から「保険」「銀行」があがった。今後の債権金利上昇から業績回復を期待している。

上位5位にあるセクターを年初に買っていたら、とても利益が取れた。
これに乗るべきか?

特に保険が年初来騰落率+47.57%と突出している。

当講義の資料から抜粋

どの銘柄を買っていいかわからない場合は、セクターで捉えて「セクターのETF」を買うと良い

上記から、「セクター選択」→「銘柄選択」が重要となる。

■良いセクターの連想例
金利上昇→保険、銀行
原油価格高止まり→原油石油・石炭
新NISA期待→証券・商品

JR東、東海などは好業績なのに騰落率1位のセクター
逆張りでいくならこのセクターか?(ETFや個別)

保険セクターは買いにくいと思いやすいが、日銀の政策などから考えて素直に捉えていくことが大事。マーケット・ニュートラルに考える。

レーティングランキング

5/15期初決算出揃った後の株価レーティングランキング。

■買いランキング
左の表で、レーティング全体のランキングを確認。
右の表で、業種などの傾向を見る。
面白そうな銘柄は、チャートを確認してエントリータイミングを図る。

当講義の資料から抜粋


■売りランキング
レーティングが低いランキングからは、特に右側の表で変化幅が大きいものは、特に業績などが悪いと想定される。

当講義の資料から抜粋

アナリストは買いのバイアスが強いレーティングをつけやすい。
「当たる」「当たらない」ではなくうまく使うもの

2銘柄ちょっとだけ見てみましょう

買い上昇幅ランキングから、良さそうなチャートの銘柄を見てみましょう。

当講義の資料から抜粋

8136 サンリオ

みなさんご存知「キティちゃん」などのキャラクターで有名な会社です。
週足で上昇トレンド。2足の押し目から20日線を5日線が陽線で抜けて、リバウンドし始めているように見えます。

週足
日足

森口先生の「個別銘柄をとことん分析」で取り上げられていましたね。
有料記事ですが、とても詳しく書かれていますので、是非ご購入ください。


7599 IDOM

中古車のガリバー、リベラーラを運営している会社です。
4/12の1Q決算で2期振り最高益で窓を空けて上昇。その後ヨコヨコ。
日足は20日線を挟んで上下しています。

週足
日足

これは憶測ですが、
自動車メーカーの不祥事 → 新車納期不明 → 中古車売れる
こんな構図の期待ができるのでは?と想像しています。
未だに、新車納車まで半年以上という車が大多数のようですし。

同業の3186 ネクステージ、2788 アップル、4732 USS(BtoBの中古車オークション会場)、7199 プレミアグループ(カーセンサー保証などの保証事業)もウォッチしておきたいです。

株探より

PER9.9倍、配当利回り3.3%、信用倍率0.9倍と、買いやすい状況のようです。

最新のIRで気になった点が。
大株主にビッグモーターが。
https://idom-inc.com/wp-content/uploads/2024/05/CGhoukoku%EF%BC%BF202405.pdf

IR資料より

2023年9月にビッグモーターの保有比率が、5%未満になったと報告していたのに。

2024年2月時点での株主には入っていない。なぜに?

株探より

検索しても見つけられなかったのですが、2021年9月頃か2022年9月頃に、ビッグモーターがIDOMを敵対的TOBしようとして、市場でIDOM株を買い漁り、IDOM役員が身銭で株を買い、攻防戦を繰り広げていたような。。。
以下の月足の赤丸どっちかだったはず。。。

株探より 月足チャート


自動車関連の会社だと、ついつい力入っちゃいますね(趣味)
とは言え、決算資料などもきちんと読めていないので、今度詳しく分析してみようと思います。


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