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カレンダーに隠れたおいしい秘密〜毎月22日はショートケーキの日〜

19日に「シュークリームの日」を書きましたが、今日22日は「ショートケーキの日」をお届けします。
書いているうちに食べたくなってしまうのですが、買いに行くのは書き終わってから・・・。
それでは「ショートケーキの日」いってみましょう❤️


日本にはさまざまな「スイーツ記念日」が存在しています。
私たちが日常的に楽しむお菓子やスイーツを通して、一年中いつでも「ちょっとした幸せ」を感じるきっかけが生まれるのは、日本人ならではの食文化と言えるかもしれません。
なかでも、真っ白な生クリームの上に赤いイチゴがちょこんとのった「ショートケーキ」は、子どもから大人まで幅広く愛されるスイーツの代表格。

そのショートケーキには、毎月22日が「ショートケーキの日」として定められていることをご存じでしょうか。
ここでは、ショートケーキの日の由来や背景、そしてこの記念日をきっかけに楽しめるさまざまなアイデアをご紹介します。

ショートケーキの日が生まれた理由

「ショートケーキの日」は、カレンダーという身近な存在から生まれた記念日です。
毎月22日の上には必ず「15日」が来ます。
この「15」を「いちご」と読むユニークな語呂合わせを用いて、「22日の上に“いちご”が乗っている」→「22日の上にイチゴが乗る」→「ショートケーキ」のイメージが生まれました^^
こうした遊び心から、毎月22日がショートケーキと結びつけられ、全国的に「ショートケーキの日」として定着していったのです。

この発想を最初に生み出したのは、2007年に仙台市の洋菓子店「カウベル」とされています。
そのお店は残念ながら閉店してしまいましたが、この斬新なアイデアはスイーツ好きの心をつかみ、多くの洋菓子店やケーキメーカーがこの記念日に注目するようになりました。

ショートケーキの歴史と日本独自の発展

日本で一般的に「ショートケーキ」と言えば、ふわふわのスポンジ生地に甘さ控えめの生クリーム、そして新鮮なイチゴをふんだんに使ったスタイルが定番です。
しかし、このスタイルは実は日本独自の進化形。
もともとはイギリスやアメリカで、小麦粉とバターを使ったサクサクのビスケット生地に、イチゴや生クリームを合わせたデザートが「ショートケーキ」と呼ばれていました。
一方、日本においては1922年ごろ、不二家が生クリームとスポンジ生地を組み合わせたケーキを販売したことが始まりといわれています。
口当たりのよいスポンジと、軽やかな甘みの生クリームに、酸味と甘味のバランスがよいイチゴをトッピングするスタイルは、日本人好みの繊細な味わいを生み出しました。
この組み合わせが広く受け入れられ、現在の「日本のショートケーキ」として、世界に誇るスイーツ文化となったのです。

なぜ「ショートケーキの日」は注目されるのか

これはホールケーキですね。でも美味しそうなので載せちゃいました!

記念日として設定された「ショートケーキの日」は、単なる語呂合わせの面白さだけでなく、スイーツ業界全体への好影響をもたらしています。
毎月22日には、洋菓子店やコンビニエンスストア、パティスリーなどで、特別なイベントやキャンペーンが行われることが多く、消費者にとっては、お得にケーキを味わえるタイミングになります。

例えば、一部の有名パティスリーでは、22日にショートケーキを割引販売したり、イチゴ増量の限定バージョンが登場したりすることも。
また、こうした特別企画は、普段スイーツをあまり食べない方にとっても「ちょっと試してみようかな」という気持ちを呼び起こします。

誕生日やクリスマスといった大きなイベント以外にも、気軽に「スイーツでちょっと幸せな気分になれる日」が毎月巡ってくるのは、忙しい日常生活の中で、ほっと一息つくきっかけにもなります。

ショートケーキが愛され続ける理由

日本のショートケーキは、素材そのものの良さを引き出す繊細な味が魅力です。
しっとりとしたスポンジに、新鮮な生クリームは口どけがよく、甘さを引き立てるイチゴが、アクセントとして抜群の存在感を発揮します。
イチゴを飾った鮮やかな赤と白のコントラストは、見た目からして「幸せ」の象徴といえるほどの美しさ。
誰にでもわかりやすく、シンプルでありながら完成度が高い。
その点が、日本人のみならず海外の方々からも、高く評価されているポイントです。

さらに、ショートケーキは季節感を取り込むことも得意。
春のイチゴはもちろん、夏にはブルーベリーやメロン、秋にはブドウやイチジク、冬には柑橘類といったように、季節ごとに旬の果物をのせてアレンジすることで、より豊かな味わいが生まれます。
この自由度の高さも、ショートケーキが飽きられることなく愛され続ける理由の一つでしょう。

ショートケーキの日の楽しみ方いろいろ

「ショートケーキの日」の楽しみ方は、何もお店で買うだけにとどまりません。
たとえば、家族や友人と、手作りショートケーキを作るのはいかがでしょう。

ホームメイドならではの温かみは格別です。
市販のスポンジや生クリーム、そしてお気に入りのイチゴや、季節の果物を用意すれば、思いのほか簡単に作れます。
自分好みの甘さに調整したり、子どもと一緒にクリームを絞ったり、フルーツを飾ったりと、手間も時間もかかる分、完成したときの満足感はひとしおです。

また、SNS上で「#ショートケーキの日」といったハッシュタグを使い、写真や感想を投稿する楽しみ方もおすすめです。
普段は知らないお店の新作ショートケーキ情報や、他の人が作ったオリジナルケーキのアイデアなど、思わぬ発見があるかもしれません。
こうしたコミュニケーションは、おいしいものをきっかけに人と人がつながる機会となり、新たなスイーツ仲間が増えるきっかけにもなるでしょう。

コンビニやスイーツ店の工夫

ショートケーキの日には、コンビニでも特別な工夫が見られます。
普段から気軽に買える、カップスイーツタイプのショートケーキが、22日に合わせてイチゴ増量されたり、期間限定価格で提供されたりすることも少なくありません。

また、洋菓子店ではその日に合わせて、見た目にひと工夫を加えたデコレーションケーキを用意したり、サイズや形状を変えたりと、話題づくりに余念がありません。
こうした創意工夫が、スイーツファンにとって、毎月22日を特別な日へと高めてくれます。

日本独特の「イチゴ+生クリーム」文化

日本人が、イチゴと生クリームの組み合わせを愛してやまないのは、その上品な甘さと酸味のバランスにあります。
イチゴは、洋菓子だけでなく和菓子にも取り入れられる素材ですが、生クリームとの組み合わせは特に馴染み深く、子どもの頃に食べた誕生日ケーキやクリスマスケーキを思い出して、懐かしい気分になる方も多いでしょう。

そんな「思い出を呼び起こす味」でもあるショートケーキが、毎月22日に注目されることで、その愛され方はますます深まっていくのです。

海外から見たショートケーキ

海外でもショートケーキという名前は知られていますが、そのイメージは日本とはやや異なります。
海外ではビスケット生地に近い、サクッとした食感のケーキが一般的なこともあり、日本のふわふわしたスポンジと生クリーム、イチゴの組み合わせは「日本ならではの繊細なスイーツ」として認知され始めています。

こうした文化の違いは、日本のショートケーキが、海外旅行客にとっても「日本でしか味わえない贅沢」として、アピールできるポイントになっており、海外からの観光客が、その評判を聞きつけて、お店に足を運ぶことも増えています。

毎月22日をきっかけに生まれる新提案

毎月22日がショートケーキに注目が集まる日であることは、スイーツ業界に新たなアイデアを生む機会でもあります。
たとえば、健康志向が高まる中で、糖質オフや植物由来のクリームを使ったケーキが開発されたり、地域の特産フルーツを取り入れた、限定ケーキが話題になったりしています。

こうした新たな挑戦は、定番のショートケーキ文化をより豊かにし、「今日はどんなショートケーキに出会えるのかな」と、毎月22日が近づくたびにワクワクする気持ちを誘発してくれます。

イベント性を活かしたコミュニケーション

ショートケーキの日を利用して、店舗側はキャンペーンやポイントサービス、試食会など、顧客とのコミュニケーションの場を設けることができます。

これによって、お店側はお客様との距離を縮め、ファンを増やしていくチャンスを得ることができます。
また消費者にとっても、お気に入りのケーキ店を見つける良い機会になるでしょう。
同時に、お互いが特別な日に関心を寄せることで、スイーツ好き同士の交流も活発になります。

まとめ

毎月22日の「ショートケーキの日」は、「22日の上には15日がある」というカレンダー上のユニークな発想から生まれた記念日です。

この日が世間に浸透してからは、洋菓子店やコンビニが続々とキャンペーンを実施し、手作りショートケーキを楽しむ人も増えてきました。
日本独自のふんわりスポンジと生クリーム、そしてイチゴという黄金の組み合わせは、多くの人々に「幸せ」を届け続けています。

ショートケーキの日をきっかけに、気軽にお店を覗いてみたり、仲間同士で手作りスイーツパーティーを開いたりしてみてはいかがでしょうか。
甘くて優しい味わいが、日常に小さな彩りを添えてくれることでしょう。

あぁ、もう我慢できない・・・お気に入りのケーキ屋さんに行ってきま〜す❣️

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