新春ママチャリGPに向けてアプリ開発! ~チーム対抗耐久レース~
はじめに
こんにちは、デジタル推進課のまっきーです。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年明けといえば、そう、ママチャリレースですよね!
今回はママチャリグランプリに向けてアプリを開発したのでそちらのご紹介です!
また、その他のチーム対抗時間内マラソンにも使用できるはずなので、もしよかったら参考にしてみてください。
また、もしこれを見て仕事を発注してみたいなーと思った方、ぜひ連絡いただければと思います!
スーパーママチャリグランプリ(ママチャリ日本GP)とは?
ママチャリレースってなんだよって思った方、ぜひ参加してみてください。楽しいですよ!
スーパーママチャリグランプリとは、「チーム対抗6時間耐久ママチャリ世界選手権」で、F1で有名な富士スピードウェイをママチャリで6時間爆走するイベントです!
そのほか富士スピードウェイでキャンプができたり、最後にはF1がピット内で超間近でみれたり(今年はない。。?)と、子供も楽しめるイベントになってます。
すでにエントリー期間は終了していますが、詳細リンクも置いておきます。
日本の新年はママチャリで始まる!
寒い・キツイ・辛い は当たりまえ、庶民のための世界選手権!
Q&A ページも面白いのでよかったらどうぞ
ママチャリGPを制するためには
やるからには本気で参加して良いランクを目指したいものです。過去参加してきた経験から、どうすればチームとして最大のパフォーマンスが発揮できるのかご紹介します。
結論としては、迅速な情報連携とプランニングが重要になります。
参加メンバーの当日の実力を考慮してピットインのタイミング、休憩のタイミングを決める
6時間の耐久レースなので、いかにメンバーの全力を常に出し続けられるかが鍵です。
チームとしてのタイムを早めるために平均ラップが速い人をより多く走らせるのも良いですが、1周でかなりの体力を使うので、そのメンバーが辛くなるばかりですし、タイムもどんどん遅くなってしまいます。メンバー全員に負担を分散させるのはとても重要です。
そのためには、その日のメンバーの平均ラップ、何周したのか、次の休憩までどれくらいなのかなどの情報を理解する必要があります。
ピットインをいかに減らすか
メインピットはとても混雑するので、速度がかなり制限され、時間ロスになります。
そのために、我々のチームではピットインをメインの方ではなくて軟弱ピットの方を使用することでピットインの混雑を緩和しています。
また、人によっては、2周連続で走れる長距離型の人がいます。時間がかかりすぎることなく2周ほど走れるのであれば、他の人の休憩時間を稼ぐことにもなるので、中盤あたりで2週連続で走ることも効果的です。
ピットには常に2人ほど配置する
ピットに常に人がいないと、
・交代したいのに人がいない/見つからない
・前の人がいつ出発したのかわからずに次の交代がいつかわからない
・交代すべき人がいない場合に対処できない
など、かなりのロスになってしまいます。
情報把握や場所確保の意味でも、走り終わった人や次走る人、その次に走る人くらいは待機していることをおすすめします。
ちなみに軟弱ピットは、下記のマップのアドバンコーナーと書いてあるあたりです。終了1時間くらい前にこのピットは締め切られてしまうので、いつメインピットに移動するかも考えなければいけません。
効率的な休憩で体力を回復させる
走り終わってから1時間くらいは休憩があります。ただ会場が広いので、キャンプ飯を作る仲間のもとに帰ってご飯をゆっくり食べていると、あっという間に次の番になっていて、最悪交代を逃してチームのタイムに影響してしまいます。
また、次の休憩がいつか正しくわからないと、気が気でなくなってしまって早めにピットに向かうことになります。
また、休憩時間を考慮せずにやっていると、休憩が異常に長くなったり、短くなったりしてしまいます。
適切なプランニングをもとに休憩を分散させることをおすすめします。
最終交代のタイミングを合わせる
6時間耐久レースですが、最終のピットインは終了15分前に締め切られてしまいます。その後は最終走者が最後まで走り続けることになります。最終走者は一番長く、早く走れるエースを持っていきましょう。
また、ゴールのタイミングも重要です。6時間のタイミングでゴールラインが設定されることになるので、一番のベストは5時間55分くらいにゴールラインを通過すると、最後ギリギリ1周追加することができます。これらのタイミングも調整できると、全体の成績を底上げすることができます。
ママチャリGPのための最強アプリ開発
これらの経験から、ママチャリGPの最強サポートアプリに必要な要件は下記のとおりです。こんなアプリあったら使いたいと思いませんか?
アプリの機能
iOS, Android, ウェブサイト経由で使用できる
スマホ・タブレット・デスクトップなど、デバイスを選ばない
無料で使用できる
登録したデータは自分のグーグルドライブ上のスプレッドシートのみに保存されて情報公開されない
歴代のママチャリレースの記録も照会できるようにする
メンバーごとの実際の平均ラップ・合計何周か・次いつ走る予定かを表示する
プランニングのデータも表示する
連絡のために、電話/メール/SMSがすぐに送れるようにする
各メンバーの走行ログをすぐに参照して、ラップタイムの遅延について分析できるようにする
現在のチーム全体、合計ラップ数を把握する
チームメンバーが同じデータをすぐに参照できるようにする
実際のアプリ操作画面
初期設定 - アプリのダウンロード
まずはApp StoreでApp Sheetをダウンロードします。
無料でダウンロード可能です。
ログインはGoogleのアカウントベースなのでチーム共有用のGoogleアカウントを作成すると良いかもしれません。
初期設定 - アプリのコピー
一番下部で、サンプル公開を行いました。
そちらのURLで自分のアカウントにコピーしてみてください。登録したチームメンバーの内容などは自分のアカウントのグーグルドライブのみに保存されることになります。
初期設定 - 大会の登録
まずは大会を登録します。
メニューの方から「Race Master」を選択
プラスボタンから新規登録
大会の概要情報を入力してみてください
必須項目:大会名, 大会開催日
初期設定 - チームの登録
続いてチームを登録します。
メニューバーの方から「Team」を選択
プラスボタンからチームの新規登録
チームの概要情報を入力してみてください
必須項目:チーム名、レース名
初期設定 - メンバーの登録
続いてメンバーを登録します。
下記アイコンから「Runner」からメンバーを新規登録
メンバーの情報を入力してください
必須項目:メンバー名、チーム名
電話番号やメールアドレスは任意なので空白でも問題ないです。入力すると他のメンバーが簡単に連絡することができます。
機能概要 - Runner画面
ここからはできることをご紹介していきます。
下記のようにチームのメンバーごとのステータスが一覧で確認できます。
現在すでに終了した周数:チーム名の右の数字(ステータスがcompletedになっているRun_Logから合計しています)
電話・SMS:チームメンバーで登録している場合、この画面から各メンバに対して1クリックで連絡できます。
Next Run:Run_Log画面で登録している、ステータスがPlanningになっていて一番時刻の早いものを表示しています。
Time to Next Run:次の走る予定まで、現在時刻からあと何時間何分あるかを示しています。画面を更新した時間が現在時刻と認識されます。これでどれくらい休憩時間があるかわかるのでゆっくり休憩できます。
Avg Lap Duration:平均ラップタイム。これで各メンバがどれくらい早く走れるのかが実績値からわかるようになります。Run_Log画面でステータスをCompletedにしたものをベースに平均を計算しています。
Total Lap Counts:今まで走った合計周数のカウントです。これで各メンバの負担率もよくわかります
Rest Duration:現在の休憩時間。現在休憩時間が長そうなメンバをすぐに見つけ出すことができるので、途中のプランニングに役立ちます。
Last Run finish time:最後に走った日時です。
メール:チームメンバーで登録している場合、このアイコンから各メンバに対して1クリックでメール連絡できます。
機能概要 - Run_Log画面
現在終了したすべてのログを見れます。
ステータスごとに合計周数が確認できます。これで現在何周できたのか、着地は何周になりそうかも確認できるようになります。
出発時刻と終了時刻、周数を登録することで、Lap_Duration(1周の平均ラップタイム)が計算されます。
Completed:完走したログ。
Planning:今後予定しているログ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。ママチャリレースのイメージはできましたか?
また、ママチャリレースだけでなくて、チーム対抗のマラソン大会などにも使用できると思います。
作成に時間がかかったので、有料公開とさせていただきましたが、ぜひ使ってみてください!
また、もしまっきーに仕事を頼んでみたい方、個人受注も行なっているのでぜひご連絡いただければと思います。
今年もよろしくお願いします!
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