Pleasure 2023 夏の終わりに
B'zの5年に一度のお祭りが終わってもう10日になる。
もう10日と言うべきか、まだ10日しか経っていないと言うべきか。
以前からずっとB'zは好きだけど、今回のツアーは自己最多の5回参戦した。
8/20 東京味の素スタジアム
9/9,10 静岡エコパスタジアム
9/23,24 大阪ヤンマースタジアム長居
長いツアーの後半1ヶ月間、スタジアム公演のみに絞ってチケットを取り、挑んだ。
本当に最初からいろんなことがあったツアーだった。
ネタバレ踏まないように必死に情報に触れないようにし、セットリストを予想した。
ほとんど、自分の願望のようなセットリストになったけれど笑
稲葉さんのコロナ感染による福井公演の中止。
台風直撃による大阪公演の中止。
仕方ない事態とはいえ、チケットを持っていた方は本当にショックだったろうと思う。
時を同じくして、コロナの再拡大。
幸い、自分は全く影響はなかったけれど、「感染してしまっていけなくなる事態だけは避けなくては。」という気を使う期間にはなったのは間違いなかった。
そうして迎えた8/20。
味の素スタジアムでのDay2が、自分にとってのPleasure開幕になった。
とにかく、とにかく本当に暑い日だった。
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味の素スタジアムに訪れたのは、前回のPleasureツアーファイナル以来約5年ぶり。
懐かしい景色にテンションが上がった。
5万人の観客の前で、圧巻のパフォーマンスだった。
58歳(当時)とは思えない稲葉さんの若々しさと伸びやかな声、体力。
松本さんは毎回動かなくなっていくけど笑
昨年のツアーから変わらないサポートメンバーも、完璧な演奏だった。
あっという間の2時間半。
圧巻だった。
セットリストは、自分としては意外な選曲が多かった気がした。
初回の鑑賞を終えた時、若干のセトリに対する違和感と、不完全燃焼感を持った。
それでも、B'zの5年に一度のお祭りを成立させるものとして、十分に満足のいくものではあったが。
2週間後の9月9日
この日は地元、静岡のエコパスタジアム公演。
エコパスタジアムでは21年ぶりの公演だった。
21年前、GREENツアーのとき、同じ会場にいたことを思い出す。
スタジアムのはるか上の方、サイドスタンドだった。
そこから21年、また、まだ、B’zが好きで、こうして足を運んでいる。
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この日は、子供らを連れて行った。
親の影響で、B’zは知っているし耳にはしているが、最近の子供らだ。
ボカロなんかをよく聞いている。
その子達に、古臭い、今どきじゃない、ROCKはどう聞こえるのだろう。
この日、中学生になる娘が、2時間半ずっと嬉しそうに大きな声で歌い、飛び跳ね、終わったあとに「すごかった、全然(CDと)違う。迫力がやばい」と興奮した様子で言っていた。
好きな音楽に正解などないけれど、日本のロックシーンを引っ張ってきた人たちのパフォーマンスを生で見ることができたのは、きっと将来いい経験になるんだろうと思う。
9月10日
2日連続の参戦。
この日はプレミアム席が当選していた。
今ツアーから始まった、SS席の更に中心。
あの広いスタジアムで、ステージど真ん中、前から14列目だった。
普段は小指の先よりも小さくしか見えないメンバーの姿が、肉眼ではっきり見える。
表情も、モニターに映らない仕草も、いたずらしている様子も笑
少し引いてみてみれば、モニターの端から端までが全部視界に収まる。
自分の視界全てがB’z。
ファンクラブ専用なので、周囲も当然気合の入った人たちばかり。
音響もスタジアムのサイドスタンドとは比較にならない。
プレミアムな2時間半だった。
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この頃、最初に感じていたセットリストへの違和感は完全に消えていた。
なぜこのセットリストにしたんだろうと、色々思いを巡らせるうちに、今年のセットリストの良さが見えてきた。
今では、このセットリストのプレイリストがヘビーローテーションされている。
9月18日
まさかの事態が起きた。
福岡公演の撤収作業中に鉄骨が落下し、作業員が負傷する事故が発生した。
オフィシャルから、大阪公演の開催可否について慎重に検討中とのアナウンスが流れた。
テレビのニュースでも取り上げられた。
今ツアーは通常週末のみの開催だったのだが、この次は違う、木曜日にデビュー日公演がある。
現場検証、再発防止策なんかを練っていたら、木曜日の公演など間に合わないのではないか。
中止か?
35周年のPleasureツアーはこんな形で幕を下ろしてしまうのか?
様々な思いが駆け巡った。
同時に、直前販売の中止がアナウンスされた。
ダメか…
ホテルの予約と新幹線をキャンセルしよう、明日になったら。
9月19日
開催発表
涙が出そうになった。
9月21日
B’zのデビュー日。
Pleasureツアーでは必ずこの日公演がある。
大阪へ遠征に行っていた友人から随時LINEで状況が送られてきた。
大阪を満喫する様子。
グッズの販売状況。
会場の様子。
雨が予想されていたものの、夕方まではいい天気だった様子。
ライブが始まった頃、羨ましさしかなかった笑
その1時間半後、大雨でライブ中断中と連絡が来た。
「え?」と思い、雨雲レーダーを見てみると、強烈な雨雲と線状降水帯が大阪を直撃していた。
現地ではとんでもない状況になっているらしく、再開か、中止かの判断がないまま、コンコース下へ避難している状態のようであった。
雨男なのは知っているけれど、流石すぎるよ稲葉さん笑
現地ではネットに接続することも難しいらしく、辛うじてLINEだけはできる状態とのことだったので、ツイッターで更新される最新情報を随時送っていた。
ライブは後半、曲数をカットしたものの再開され、とてつもない盛り上がりだったようだ。
それはそれで伝説のライブ、羨ましい笑
9月22日
金曜日の仕事中。
残すは2日間。
24日のチケットしか持っていなかった。
直前販売が絶対にあることは知っていた。
「推しは推せる時に推せ」ってLINEが来た。
うん、そうだよね。
相談もせず、23日のチケットを取った。
9月23日
秋晴れの大阪にいた
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爽やかな風が吹いていた
1ヶ月前には待機中に熱中症になりそうな気候だったのに、長い長い夏だったけど、季節は進むものだ。
大阪も満員のお客さんだった。
5万人の大歓声、大合唱。コロナ禍のライブで絶対できなかった光景がそこにあった。
聞き慣れたセットリスト。
もはやこの曲順が耳馴染みがいい。
稲葉さんの誕生日を最高のライブで迎えた日だった。
9月24日
ツアーファイナル
約1ヶ月で5公演。
B’zを追いかけた夏が終わった。
何一つ文句のない、最高のライブだった。
あのパフォーマンスを、あの光景を、生涯忘れることはないと思う。
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同じライブに何度も行くの?
たくさん聞かれた。
同じライブなんかないんです。
毎回違うんです。
一生で、あと何回B’zのライブに行けるかわからない。
だから、行ける限り行くんです。
チケット代も、交通費もとても高くなった。
だけど、この思い出や、あのとき感じた感動はずっとずっと残り続ける。
一緒にその場を共有した人とは、何年経っても同じ言葉で話ができる。
そう思ったら、チケット代なんか安いもんです。
今は絶賛B’zロスの真っ只中。
松本さんの「新しい作品を作って、ツアーを回りたいとおもいます。」ってMCを信じて待っています。
ゆっくり休んで欲しい思いと、早く発表して欲しい思いとのせめぎあい。
こんなに好きになれる音楽に出会えて、幸せだなぁ。
2023年10月3日