MUSIC MAN JP15-6を購入した
2024年はエレキギターを結構買った。
欲しいギターはまだあるもののしばらくは我慢だなと思ってた矢先、2025年の初売りセールでMUSIC MAN JP15-6がかなり安くなってたので、今しかねえ!ということで新品で購入した。
届いて10分しか触ってないけど、めちゃくちゃ良さが伝わってきた。
なので、届いて10分ぐらいのファーストインプレッションでこの記事を書いている。
現時点では、弾いてた時間より記事を書いている時間の方が圧倒的に長いのは秘密だ。
ネックの形状はPRSのCustom24に似てる
今持っているギターの中で、PRS S2 Custom24のネックの握り心地が一番弾きやすかったが、JP15のネックの形状はかなりCustom24に似てる。
厳密に言うとJP15の方がナット幅が狭いので、違うといえば違うが結構似てるので個人的にはかなり嬉しいポイントだった。
JP15を握ったあとIbanezのネックを握るとめちゃくちゃ広いのが分かるというか、広すぎてやりずらいまである。
ローステッドメイプルはサラサラでスベスベ
初めてローステッドメイプルのギターを購入したのが、かなりサラサラのスベスベで触り心地が良い。あとネックに虎目がバキバキに入っていて見た目の高級感がなんかすごい。
僕は手汗を結構かくタイプなのでネックがサラサラしているタイプはかなりありがたいところではある。
ローステッドメイプルは高温で加熱処理して水分や油分を揮発させて剛性を高めた加工なので剛性はあるけどやや脆さもあるということなので、これから長期で使って反りとかどういう感じか見ていきたい。
よく考えるとメイプル指板のギターを所有するのは初めて。
ピエゾピックアップは思ってたよりエレアコの雰囲気ある
John Petrucciのシグネイチャーモデルの多くはマグネティックとピエゾのピックアップの二種類が搭載されていて、それぞれの音を個別に出したり混ぜたりして音を出すことができる。
同じ会社のピエゾピックアップが乗っているエレアコ(Maton)を持っているが正直そこまでエレアコ感は出ないだろうと思っていたけど、思ってたよりしっかりエレアコの感じが出ていてびっくりした。
本物のエレアコと比べると構造上ピエゾしかないので箱物のエアー感がないので若干物足りなさはあるが、エレキギターメインの演奏で一部フレーズだけエレアコの音が必要になるみたいな曲を演奏ときはすごい重宝するだろうなという感じ。
そして両方混ぜて音を出した時は他のギターではあまりみられない音色になるのが印象的。
ロングスケールだけど弾きやすい設計
どこかのレビューで見た情報で「ロングスケールだけど弾きやすい設計」をしているらしく、手持ちのIbanez RG8870と比べると確かに少しだけど近く感じる。
スケールもネックの長さも同じだけど、JP15の方がボディーのくびれがネック側の方にあって、くびれの深さもちょっと浅めにしてあるので、構えた時に自然とネック側寄りに構えられて、目とギターの距離がすこし近くなるように調整してあるのかなと推察してみた。
一度は自分でギター作ってみたいと思っているので、この構造の違いは結構面白いなと思った。
あんまり関係はないが、ヘッドが他のメーカーに比べて明らかに小さいので、ギターラックに置いてる時に他のギターと一緒に並べるとロングスケールの割にコンパクトな印象がある。
あと、かわいい。
コントロール部分の細かいこだわり
John Petrucciのシグネイチャーモデルだけなのか分からないが、ピックアップコントロール類の取り付け場所は、腕の振りの延長線上にあったほうがしやすいという思想の元、腕の振りの軌道に合わせて配置されている。
これだけだと大したことではないが、実はスイッチノブの切り替え向きもこの軌道上に沿うように傾けられている。
通常は地面に対して垂直方向に上下切り替えできるように取り付けられるが、腕の振りを考慮した配置なのでスイッチノブの上下の向きも配置に合わせて傾けられている。
これがやりやすいのかどうかは正直好みの差が大きいが、ここまで一貫しているとすごいなと関心してしまった。
購入しようと思った理由
最後に購入しようと思った理由を書いて終わろうと思う。
JP15を、というかMUSIC MANに興味が出たのは鈴木健治さんがスティーブ・ルカサーのシグネイチャーモデルを使用しているという情報のをきっかけに「名前は知ってるけど詳しく見たことなかったMUSIC MAN」のギターに興味を持つところからスタートした。
スティーブ・ルカサーモデル、見た目はかなり好みなのと、ルカサー自身の身長がそんなに高くないので手も特別大きくはない、ということでかなり弾きやすいのではと思って一時期購入を検討していたが、音がそんなに惹かれる感じでもなく24フレットではないなどいくつかの理由でやめた。
しばらく経って色々なギターの試奏動画を見ているとJohn PetrucciがMajestyというギターを弾いてる動画に出会う。
これこれ!こういう音が出るギター欲しかったの!と数ヶ月前に歓喜したのを覚えてる(Majestyが初めて発売されたのは2016年)。
この動画に出会ってからというもの、MajestyをはじめとしたJohn Petrucciモデルのギターの情報や動画を見まくり、デジマートでJohn Petrucciモデル漁る日々がスタート。
ただJohn Petrucciモデルを筆頭に、MUSIC MANのギターは市場に出回っているものが少なく結構困ることに。どちらかというとベースのStingrayの方が有名で、ギターは他のメーカーが知名度ありすぎて相対的に使ってる人が少ない感じがした。ただ、熱心はファンは他に負けじと多い感じ。
一応Majestyも市場にあるにはあるが、色が好みじゃないものしかなく…。
また、色々と試奏動画を聞いて回ってみるとJP15の方が汎用性は高そうだなという感じがしたのと、Majestyはネックが反りやすいという情報も結構見かけたので今回はJP15を購入したカタチになった。
(本当は実物を試奏したかったが、行ける範囲の楽器店にJohn Petrucciモデルがそもそも置いてない)
冒頭でも書いたように、2024年の年末にJP15を買おうと思っていたけど高すぎたので別のギター(Ibanez RG8870)を買ってしまったが、新年になったらセールで安くなってたので、今しかねえ!ということで勢いで買ったという感じ。
ちなみに、Dream Theaterは1ミリも知らなかった(流石に注文してから数曲聞いた)
届いた時のセッティングとケース
※追記 2025/01/17
届いたときの弦高は6弦側12フレットで1mmぐらいだった。
楽器屋さんで調整しているのかERNIE BALL側でセッティングしているのかは謎だが、押弦した時に強めに弾くと僅かにビビってた。
これは自宅に届いた時に湿度とかの関係でネックの状態が変わった可能性もあるので意図しているのかは分からないけど、ビビるのがちょっと気になったので弦高を僅かに上げた。
あと、ギターケースはMONOのケースで届いた。
なんとなくハードケースで届くものだと思っていたので若干残念だけど、持ち運びとか考えると案外こっちの方が良かったりするので、結果オーライな感じ。
まとめ
新年早々、結構な金額を使ってしまったが非常に満足度の高い買い物になったと思う。
1年後ぐらいに1年間使った感想を書いてみるのもアリだなと思う。