ハンコ屋さんが生き残るには?

 デジタル省が印鑑廃止を提唱し、ハンコ屋さんはピンチです。
・・・って勝手に考え、さらにそのハンコ屋さんが生き残るすべを考えました。

ハンコがなくなるってことは、代替え手段の整備が必要になります。
単純には電子印鑑かと。

 ならば、ハンコ屋さんは電子印鑑を販売すればいい!
・・・単純にそう考えました。

 ただ、職場で考えてみますと、電子化電子化いいながら、紙の書類ははびこり、
印鑑を廃止する様子もありません。

 背景には、今までのルーチンや惰性もありますが、
廃止したくても法律や廃止のプロセスがわからないで業務改善を謳っても、
実現力がある改革ができないんです。

 ハンコ屋さんなら、ハンコと何十年、何百年も向き合ってきたので、
使用場面、電子化へのプロセス、法的に印鑑が廃止できるセーフゾーンなど
詳しいのではないでしょうか?

 その辺の印鑑廃止の意向へのプロセスで、システムも提供をできるのは
真逆をやっていたハンコ屋さんがもしかしたら適任なのでは?と考えました。

 ただ、もちろんハンコ屋さんが既存のハンコ屋を潰すと捉えられるので、
今までのしがらみや同業者はいい顔しないでしょうし、システム移行に
関われるのは最初に動いたハンコ屋さんだけだと思います。

 さらに、個人経営のおおいハンコ屋さんは時代の変化に対応できず、
新しい電子印鑑に取り組むことすら無理かもしれません。

 結果、大手のチェーンのハンコ屋さんが取り組んでいく形になるのかなと。
考えます。

 トヨタはガソリン自動車から電気自動車にシフトしようとしていますが、
きっと既存の会社をたくさん切り捨てたりするのだと思います。
トヨタの一部をキリ落としてトヨタとして生き残るのではと思います。
それが、日本のトップの会社の取り組みですし、それが現実かと思います。

 そしてトヨタが目指しているものは車づくりですらなく、まちづくりだと
聞いたこともあります。

 せめてハンコ屋さんも他業種に潰されるなら、ハンコ屋さんの自体が
思考変換して、自らを潰して生き残る方がいいのではないでしょうか?

 そんなビジネスモデルが実現できたら、
これから廃れていく産業も、自らを破壊して形を変えて生き残れるのではないかと考えました。