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リルティングをやろう! -アイルランド音楽を覚えるために
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リルティングって何?
[lilt]という単語は名詞、動詞の意味があるようですね。
[名] 陽気で軽快な調子 / 陽気で軽快な歌
[動](自)軽快に歌う(喋る) / 軽快に動く
何だか陽気なイメージです。これがing形になると
[lilting]軽快な(リズムのある)、浮き浮きした
という意味になります。
アイルランド音楽で言う「リルティング」とはこんな感じでメロディを口ずさむことになります。
実際に映像を見てみましょう
口ずさむ、といってもこの映像は名人芸!
よくよく聞いてみるとd行で発音してるのがわかります。
dyla-didida dadida-didida、のように
というわけで、慣れないうちは日本語な感じで「タラタ タタタ…」のように歌ってよいと思いますが、慣れてきたら上記のようにd、t、l系の発音を使うとそれっぽくなるように思います。
これらの発音は下を上側の歯茎の裏に軽く当てて発音するタイプのものですね。
リルティングしながら、アイルランド音楽のリズムも一緒に学んでいけると思うので、そういう際にも発音は重要になってくると思います。
英語が得意でない私が言うのもアレですが、現地の言葉で歌うというのは大事だと思います。
私もチューンの感じがイマイチつかめないなーという時にはよくリルティングしますし、練習会でもやってもらうと明らかにチューンの雰囲気がよくなります。また、ホイッスル・フルート系のプレーヤーには息継ぎの場所を決めるためにも有効みたい。
足でカウント取りながら楽器を弾くことに慣れない方も、まずはリルティングしながら足踏みしてみるとよいでしょう。
アイルランド音楽にはカット・ロール・トリプレットなど様々な装飾がありますが、それも含めてリルティングすると自然に装飾を入れる助けになります。こういうユーモアある雰囲気でリルティングできるとすごくいいですね!慣れたらぜひトライしてみてくださいね。
リルティングについて調べたビデオ。アイリッシュ以外のリルティングも軽く触れてますが、メインはアイリッシュのリルティング。
歌うのはあんまり好きじゃない…という方もいると思いますが、家でこっそりやる分には人に聴かれないと思うので挑戦してほしいなと思いますw
アイリッシュに限らず、音楽の感じをつかむのに歌ってみることはすごく有効だと思うのでぜひぜひやってみてください。