アイルランド音楽の覚え方
はじめに
アイルランド音楽といっても、さまざまな種類があります。ゆったりした無拍子風味の歌やパブソング、ハープ曲など。その中で私たちはダンスチューン、と呼ばれるものを演奏しています。単純に「チューン」と呼ぶことも多いです。
チューンは1曲あたり16小節とか、32小節とか、そのくらいのものが多いので短いんですが
短いんですが、とにかく曲数が多いんですよねー
楽譜?耳コピ?
アイルランド音楽を覚える時は耳コピで覚えましょう、とよく言われます。
アイルランドの人たちも「learn by ear」とよく言ってますし、郷に入っては郷に従え、ということでやっぱり耳コピがいいと思います。
何回か聴いたらリルティング(メロディを口でうたうこと)をやってみましょう。リルティングで通せるようになったら楽器で音を拾っていくと覚えやすいと思います。
楽譜はぜったいダメ?
楽譜がぜったいダメということはないと思いますが、覚えはじめは耳コピで入った方がいいと思います。細かいニュアンスとかも聴きとれるしね。
これはあくまで私の場合ですが、耳コピで覚えたものは楽譜にしてます。
楽譜はちょっと…という方はABC譜という手もあります。
あくまで楽譜はメモ代わり、という風に使っています。ボウイングや装飾など細かく決めたい時にも便利。
どんなチューンから覚えていけばいいの?
アイリッシュのチューンには「コモンチューン」と呼ばれる有名な曲があります(この定義もあいまいなところはあるんですが…w)
まずはこのコモンチューンから覚えていきましょう。
Amazon music unlimitedで聴けるようです。YouTubeにもあるけど…(ボソッ)
この中に入ってるチューンはゴールウェイのセッションでもやはりよく出てくる印象です。この音源3巻まであるのでがんばりましょう…w
曲を忘れてもキニシナイ?
何分チューンが多いので、あーなんだっけ忘れたあああああ、ということも稀によくあります。現地でもホストが次のチューン思い出せなかったり2ndパートがわけわかんなくなって半笑いで天を仰ぐ、という光景は稀によくあります。あまり深刻に考えすぎないようにしましょう。
セッションの時はホストとかリードしているミュージシャンがちゃんとメロディを弾いてるので上手いことそれに乗っかりましょう。
あなたがリードしている時に忘れた場合は…人生あきらめも肝心です