【生きていた証】を残す
多くの方々に紹介したい方がいます。
4日前、私にとって一番の恩師が天国に行かれてしまいました。
小1~高3の12年間、
1対1で指導いただいていた家庭教師の東(あずま)先生です。
小学校教師を定年退職された後、本来ならのんびりとリタイア生活を過ごされるご予定だったであろう最中に、私の両親から
「耳が聴こえないウチの娘に個別指導していただけないでしょうか…!」
とせがまれ、当初は驚きながらも承諾してくださいました。
そこから、私たちは毎週4日ほど一緒に勉強することになりました。
月曜、火曜、木曜、金曜 16~19時の3時間。
時々土曜日の午後、4時間。
場所は東先生のご自宅。
私が学校帰りが遅い時は祖父がミニバイク(カブ)で小学校まで来て、
カブに載せられて帰宅 → 東先生のご自宅へ🏘 ということもありました🍀
毎回、18時になったら美味しいおにぎりとプチおかずを出してくださいました。
塩味がぴりっときいて、ご飯はふっくらしていて、まさに「おばあちゃんのおにぎり」という言葉がぴったりでした✨
家庭教師の日は、お勉強よりも先生のおにぎりが楽しみだった私😋
多くの人たちに食べてもらいたい!と本気で思えるおにぎりです🍙
「マキちゃんに文章力、語学力を付けてあげたい」
「耳が聴こえなくても、音楽の世界も教えてあげたい」
「学ぶ楽しさを感じて欲しい」
と、きめ細かに指導していただき、私に多くの新しい世界を教えてくださった先生。
時にはケンカもしながら、でもすぐに仲直りしてお勉強を再開して、雑談もして、その繰り返し。
小学生の頃は、学校行事のことを報告したら「楽しそうだわなぁ☺」と自分ごとのように言ってくださったり🌸
中高生時代には学校生活における
・授業内容が理解できない
・同級生たちとのコミュニケーションがうまくいかない
…というモヤモヤの話をした時は共感して励ましてくださって。
そんな時はいつもティッシュを差し出してくれてたなあ。
高校卒業と同時に東先生からも卒業した後は、時々夏休みなどに帰省して近況報告したりもして。
当然、いつまでもこれが続く訳ではないと頭では分かっていても、
恩師であり恩人でもある方と実際にもうお話できなくなったのだという現実を突きつけられると
とても寂しいし、残念だし、一言では言い表せない感情がわき上がってきます。
私は、先生の人生に少しでも ”希望の光" が灯せていたのだろうか?
ずっとずっと大好きな東先生。
とても悲しくてさみしい気持ちでいっぱいですが、
大きな事故などもなく天寿を全うされたことが救いです。
文字や文章を書くことが好きな東先生のお陰で、私も文字や文章を書くことが好きになりました📝
最後にお顔を見に行くことができて良かったです。
「こういった素晴らしい方がいらっしゃったんだよ」
ということを多くの方々に知っていただきたくて。
東先生が【生きていた証】を、私が残したくて紹介させていただきました🍀
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