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【スイス留学】ウクライナ関連のスイスの対応

こんにちは!Hugoです。今回も記事を見つけて読んでくださり有難うございます!更新日がやってまいりました。今回も最近の情勢に沿ったホットな話題になっているのでまとめていきたいと思います。

現在、ヨーロッパの様々な国にウクライナ人が避難している状況です。そして、勿論彼らの中にはスイスを避難先として選んだ人々もいます。スイスは確かに永世中立国ということもあり安全面では絶対的なイメージがありますね。

スイスでの難民受け入れはどのようになっているのか、そしてウクライナから来た我々と同じような学生は、スイスでどのようなサービスを受けられるのかをまとめましたので、是非ご一読ください。

1.難民受け入れについて

スイスでは、ドイツなどと同様に難民を積極的に受け入れる姿勢が見られます。

通常であれば FAC (Federal Asylum Center)に申請をし、そこからIDの評価を1~3日経た上で Protection Status "S" を取得することができます。その後、申請者はカントン別に滞在先を割り振られていきます。

このProtection Statusを得た人々は、S permit という滞在許可証の一種を受け取ることができ、通常は1年まで有効ですが期限を延長することができるようです。更に5年以上保護が必要な場合はスイスの B permit (1年毎更新の初期滞在許可証) が発行される可能性もあります。

尚、現時点でこちらの申請に人数制限はありません。条件を満たしている方であればだれでも申請することができます。(詳細は上のリンクから確認できます)

2.ウクライナの学生・研究者はどうなるの?

ウクライナから避難してくる方々の中には、我々と同じような学生も少なくないようです。学びや研究を継続するために、スイスの大学は様々なサポートを行うことを発表しました。

ここで、私が通うバーゼル大学で受けられるサポートを紹介したいと思います。

①研究者について

情報が大学の国際部門に送られた後、学部長への紹介を経て適性のある分野の研究室に配属され、研究を継続することができます。資金調達は、通常の雇用形態か、スイス国立科学財団提供のもの、またはScholar At Riskというプログラムを通じて可能なようです。

②学生について

ウクライナの大学の学生証・Protection Status "S"・(博士号の場合は監査の確認)があればゲストとしてのステータスが与えられます。資金調達は、経済的困難が派生した場合大学の社会福祉サービスの利用が推奨されています。場合によっては短期間の橋渡し程度の援助が受けられるようです。

住居に関しては、学生寮の空き部屋が提供されている場合があります。実際に私の寮にもウクライナからの学生の利用者がいるらしく、来週以降から仮住まいとして利用するというメールを学生団体から受け取りました。必要に応じてサポートできるようにしたいです。

3.まとめ


現状ではスイスはウクライナからの難民受け入れに積極的であり、研究者や学生がスイスの大学で学問を継続していける環境もある程度整っているように見えます。

今後も新たな動向があれば随時更新していきたいと思いますので、お待ちください。

センシティブな情報なので、まとめるのに時間が掛かっています…。誤報など発見された方がいらっしゃいましたら随時お知らせください。更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。

次回もよろしくお願い致します!それでは、Tschüss!


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