穏やかな日々が戻ってきた
弟が、本日入院しました。本人の希望で入院したそうです。最大で三ヶ月入院できるようです。一か月ぶりに実家に帰りました。所々に弟が暴れた跡が残っており、本当に殺伐としていたのだなという印象です。母親は勤めていたパートタイムを辞め、弟の治療に専念するそうです。今回は珍しく母親が「体にこたえる。しんどい」と弱音を吐いていたので相当ひどい状況だったのでしょう。母はそれでも弟の事を心配していました。兄の私は正直、
ホッとしました。やっと実家に帰れるとしか思えませんでした。私に迷惑が掛からないようにひっそり生きてほしいというのが率直な気持ちです。ひどい兄と思うかもしれませんが、私の中でかわいかった弟はもういません。
いくら病気がさせていたと言っても、これだけ家族に迷惑をかけ心配をかけ疲弊させたのです。許せません。言動、態度、行動。このままずっと家族に
穏やかな日々が戻ってくれば良いのにと思います。ずっと入院していて欲しいです。
我が家は長い間、平穏が訪れない家でした。祖母との同居、父親の統合失調症の発症。私のADHDの発覚。思い出すと辛くなるので過去には触れませんが辛い時期も長かったです。祖母が脳梗塞で倒れ、話せなくなり病院で面倒を見てもらい、父は統合失調症の薬が合い、ようやく寛解というか普通の生活を送れるようになり、私はADHDの薬を飲み、転職先にも恵まれ、苦節30年の我が家にようやく平穏が訪れると思えば弟がこんな状況になり。
過去は変えられません。明らかにASDやADHDは遺伝だと確信しています。私のADHDも父親からの遺伝でしょう。統合失調症の父を恨んだ時期も長かったです。ただ何度も言うように過去は変えられません。今と今から始まる素敵な未来に生きる他にないのです。大学を卒業してから20代は辛い時期の方が長かったです。やっと手にした素晴らしい30代のスタート。誰にも邪魔をされたくありません。
弟と弟に振り回される家族の事を考えると気が重くなります。最近、アイヌ語の60のゆりかごという子守歌を聞いて眠ることが多いです。アイヌ語の
柔らかな不思議な響き、壮大な自然のお話、宇宙観。聞いているときっと我が家を取り巻く難題も宇宙レベルで考えると小さいものなんだと心に思わせるようにしています。良かったらyoutubeで聴いてみてください。