「仮面ライダーセイバー」を最終回まで見て残念だった気持ちを未だに引きずっている。
「仮面ライダーセイバー」の放送開始前、たまたま「円卓の騎士」に関して詳しく知る機会がたくさんありました。
そこからの放送開始だったので(セイバーは「円卓の騎士」をやるのではないかという考察もあったので)、なんとなく運命的な出会いを感じてたのですが、1クール見た段階で「こりゃ違うな(運命もなにもないな)」と少々くたびれてしまいました。
長いこと仮面ライダーシリーズを見ていますが、こんなにも役名とライダーの名前と役者の名前を全然覚えられなかった作品、初めてかもしれません。
蓮のこと最終回近くまで「忍者の子」と言っていた。東京オリパラのマスコットキャラクターは「ミライトワとソメイティ」って言えるのに、蓮が変身する仮面ライダーの名前は言えない。
登場人物が多すぎるからとかではなく、なんかこう単純に魅力に欠けているから覚えられなかった...というのが正直な感想。
「毎朝、なんで喧嘩を見せられなくちゃいけないの?」とは妻の指摘。「いっつも誰かが怒ってる」とも言っていて、「あ! 確かに」とも思いました。
僕はどの作品も、メイン脚本家が何本脚本を担当するのかを注目しているんですが、セイバーの脚本家・福田卓郎さんは全48話中(増刊号含む)14話しか担当してないんですね。これはちょっと驚きました。特にパイロット(1〜2話)と最終3話はメイン脚本家が担当するもんだと思ってたんですが、最終3話は長谷川圭一さんが担当していたので「ん? スポンサーとなんかあった?」と邪推したりもしました。
正直、パイロット2話(脚本・福田卓郎)もツカミはイマイチで、前作「ゼロワン」のパイロットは超えていないな...という印象でした。
福田卓郎さん、2015年放送の「仮面ライダーゴースト」も担当していましたが、こちらも面白さが尻すぼみだったので...個人的に「ゴーストがアレな感じで終わったからセイバーで挽回狙ってるのかな?」と勝手に思ってたんですが、う〜ん、最終回まで見た感想は「ゴースト」の方がまた面白かったかな...。
というわけで、セイバー最終回から2ヶ月くらいたったのに「セイバーとはなんだったのか?」と色々考えています。
あ、でも、「ゼンカイジャー」との合体スペシャルは面白かったな。神代兄妹のキャラクターの掘り下げも効いていたし。多分、こういうのがもっと欲しかったのかもしれない。