社会人1年目の私へ
2014年3月末。
正確な日付はもうだいぶ前のことで忘れてしまったけど多分30日かそれくらいだった気がする。
大阪の大学を出て、東京に出ることになった。
大阪・東京とカッコつけているけれど、本当は出身は和歌山、勤務地はこの時はまだ知らされていなかったけど、埼玉だった。
行きの新幹線で当時大好きだったケツメイシの「東京」を聴きながら新幹線に乗っていたことを思い出す。
多分、なんだかそれっぽい感じになりたくて、あえて少ししんみりしに行っていた気はするけど、絶望というほどではないが、多少の焦燥感というかそれに近いものを感じながら新幹線に揺られていた。
どんな焦燥感かというと、「終わりのない人生が始まる」というもの。
当時のわたしは、社会人っていつまでやるの?働くっていつまで?ゴールは?何を目標にこれからやっていけばいいの?ってなことをすごく考えていて、今まで小学校から考えて6年・3年・3年・4年と決められた期間の中でやってきたのに、これからどうしたらいいの〜とか考えていた。
学生の頃は今思えばすごく充実していて、意図せずではあったけど、それなりに目標や頑張るべきことも持って過ごしていた。
普通の人は逆なのかな?
・・・・・で、実際働いてみて、恥ずかしいことに社会人今年で6年目、まだ答えは見つかっていない。
ねえ1年目のわたし。
あなたが思っている以上に、上京する新幹線の中であなたが思っていたことは根深かったよ。
わたしもう今年で28なのに、もうすぐ三十路なのに、社会人6年目の今の私は「働く」ということにまだ全然答えを見出せてないよ。今のわたしの感覚だと、早くてあと5年、下手すると定年まで見つけられないかも。
しかもどんどん本音とか自分とか、やりたいこととか、大事なものとかのことが分からなくなってく感覚があるよ。
でもどうも最近よく耳にする巷の感じだと「自分探しは暇な奴がすること」「悩むのは暇だから」「やりたいことがない・分からないって言うのは今自分に与えられた”できること”をやっていないから」らしいので、迂闊に周りに話すとイタイ奴になってしまいそうです。
認めると、恥ずかしながら、2019年28歳のわたし、「自分探し中」かと・・・
残念だったかな1年目のわたし。
でもわたしってこんなもんです。
きっと、それを受け入れられたら、強くなれる気はしています。
敵はわたしです。これは本当に。
もし、1年目のわたしからこれに気づいていれば、6年目のわたしはもう少しうまく生きれたでしょうか。
人によっていろんな”敵”とみなすものがると思うけど、わたしの場合はもうね、間違いなく”わたし”です。
(スポーツ選手とか当たり前に良く言うし、ほとんどの人がこれなのかもね・・・よく言ったもんだ。”敵は己の中に在り”って誰が言い出したんだろうね。今ちらっとググってみたけどすぐ出てこなかったので調べるのやめました)
1年目のわたしはきっとね、今のわたしの記憶だとなんか適当に”敵は自分”的なこと言ってた気はするけど、全然ちゃんと分かってなかったよ。わたしがこんなに面倒で厄介な人間だってこと。本当に敵になっちゃってる。しかも超手強い。ラスボス感あるよ。
でも多分ラスボスだから、これさえ倒せばいい社会人人生になると思う。
ここまでは分かってる。
周りの期待や噂や評価に流されないで、自分の本音をしっかり聞いてみてね。
もうちょっとです、もうちょっとですわたし。
もうちょっとの期間は聞かないで欲しいけど。
自分の声を聞けよ、1年目のわたし。
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