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World Perfumery Congress レポート (5) パワーゲームと民主化 - マイノリティ、インディー、ギルド -

文字数:8,092文字
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WPCは、基本的にはビジネスにおけるパワーゲームの場。プレゼンテーション枠は、基本は広告&プロモーション(or プロパガンダ)の枠であり、いくらお金を積んでもそこは政治で、なかなか枠が取れないとか。プレゼンテーションは基本的に会社名を背負ったものであり、時には会社同士で作るギルドのような「連盟」によるものもあります。枠が取れなければ、ブースを出したり、プログラムの冊子に広告枠を買うという手段があります。

ここには何も知らない一作家の私の立場から見た、「会社」や「ブランド」を超えたパフューマリーの政治の世界を、紐解いてみようと思います。

インディー・パフューマーの台頭

Facebook上のインディペンデント・パフューマー (Indie Perfumer) のグループには1,000人以上メンバーがおり、そのコミュニティを率いるひとり、サラ・マッカートニーがプレゼンテーションしました。彼女はインディー・パフューマーのアイコン的な存在であり、その明るく暖かい人柄には定評があります。

What Can We Learn From the Indies? 
Sarah McCartney, Perfumers, 4160 Tuesdays Ltd.

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インディー・パフューマーのアイコン Sarah McCartney

インディー・パフューマーは、いわゆる大手フラグランスメーカーではない、「アンオフィシャル」な存在だが、「オフィシャル」と同じように香料を買うことができる現代。これが何を意味するのかを問うプレゼンでした。

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