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竹内浩三「愚の旗」
本日は竹内浩三「愚の旗」を朗読しております。
作中出てくる言葉「シロギスモス」は「三段論法」のことで、アリストテレスが理論化した推論型式。大前提と小前提から結論を導き出します。
(一例)大前提「すべての人間は死ぬ」→小前提「○○は人間である」→結論「○○は死ぬ」となるわけですね。
「いろはにほへとちりぬるを」→色は匂へど散りぬるを。
ひとりの男の一生が描かれた作品です。
竹内浩三の作品はほかに、「横町の食堂で」「金がきたら」「夜汽車の中で」「雨」「五月のように」「町角の飯屋」「十二ヶ月」も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。