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那須正幹先生を偲ぶ会

昨年ご逝去された那須正幹先生を偲ぶ会に出席させていただきました。
会場は東京會舘三階のローズ。

祭壇には色とりどりの花々と、那須先生の御作のキャラクターたちが微笑んでいます。
そして彼らに囲まれて真ん中に、優しい笑顔の那須先生の御遺影が飾られています。でも御遺影という印象よりも、美しいお花畑のなかでキャラクターたちといっしょに楽しく遊んでいらっしゃるような感じがしました。

ゆかりの方々が語られる那須先生のさまざまなエピソードは、多くの方に慕われた先生のお人柄が、じつによくわかるものばかりでした。

インタビューを受けられた際の先生の、録音のお声も聞くことができました。
「子どもが第一頁から最後まで、そのあいだ夢中になって読んでくれたらいい」 
そういう時間をもてることが人生の醍醐味なのだからと。それ以上のことはのぞまないと。

会場の後方には先生のお写真や、御著の数々が飾られていました。
色紙に記されていたお言葉が、目に焼きついています。
「遊びは勉強 友だちは先生」

献花のあいだはずっと、先生がお好きだった曲が流れていました。

♪「恋は水色」
♪「ブルーベリーヒル」
♪「スタンド・バイ・ミー」
♪「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」
♪「マサチューセッツ」

「ブルーベリーヒル」と「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」はプレスリーです。たまたまですが先週『エルヴィス』を観てきました(それについてはまた♪)

ローズの出口で『日本児童文学』那須正幹追悼号と『那須正幹の大研究』のパイロット版をいただき、帰路につきました。
(追悼号では私は座談会に参加、今年11月に刊行予定の『那須正幹の大研究』にも寄稿させていただいております)

奥さまにご挨拶させていただいたとき、とてもあたたかなお言葉をかけていただき、感激いたしました。感謝申し上げます!

那須先生、「夢中になれる」たくさんのすばらしい御作を、ほんとうに、ほんとうに、どうもありがとうございました!