アンデルセン「雪だるま」
アンデルセン「雪だるま」(矢崎源九郎・訳)を朗読しております⛄
うまれたばかりの雪だるまに、近くにいた犬は、いろいろなことを話してくれます。
太陽のこと、月のこと、それから…
教えてくれた、あるひとつのものに、雪だるまは、狂おしいほどに魅せられてしまうのでした。
恋焦がれる雪だるまのつぶやきが、胸に迫ります。
「ぼくは、まるで切りきざまれているような気持だ」
そして、それを心配する老犬…「雪だるまにとっちゃ、そりゃあ、わるい病気だよ」
老犬の来し方(こしかた)も描かれている、深く、せつない物語です。
アンデルセンの作品はほかに、「すずの兵隊さん」「マッチ売りの少女」も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。