グリム童話「カエルの王さま」(矢崎源九郎・訳)
本日はグリム童話「カエルの王さま」(矢崎源九郎・訳)を朗読しております。
池に落ちたマリをカエルが拾ってきてくれたのに、そのときした約束をまもろうとしない不誠実なお姫さま…そんな姫をたしなめる父君のマトモさと、ラストに出てくる、カエル王につかえる忠義者ハインリッヒのけなげさが、私はスキです。
そういえば昨年でしたか、「蛙化現象」ということがけっこういわれていましたね。
「好きだったのに、相手のちょっとした言動がきっかけで急激に気持ちが冷めてしまう」ことをいいますが、もっと昔は「蛙化」は、「好きだったのに、相手も好きになってくれた途端に冷めてしまう」といった意味で使われていました。
いずれにしろ根本に、「カエルはキモい」という大前提があるのだなあと思うと、なんだかカエルがかわいそうな気が...🐸
グリム童話はほかに、「星の銀貨」「小人のくつ屋さん」「ブレーメンの音楽師」も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです♪