介護職への道のり
前回といっても少し前ですが、私が介護職を目指すきっかけを書きました。
祖父母への恩返しや、ひいおばあちゃんとの別れ、デイサービスでの経験などの経験から目指し始めた介護の道ですが、正直その道のりは険しかったです、、
立ちはだかる両親の壁
デイサービスでの経験をしたのが中学生の時。介護職がとても魅力的な仕事に感じ、両親や祖父母に相談しました。
祖父母は大賛成!
その言葉から10年以上経った今でも毎日元気に農作業をしています。笑
ただ、両親はそうはいきませんでした。
毎日塾や習い事に行かせ、成績も優秀(田舎の学校でしたが、90人中成績は5位くらいにいつも入るくらい)でしたので、
この頃はまだ直接的に反対はないものの、応援されている感じではありません。
「まあ、そのうち両親も応援してくれるだろう」
そんな軽い気持ちで高校へ進学します。
次は担任教師の壁
その後私は県でも有名な進学校へ進みました。高校へ行ったら変わるでしょうという両親の思いとは真逆になぜ介護業界がネガティブなイメージなのか、自分が率先して変えていきたい!そんな思いが強くなり始めました。
ここで当たったのが文理選択。
私は文系科目が大の苦手で、数学や化学、地理などが大好きなゴリゴリの理系。笑
ただ、介護や福祉となると大学の受験科目を見ても文系よりの大学が多い。
当時の担任や両親含めた3者面談の際には、理系に行くなら介護以外の道へ。介護に行きたいなら文系に進むようにと言われました。
「うーん、でも私に絶対に文系は無理!!一旦理系に行ってそれから考えよう。」
超楽観的なかつ今を楽しみたい思いが強い私は、みんなの意見を無視して理系から介護の道を進むことを心に決めました。
とはいえ、両親や担任は大反対なので、介護と似ている特別支援学校の教師としての道や理学療法士、薬開発など研究職としての道を進められました。
実際に特別支援学校は県内の学校をいくつか両親と見に行きましたが、私のやりたいことは教師の道ではないということは見ることで感じました。そこを知ることができたのは個人的には大きかったと思います。
ただ、これ以上両親や担任と戦う勇気や熱量はなかったので、中間を取り介護ではなく社会福祉士として幅広く勉強することを伝えました。
自分の中では一貫して介護の道しかなかったですが。笑
大人の意見を無視してきたもののいざ受験!となるとやはり文系の道に飛び込むのはかなりの難易度でした。
偶々奇跡が重なり、自分の得意な数学だけでに近い形で入れるかつ福祉系も学べるということで、無事に早稲田大学へ進学することになります。
違和感を感じた友達からの大変そうだよね。
実際に大学で進路の話になり、介護職としての道を話すと、
という言葉をかけられることが多かったです。
欲しい言葉があったわけではないのですが、介護職って偉いのかな?大変そうなのは他の職種も同じじゃないのかな?なんとなく、興味を持ってもらえていない感じが虚しく、途中からは介護ではなく、漠然と福祉業界とごまかすようになっていました。
また、社会福祉士として福祉全般が学べる大学ではあったものの、入学して感じたことが「私ってやっぱり介護以外興味ないな〜」ということでした。
元々介護に興味があったことも大きいのですが、実際に勉強をする中でより介護職として現場に出て働きたい思いの方が強くなっていました。
やはり、知識をつけるだけでは全く意味がなく自分の目で見ないと正しい情報を広げることができないと痛感しました。
就活の話などもあるのですが、今回は一旦割愛しておきます。
そんなこんなで、やっぱり介護職に進むことを決め、中学生からなので約10年越しに介護職員として働くことができました。
当時は応援してくれなかった両親も、私の熱量や、一度やると決めると曲がらない性格を理解してなのか最終的には応援してくれることになりました。
現場での仕事は本当に楽しくて毎日楽しそうに仕事をしている姿を見て、安心してもらえたと同時に母親からは私も見習って仕事頑張ろうと思うよと声をかけてもらえたことがとても嬉しかったです。
介護職の魅力はまだまだ広がっていないだけでたくさんあります。
少しでも多くの人に介護という仕事を知ってもらえるようにこれからもゆっくりと頑張っていきます。