ニンジャスレイヤーTRPG:キャラクター紹介【ワッザ・ブルースチール?】
◆これまでのあらすじ
ソウカイヤに所属するサイバネ偏愛者のニンジャ・ブルースチール。
チーム・ステゴマに抜擢され、その後様々なミッションを仲間と共にこなし多くの経験を積んだ彼女は、独自の戦闘スタイルの研鑽と共に、新たに強く美しいボディを手に入れた。今日はそんな彼女について説明していく。
1,これは何?
ニンジャスレイヤーTRPGで私が使用しているキャラクターの紹介です。
上にあるとおり、素晴らしい絵を描いて頂いたために出力したくてたまらなくなりました。誰得な感がありますがよろしければ御覧ください。
※チーム・ステゴマの登場人物については上記記事をご参照下さい。
2,人物
「オハヨ。今日は良いサイバネインプラント日和だよ」
「サイバネの怒りを知るが良い。キカイカットー、ウケテ・ミロ!!」
「なんで仕事の邪魔をするの。いや理由は答えなくて良いけども」
◇概要
元サイバーツジギリの女ニンジャ。
それ以前の過去や憑依したニンジャソウルの詳細などは一切不明。彼女自身も「サイバネを付ける前は何してたか全然覚えてない」として曖昧なまま。
自他共に認めるサイバネ好きであり、隙あらば同僚は勿論、モータル相手でもオシカツを行うなどサイバネ布教に余念が無い。ただし一応は自分なりの倫理に則って動いており、サイバネ者に対する悪印象を与えるような行き過ぎたオシカツ行為は(彼女の基準だが)厳に慎み、あくまでも強制でなく自由意志で“サイバネを選んでもらう”ことを重要視しているらしい。
廉価オイランドロイドめいて整った容姿ながら無表情。だが同一視されるのは本人的にかなりの地雷らしく「ドロイドは『そう造られただけ』だけど、私は自分の意思で0から高いコストを払ってこの身体を造ってきたんだよ。自分の努力を安っぽい言葉で括られたら君だって嫌でしょう?」との事。
努力の結晶たるサイバネへの自信と愛着は強く、また『サイバネが大好き』という思いを持ち続けることに意義を見出しており、感情を排してマシンのように変じることは(それがそのサイバネ者の意思であるなら尊重するが)
”大好き”を”当然”にしてしまう行為でありモッタイナイと考えている。
ニンジャとしては比較的邪悪ではない方で、チーム・ステゴマの仲間達には(オシカツを含めて)非常に友好的に接する。特に多くの鉄火場を共にしたトゥルーハート、アトロシアスとは固いユウジョウで結ばれている。そのためサイバネ愛以外は比較的まともに見えるが、ビジネスに身を置いたONの時とそれ以外のOFFの時のマインドを電源入換めいてセットできる特異な精神性を持ち、必要ならいくらでも無慈悲になることが可能。ただしこれは『仕事は嫌なことでも我慢してやるもの』と定義し、それに関わるワリキリが極端なせいであり殺人に全く抵抗感が無い訳ではない。
ステゴマ所属後は順調に頭角を表し、かの『ニンジャスレイヤー抹殺司令』においてネオサイタマの死神、ニンジャスレイヤーにトドメの一撃を与えるというキンボシに恵まれるも、覚醒したナラク・ニンジャの暴威を前に守るべきチームメイト達より先に退いてしまったことで己の未熟を痛感。現在は対抗できるカラテを求め実践の機会とサイバネ強化用の万札を欲している。
3,ソウビ
○クロックブレード『ジシン&フンシン』
時計針めいた形状の双剣。蒼く美しい剣身にそれぞれの銘が刻まれている。
柄が黒く長い方が『フンシン』。柄が白く短いほうが『ジシン』である。
電導性が非常に高い産業レリック鋼で作られており、後述の電磁ショックユニットと親和性を示す。サイバーツジギリ時代に何らかの経緯で入手したとされるが、ブルースチールの記憶が明瞭になる以前の話であり真偽は不明。
『不思議と手に馴染む』らしく、基本的に武器はこれのみを使用。以前は普通の剣だったが、後述するテッコを鞘として瞬時に格納と抜剣ができる内蔵武器として改造された。初見殺しとして機能し、また連続側転を妨げない。
○サイバネ義体
身体の殆どを自分が設計したサイバネ義体に置換し、依頼で得た万札のほぼ全てを惜しまず注いで常に最新のアップグレードを施し続けている。過剰なサイバネ化はニンジャであっても相当な精神負荷がかかるのだが、非常に高いサイバネ適正と「好き」の一点でそれを受け入れている。彼女は手塩にかけて作り上げたこの身体を心から愛し、何より信頼する戦力としている。
・テッコ
彼女が最も自慢にしているオーダーメイドの逸品。
肘部分がやや後方に突き出した形状。前腕部~肘先までがクロックブレードの鞘であり、使用時はコンマゼロ数秒で抜剣が可能となっている。簡易的な打ち直しや砥ぎなど剣身のケアを行う機能を持ち、苛烈な連戦を支える。
圧搾空気を各所のスリットから放出するブースト機構を備え、斬撃威力を増加させる他、空中での急制動も可能。単純に頑丈なためブレーサーの代用にもなり、シリンダー内部の空気をエアクッションとして扱い攻撃の威力を殺すなど防御面での応用も可能。当世具足めいた精悍なデザインであり、装甲は職人の腕の冴えが偲ばれる鈍い光沢を湛えている。
・ヒキャク
テッコ同様のブースト機構、エアクッションの他、踵部からアンカースパイクを打ち出し壁面歩行の足がかりにしたり、強烈な一撃に飛ばされず耐えたり移動中に急制動をかけたりすることができる。可動域は非常に広く取られており、ブースト機構と併せることで驚異的な機動性を発揮し縦横無尽に戦場を駆け抜ける。機動性を重視したスマートなデザイン。
・クロームハート
違法市場のホリダシモノとして入手したマイクロリアクター搭載モデル。
生成したエネルギーを電磁パルスに変換するコンバーターが備わっている。これを用いてテッコの掌からコネクタを通じ剣身に電撃を纏わせ、威力を向上させることが可能。無論クロームハートとしての生命維持機能も備える。
表層装甲はブルースチールの美意識を反映し、本来の女性的なラインを崩さず保っている。胸は盛っていない。
・耐酸性光学迷彩マント
上体を覆うフード付きの対酸加工マント。
高いステルス性に加え、弱点である関節部分を隠す防御効果も期待できる。
内部に形状記憶合金製の傘骨めいたフレームが通り、戦闘時は邪魔にならないよう自在に跳ね上げたり、不要時は背部に格納できるなど利便性が高い。また大事なサイバネを重金属酸性雨から守る。当然そちらが主目的である。
・可変式IRCデバイス
耳部にセットされた多機能IRC通信機。
戦闘時は変形して目元を覆うバイザーが出現する。彼女のメンポである。
デザイン重点で防具としての強度は低く、ニンジャ同士のイクサでは頻繁に破損するが「バイザーは破損してこそカッコイイがある」とは本人の弁。
生体LAN端子の外部ポートも兼用しており、ハッキング時はここからLANケーブルを延ばして端末へアクセスする。なお彼女の自作であり非売品。
4,ワザ・ジツ
ニンジャであるがジツを一切持たず、スリケン生成すら不可能である。
これは憑依したニンジャソウルが極めて不活発であるためらしく、リー先生曰く「ヤルキが無い」状態らしい。だがサイバネ適正とニンジャ身体能力の相乗効果により、高いレベルで安定した戦闘力を長時間発揮できる長所も。
○キカイカットー(機快活刀)
二刀流剣術をベースにサイバネ・ギミックを活かした高速かつ奇怪な動作を軸とする独自の戦闘技術。我流ながら実戦的であり、偶然目撃したラオモト=カンをして「珍妙だが見所はある」「既にタツジンの域」と言わしめた。
彼女はこれをイアイドやジュージツのような武術としては考えておらず、アトロシアスにカラテ師事した折に抱いた「自分の身体を完璧に制御して巧く扱い、強く戦えると、タノシイ!」という感情を元に『私のタノシイの形』と定義することで開眼に至っている。彼女の生命線といえるカラテである。
◉◉タツジン:キカイカットー
ブルースチールの開眼した独自のサイバネ二刀流戦闘技術。
サイバネによる膂力、脚力、可動域やギミックを活かし切って「楽しく戦う」ことを是とする。
その性質上、感情を排した者がこれを用いることはできない。
前提:【ワザマエ】7以上 + ◉重サイバネ
かつヒキャクLv1以上、テッコLv2以上で「内蔵型ダブルブレード」装備
※◉◉戦闘兵器化との併用不可
効果種別:武器/素手両用タツジン
このニンジャは武器・防具スロットに何も装備できず、素手&スリケンによる攻撃も行えない。
攻撃はサイバネ内蔵武器でのみ可。例外的に内蔵武器の【業物化】が可能(万札は通常通り消費)。
サイバネによる精神負荷を2点分軽減、二刀流装備時の基本攻撃難易度がNORMALに軽減される。
また、以下のスタイルとワザを使用できる。
近接【6,6,5+】『●ワザ:AS/サミダレ』
広い関節可動域を駆使した奇怪かつ正確無比な動作で頭部を狙う連撃。
この攻撃をサツバツ出目2の『頭部痛打』とし、付属の効果として回避ダイスダメージ1を与える。
(『回避:HARD』)。
回避【6,5+】『●ワザ:パリング・センプウキ』
得物を握った手首関節を高速回転させ、攻撃を弾きつつ切り刻む攻防一体のワザ。
近接・射撃を問わずこのニンジャが行った『回避判定』の出目に【6,5+】が含まれていた場合
次の手番まで射撃に対してのみ有効な『ダメージ軽減1』を即座に獲得する。
近接攻撃に対してこのワザを発動したうえでカウンターカラテが発生した場合、その回避難易度は
+1され、回避不能状態/種別の敵へのダメージは2となる。1tに一度のみ発動可。
『●戦闘スタイル:FS/ジンライ』
脚部サイバネを活かした高速移動を行う機動戦闘スタイル。
直前の移動フェイズで連続側転を行った場合のみ使用可能。
このニンジャはこの攻撃フェイズ中に限り【◉翻弄】の効果を得る。
また、このスタイルを発動した攻撃フェイズ中に敵が何らかの形で移動(吹き飛ばし含む)した場合
直前の移動フェイズでまだ消費していない移動マス数があれば、直ちにそのマス数まで移動を行える。
この効果による移動は1回の攻撃フェイズ中に1度しか行えない。
○パリング・センプウキ
手首を高速回転させクロックブレードを回転シールドめいて扱うワザ。
攻撃を弾きつつ切り刻む攻防一体のワザであり、ヤワなスリケンや銃弾なども弾き返す。また、回転するブレードに角度をつけることで文字通り扇風機として強風を生み出し、毒ガスやエンマクを吹き飛ばすなどの応用も可能。
非常に使い勝手が良く頻繁に用いられるキカイカットーの基本ワザ。
○AS(アサルトシフト)/サミダレ
攻撃重視の構え。広い関節可動域とサイバネ膂力、ギミックによる急加減速をフルに活用、絶対的急所である頭・眼などを狙って回避困難な連続攻撃を行う。既存のあらゆる武術・戦術に該当せぬキカイカットーの異常な動作を見切るために最も重要な視覚を潰しにかかる無慈悲かつ狡猾なワザ。
○FS(ファストシフト)/ライジン
脚部サイバネと武器の内蔵化による高い機動力を活かした移動の技術。状況判断力に劣る相手ならば容易く翻弄し、迂闊な回避行動を見せたり攻撃で吹き飛ばされた敵に対しては即座に間合いを詰めての追撃を行うことが可能。
○ブルー・スパイラル
ヒサツ・ワザ。全身のサイバネから圧搾空気を放出し回転加速突進、ドリルめいて敵を貫く殺人技である。ラオモト=カンのマキ・アゲにインスパイアされており、ワザの発動前は彼の構えを模したモーションを取る。
5,ニンジャ関係性
◯アトロシアス
友人にして直近の目標とするカラテ強者。キカイカットーの成立には彼女のインストラクションが関わっており、大きな影響を受けている一人である。
冗談か本気かは不明だがハニーと呼ばれる仲であり、ブルースチール的には満更でもないものの浮気はいけない(※後述)と考えている。
◯トゥルーハート
ステゴマ所属者の中でも最も付き合いの長いニンジャ。当初こそ安定性を欠いていた彼のフォローをする姉的な立ち位置だったが『ニンジャスレイヤー抹殺司令』においてナラクを前に危険を顧みず仲間を救おうとした彼の姿と自分を対比し、現在はコンプレックスに近い感情を抱いている。
◯ホロウオウル
自身のサイバネ早口語りを唯一ちゃんとに聞いてくれる(※上手に聞き流し話を合わせてくれている)得難い存在と見ている。暇な時はIRCで連絡しスシやタコスを一緒に食べに行く程度には良好な関係である。
◯ロウトン
知人。あまり付き合いがない。高位ソウル憑依者でジツはおろかスリケン生成とも無縁な自分とは対極の存在と見ているのもあるが、とある一件でのアトロシアスとのやり取りから二人の関係性を勘違いしているのが大きい。
◯ミニッツリピーター
彼女の腕の怪我を見るなりサイバネを激推しするという地雷を踏みほぼ本気の殺し合いを経て友人となった(ブルースチールはそう考えている)。なんだかんだ機械絡みにやや疎い彼女から頼られることもある。
◯クインテット
彼の凶暴な面をまだあまり見ていないため、ソウカイヤには珍しく控えめで奥ゆかしい誠実な男性として見ている。ステゴマが女所帯なのもあるが異性としての好感度は随一に高い。サイバネの話も聞いてくれるので。
◯ラグバーナー
特に悪印象はないのだが共にした依頼があまりにアレだったため疎遠気味。ただ火炎放射器インプラントのオファーを近々行おうと企んではいる。
◯ソニックブーム
厳しいが頼れるメンターと慕う存在。しかし、仔細は伏せるがとある依頼での一件から最も警戒すべき存在ともなっている。彼に休憩を取らせるために積極的にクミテを申し込み叩きのめされるのは日常的光景である。
◯アーソン
ある依頼で彼の支援によって命拾いした経験から恩人と慕う存在。高等サイバネ用の資金稼ぎのために近く彼に師事しようかと考えているが、単にカネ目当てですり寄っていると思われたくないという葛藤がある。
◯ダイダロス
違法基盤・サイバネ即売会に参加した際に、その辺りを普通に歩いているのを見かけ驚愕しつつも一緒に回った。ホリダシモノのクロームハートを発見できたのは彼が気まぐれに教えてくれた情報の賜物である。
◯ニンジャスレイヤー
仲間のニンジャを殺し回る狂人、サイコ野郎という評価だったが、抹殺司令で彼が復讐に走った動機であろう家族の写真を見てからは「家族の仇であるニンジャの殺害」に関しては肯定している。しかしモータルの怒りを掲げて無関係なニンジャまで手に掛けるやり方は「八つ当たり」として完全否定。何れは彼と、その内に宿る恐るべき何かと決着をつけたいと考えている。
6,ユウジョウ判定
◆ユウジョウ判定表:ブルースチール◆
最重視するパラメータ:【カラテ】。ドライサイバネを1つでもインプラントしていれば難易度-1
※ソウカイヤとチーム・ステゴマ、及びオムラ等サイバネ製造企業以外に所属するニンジャは難易度+2
『◉知識:サイバネティクス』かサイバネ由来の狂気の所持者は難易度-2
親密度1:「うん?サイバネに興味があるの?いいよ、話そうか」
報酬:『◉知識:サイバネティクス』/『◉狂気:戦闘機械への狂信』
親密度2:「サイバネはね、人と共にあるんだよ。自分の能力とサイバネの相性が大事。
しっかり手入れして、チューニングして、向き合えば相応に応えてくれる」
報酬:『◉サイバネ殺し』/『◉狂気:強化肉体への過信』
親密度3:「戦闘機械みたくなりたいって人もいるけど、私はモッタイナイと思うんだ。
そうなると、折角造ってきたカッコイイも"当たり前"になってしまうから。
私はずっと『サイバネが大好き』な自分でいたいと思う。……君はどう?」
報酬:『◉ニューロンブースト/チルアウト』/『◉狂気:偏愛』
親密度4:「サイバネと同じくらい、私はユウジョウも大事だと思ってる。…本当だよ。
君とのユウジョウもすごく大切なんだ。だから、あまり無茶はしないでね。
私でよければ何かあったらいつでも協力するから、声を掛けて。約束だよ。
勿論サイバネのインプラントも相談してね。いい医師と職人を紹介する!」
報酬:『◉不屈の精神』/『◉狂気:禁断の崇拝』
爆発四散:「……私、の…サイバネは…爆散させない…!全肢ジセツ!サヨナラ!!」
報酬:『**メック・オブ・ブルースチール**』
【万札:UR】:『**メック・オブ・ブルースチール**』
ブルースチールのカラテが残留するサイバネ残骸。オマモリとして持つことができる。
その場合は『**受け継いだカラテ**』として使用。
また、これを所持した者が次にドライサイバネ手術を行う場合、これの組み込みを宣言可能。
組み込んだ場合「▶」の強化パーツ(スロット消費なし)として扱い以下の効果を得る。
【精神力】+1 【カラテ】+1
またシナリオ中1回限り、これを埋め込んだ部位への部位損傷を無効化する(ダメージは受ける)。